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【動画感想文】毒親とかトラウマとか抑圧とか葛藤とか

こんばんは、みつまめです。

仕事が繁忙期です。
noteに書くのも飽き飽きしてきたくらいの繁忙期です。
そろそろ「繁忙期」がゲシュタルト崩壊しそう。

仕事から帰宅した夜には全力疾走した後のような疲労を感じ、少し休まないと夕飯作りや子どものお風呂・寝かしつけにはたどり着けない状態です。
その割に頭が妙な熱の持ち方をしています。
明らかに頭が戦闘状態のまま、クールダウン出来ていないのが分かる。
そのため寝付きが悪いです。

そんな最中、早く寝て強制シャットダウンしたいのに、「しんどい」感じの動画シリーズにハマってしまい、延々見ていました。

引っ張られてアカンやつだと分かっている。
にもかかわらず、取りつかれたように再生ボタンを押してしまう。
そしてしっかり入り込んで見てしまい、当然抑うつ度が増幅され、ますます眠れなくなる。

しんどくなるって分かっているのに、自分からわざわざ突っ込んで行くって、これも一種の自傷なの…?
はたまた何かしらの気付きがあるって、私の無意識が私に囁いていたのか…?

もしかしたら後々何かのヒントになるかもしれないので、自分のためにメモを残しときます。

タイトルに入れたように、
「毒親」「毒母」「トラウマ」「抑圧」「葛藤」「依存」「母性原理」「連鎖」「ループする物語」
このあたりのキーワードに関心がある方にはお薦めではあるのですが…。
本気でしんどくなるから、少しでも調子が悪い方は避けた方が無難です。

紹介する動画
※youtubeのシリーズ1回目、もしくは再生リストにリンクを張っています。

ゲームさんぽ/ライブドアニュース
精神科医と漫画『血の轍』を読んでみた/漫画さんぽ

名越康文TV シークレットトーク youtube分室
精神科医が分析する「リトルナイトメア2」
「リトルナイトメア」


感想文1 『血の轍』解説

精神科医と漫画『血の轍』を読んでみた/漫画さんぽ

コンテンツの紹介

以前感想文を書いた「ゲームさんぽ」の派生企画で、漫画の解説シリーズが始まりました。
解説はゲームさんぽでお馴染みの精神科医、名越康文先生。
なお、名越先生のご専門は思春期精神医学です。

今回さんぽ作品(?)に選ばれたのは、『血の轍』という漫画。
テーマは「毒親(毒母)」です。
母親に支配された14歳の少年が、母に操られ、侵食され、壊されてゆく話。

…漫画の説明読むだけでもしんどいですね。

感想文

『血の轍』は今回の解説で初めて知りましたが、とにかく怖すぎて、多分1人では読めない内容です。
人の表情の描き分けや、隠喩の散りばめられ方が凄すぎて、ゾッとする怖さがあります。

怖くて仕方ないし、引っ張られて気持ちが落ちるのは分かっているのに、わざわざネタバレサイトを見に行って余計に怖くなりました。
巻が進むごとに主人公の少年はどんどん壊れて行き、どこまで行っても救いのない内容です。

解説だけでも物語の世界に取り込まれてしまい、戻ってこられなくなるような感覚を覚えました。
まだ連載は続いているそうですが、多分コミックを買って読むことはないと思います。正しくは読めない、かな。
とても惹かれる内容なのは事実なのですが、とにかく怖すぎる。
1人で読んだら、本当に帰ってこられなくなりそう。

さて肝心の解説ですが、名越先生の見方の多彩さや的確さがとにかく凄い。
こんな1コマずつ解説してたら全何回になっちゃうの?!これタダで見ても良いの?!と思うくらい、やたら濃ゆい解説でした。

そしてなにより、「お母さんも小さい頃に虐待を受けていて、トラウマを抱えているんだろうね」「本当は(子どもだけではなく)親も救ってあげなきゃいけないケースが多い」と、母親も単純に悪者扱いせずに、寄り添うようなコメントが動画のあちこちに。
名越先生の優しい目線に救いを感じます。
(「優しい目線に救われます」とは言いきれない。漫画全体の闇が深すぎて、どうしても怖さを拭えない)

あと、話の内容以上に恐ろしいのが、動画5回目あたりの毒母側の感情の動きが、私にも何となく理解できてしまった事。
素直で可愛かった自分の息子が、見知らぬ「男性」へと成長(変化)していく。
小さくて可愛かったあの頃に戻したい。自分のもとから巣立っていくのが怖い。

これって人の親なら誰でも、多かれ少なかれ心の奥底に持っている感情だとは思います。
(よく言う「あの頃はこんなに可愛かったのに」というヤツ)

でも、この恐ろしい感情が表に出すぎると、子どもには毒になる。
子どもを支配し、縛り付けてしまう。
私の息子たち、特に長男は敏感な子だから、私もこの「毒母」のように、子を縛り付ける親の立場にもなり得るのではないか。

