見出し画像

「他人を批判し続ける」と最後は”自分のこと”を批判する土俵に上げてしまう

あなたは他人である誰かを
批判していませんか。

批判ひはんとは、
良い所・悪い所をはっきり見分けて
評価・判定することを言います。

つまりは、白黒つけて
物事を判断している状況です。

では、他人を批判するとは、
ズバリ「それって間違ってますよね」
自分の持つ判断基準と照らし合わせて
相手に突き付けることです。

「いやいや、わたしの判断基準は
 世間一般の方の持つ
 常識的なルールから判断しています」

「わたしの判断基準は、
 会社の規定にのっとって
 決めています」

といった言葉が浮かぶ人もいるでしょう。

一見すると、ごく自然な回答です。

でも、その判断基準とは本当に
他人を批判するほどの常識なのでしょうか。

他人を批判する
 =すでにあなたの勝手な常識

だとわたしは考えます。

そもそも
一般常識内の知識や判断ができるなら、
最初から他人を批判しませんからね💦

だからこそ
必要以上に他人を批判することは、
あまりオススメしません。

なぜなら
批判行動を公表したりすることは、
あなた自身が
「わたしは一般常識のない人間です」と
周囲に言いふらすようなものです。



✔他人を
 批判したくなる理由

賢明な判断力のある読者様は、
「他人を批判したらダメ」と
ご理解いただけたと思います。

せっかくですので、
なぜ人は他人を批判したくなるのか。

論理的な理由をご説明します。


他人を批判すると
得られるモノとはなにか?

ここが重要なポイントです。

人は最初から
損をするような行動は取りません。

なんらかのメリットを感じるから、
他人を批判します。

挙げられる理由は3つです。

①自分の地位を確保できる
②同族意識を高められる
③自己肯定感の満足

そして、3つに共通するのは
「優越感」です。

つまり、他人を批判すると
「あ~、おれって偉いよな~
 相手の間違いを指摘できる人間だ」
と錯覚します。

もちろん、
指導と批判は違いますよ💦

指導は相手のためを思って。
批判は自分のためを思って。

上記の大きな違いがあります。


また、一部の他人を批判して、
周囲の人を巻き込む同族意識の向上も
厄介な心理です。

「あいつは、いつも批判される
 どうしょうもない人間だ」
と周囲に言って、同情を買います。

そして、周囲は
「そうだよね。大変だね」
となかば強制的に共感されて、
不必要な同族意識を持たされます。

学校のイジメなどは、まさに
他人を批判することから始まります。



✔他人を批判すれば
 自分に返ってくる

他人を批判すると、
大きな優越感を手に入れられます。

まぁ、気持ちの良いものです。

だって、あなたの膝元に
”ろくでもない他人”を
座らせているのですから。

※ろくでもない他人
 =あなたにとってろくでもない他人

ただ、どんなに「良い」と感じても
最後に落とし穴が待っています。

それは、他人を批判し続けていると、
最後にはあなた自身で
自分を批判する
ことになるのです。

「なんで、他人を批判していたのに、
 いつのまにか自分を批判しているの?」

と思ったでしょう。

批判とは、冒頭でも説明した通り、
白黒はっきりつけて判断することです。

そして、他人を批判し続けることは、
あなたの判断基準に
どんどん白黒ハッキリつけた価値観が
生まれ続けることになります。

「物事はハッキリと決めていたほうが
 判断に困らないのでは」
と思うかもしれません。

いえいえ、ハッキリ決めるとなると
あなた自身は、中途半端な判断に
身をゆだねることができなくなる
のです。


物事は往々おうおうにして、
つねに白黒つけた判断ができるか
といえば、そうではありません。

どちらともとれない
曖昧あいまいな判断を取るケースも多々あります。

そうした中途半端な判断を取るとき
他人を批判し続ける人は、
「いや、これは間違っている」と
無理強いな思考で自分を律しようとします。

そもそも
どちらとも取れない内容ですから、
どちらでも取れるように
考えればいいだけのこと。

それを、わざわざ「こっちが正解なはず」と
必要以上に考えるのはムダそのものです。


これこそが、
他人を批判し続ける人の末路だと考えます。

なんでもかんでも
「自分が正しい」と判断していると、
最後には自分自身の判断そのものにも
批判するようになり、
つねに批判の真ん中を歩いて
疲弊した人生を送るでしょう。


* * * * *



相手のためを思って
助言することは大切です。

ただし、行き過ぎた助言は
相手の批判に変わります。

ここでの行き過ぎた助言とは、
自分の考えに無理やり同調させたり、
自分のやり方を強要したりすることです。

誰しも最初から間違った行動を取ろう
と思って、動いたりしません。

なんらかの意図を持って動きます。

そうした意図を汲み取らずに
必要以上に相手へ求めると、
いともカンタンに批判に早変わりします。


他人は他人の考えがあっていいのです。

もちろん、あなたはあなたの考えを
持っていて良いです。

大事なのは、”おたがいさまの精神”で
winwinな関係性を築くこと。

あなたに他人を批判する時間なんて、
正直にいえば1秒でも必要ありません。

他人のために
必要以上に想いを巡らせるよりも、
自分のためにできることを考えるほうが
はるかに生産的なのですから。

脱、他人の批判です✨


では、また。
失礼します。

サポートしていただければ、あなたの習慣活動を全力で応援します!!