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個人事業主になって半年経過した記録

2022年1月20日付で会社を辞め、4月1日に開業届を出して早6ヶ月過ぎた。今までアルバイトしか経験したことなかったため、自分のスキルを売ることの難しさ・相手の期待に応え続けるの大変さなどを学んだ半年だった。

自分なら会社を辞めても生きていけるという謎の理論(イキリ)から会社を辞め、どのように生きてきたのかをまとめます。「会社辞めて自由になりたい」「好きを仕事に」と考えている人の参考になれば。

会社は安易に辞めるべきではない

個人的には、自由が欲しいから会社を辞めたいのであれば留まることをオススメします。
そして、会社で働きながら副業として、自分のスキルを磨く→本業の収入を超えたら会社を辞めるが正攻法だと思います。
フリーランスをすすめるTwitterやInstaアカウントはよく「月収20万は簡単」とか「週3だけ働く」とか聞こえの良い言葉が並んでいますが、本気で営業がうまくない限りバイトして補填し続けることになる可能性が高いです。

それに体調が悪くなったら有給を使って安心して休めるのも、会社に所属するありがたい制度だと辞めてから気付きました。仕事を自分で取らなくても用意されている(言い方が良くない)のも、社会人として経験を正しく積めるのも会社にいる方が楽に早くできると思います。

最後は自分の覚悟ですが、辞めるのはリスクが大きいです。もう少し会社に居ながら頑張ってみようと思えるならば居続けるべきです。

でも、自分は辞めてよかったと思っている

ここまで会社のメリットを書きましたが、私は半年の間に会社辞めなきゃよかったなと思ったことはありません。マジで。
現在の収入は2/3になりましたが、幸福感は高いです。むしろ、今まだ会社辞めていなかったらと思うと恐ろしいと感じることもあります。
大きく2つ理由があります。

1. 新卒で入った会社の業務内容が興味なかった

コロナが流行し始めた年に就活だったので、安定している物流業界にいくことに決めました。ただ、物流についてあまり興味がなく仕事内容もそこまで知らないまま入社した為、社内でのキャリアパスも夢も昇進も全く興味がなかったです。

入社したのだから頑張ろうと思って仕事も覚え、自分なりに活躍できるような場所を探してみましたが、社内では無理だと感じました。
そして、「仕事は自分がやりたいことを突き詰めるもの」という当たり前なことに気付きました。

私は社会人は2つのタイプに分けられると思っています。
1 お給料が大幅に下がっても、自分のやりたいことを優先する
2 自分のやりたいことよりも、お給料を優先する

この二つは人生のステージやその人が持つ考えによって変わると思います。そして、両方正解ですしこの世の中には両方必要です。
ちなみに今の自分は1のタイプです。やりたい事をやっている自分は幸せだし、活き活きしているなと感じるからです。

2. 自分のやりたい事が見つかった

この会社を辞めよう!と判断してから、自分で自己分析をやり直し会社を辞めて「エンジニア」にキャリアチェンジしようという結論に至りました。

ただ実際会社を辞めて、たくさんの素敵な縁に恵まれエンジニアになるという夢だけでなく、起業するという夢も出てきました。
このやりたい事を見つけられたのは、たくさんの人と会い、自分の中の選択肢を増やすことができたからだと分析しています。
会社に居てもたくさんの価値観と出会い学びが多いですが、同じ組織という視点では価値観は偏ってしまいます。

ただ、個人事業主としてたくさんの仕事をさせてもらうことで会社ごとに色が違うこと・正解はないこと・自分のやりたい事を突き進める大切さを知れたのは大きかったなと感じています。これは会社を辞めたから出会えたことだと考えています。

今後に向けて

この半年で「自分のスキル」を常に売り歩いて生きていく大変さを学びました。そして、今の自分にはこれができます!という代名詞的なスキルがないことにも気が付きました。
いい意味でなんでも屋で頑張っていますが、キャリアを伸ばすということには向いていない働き方だと気づきました。
とりあえず、戦略的に自分のスキルを伸ばす方法を考え続けなきゃだと思っています。
もう少し、個人事業主として頑張ってみます。

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