そして私と母の問題。
私の母は決して「毒母」ではないと思います。
でも私が敏感な子(今で言うHSC)だった為に、母からのメッセージを過剰に受け取ってしまい、未だに問題を抱えてしまっているのだと考えています。
それは私が息子たちに危惧しているのと、全く同じ構造なのです。

子どもは生まれた瞬間から、私とは別の人間。
そう強く意識して、子どもの意見や意思を尊重するよう、気を配って子育てしてきたのに。
同じ構造が連鎖してしまう可能性を感じて、暗澹たる気持ちになります。

もう一度、私の問題と対峙する時が来たら、この動画を再視聴するかも。
再視聴…躊躇うほど怖いのですが…。

ホラー漫画ではないはずなのに、何でこんなに怖いんだろうなぁ。


感想文2  「リトルナイトメア2」「リトルナイトメア」解説

精神科医が分析する「リトルナイトメア2」
「リトルナイトメア」

コンテンツの紹介

こちらは精神科医 名越康文先生のyoutubeチャンネル。
「ゲームさんぽ」がきっかけになったのか、先生ご自身のチャンネルでもゲーム解説動画シリーズがあります。

こちらのさんぽ作品(?)は、「リトルナイトメア」「リトルナイトメア2」というホラーゲームです。

感想文

「リトルナイトメア」「リトルナイトメア2」というゲームも今回の動画解説で初めて知りました。
グロテスクで、毒っ気の強いストーリーではあるものの、童話のような可愛らしさもあります。
ホラーというよりもダークファンタジーに近い?
こちらはグリム童話や、不思議の国のアリスっぽい雰囲気だったので、少しだけ距離をとって「おはなし」として観られました。

…が、こちらもあまり救いのない結末でした。
解説には出ていないtrue endや、スピンオフ?外伝?もあるらしいので、そちらがどんな内容なのかも気になります。
2→1の解説だったので、私も解説の順番通りに見ました。

ステージごとにテーマがありましたが、2の「学校」のステージが私には一番しんどかったです。
両親から抑圧され、それを内面化して抜け出せない女性が出てきます。
次にしんどかったのはラスボスのステージ。
まさかのラスボスに絶句。
「訳の分からない強大な悪意を持った倒すべき敵」ではなくて、「壊れそうな自分の世界を必死に守る小さな獣」といった感じなのが何だか痛々しくて、切なかったです。

1の方は主人公「シックス」の孤独な、破滅へと向かっていく旅が、さらに痛々しい感じ。
2の主人公「モノ」と行動していた時は、少しは「シックス」も穏やかな気持ちで居られたのかなぁ。そう信じたい。

解説全体を通じて、先生の分析ひとつひとつがものすごく腑に落ちるというか。
現実の世界にも、に似たような話があるんだなぁと。

あと、プレイしている方(編集者の方?マネージャーさん?)の知識も豊富で、先生とのやりとりに圧倒されます。
「ゲームさんぽ」は、一般人に理解出来るようにサポートするやりとり。
名越先生のチャンネルの方は、教授と助手の会話を聴いている感じです。
心理学的な知識や、昔の映画についての知識があったらより深く楽しめそうです。

動画視聴中、なにやらみぞおちが痛い…?

動画視聴中、謎の痛みを感じていました。
みぞおちの辺りが異様に硬く張っていて、痛むのです。
胃などの内臓の痛みでもない。腹筋などの筋肉の痛みでもない。
原因が思い当たらない、謎の痛み。
これってもしかして、精神的なものから来るもの…?

動画視聴していたのが、ちょうどカフェイン減量を始めていた時期です。
カフェイン減量の記事にコメントを頂いた「掘ったら何か出てくる」タイプの痛みかもしれません。

自分の確信に近いテーマは「怖い」けど、惹かれる

この2つのコンテンツを通じて持った感想はとにかく「怖い」でした。(特に『血の轍』)
何に対してそんなに強い恐怖を感じているのか、実は自分でもよく分かっていません。

ただ、よくよく思い起こせば調子が悪かった最近

・某漫画家の娘さんが告発ブログを公開した件を追いかける
・『血の轍』解説にハマる
・「リトルナイトメア」解説にハマる

と、わざわざ自分から突っ込んで行くような行動を取ってしまいました。
自分の問題の確信に近いテーマだから、わざわざハマりに行ってしまったのかな、という気がしています。

冒頭に書いたように、何かしらの気付きがあるって私の無意識が導いていたのかもしれません。
とはいえ、しんどくなるまで入り込むのはよくなかった。苦笑

もし動画にご興味がありましたら、万全に体調を整えてから挑んでみてください。
何かしら発見があるかも…?

いつも以上にとりとめのない感想でしたが、ここまでお読みいただいた方、ありがとうございました。

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ゲームさんぽ愛が爆発した記事
クラファンの書籍ももちろん購入しました。


休職中~復職直後辺りは名越先生の本や動画をひたすら見てました。
仏教にも造詣が深いアドラー派の先生です。
(残念ながら「体癖論」は私にはよく分からないけど)

私を被験者にした人体実験の様子


その他感想文色々はこちら


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