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「怒り」について考えてみた 復職35~39日目 | 復職日記 #09

こんにちは、みつまめです。
今週も5日間連続フルタイム出勤、完走しました。

悪夢の翌日からスタートした今週。
1日の中でも波があって、少し苦しかった週でした。
そして、休職直前や復職したての頃には感じなかった「怒り」の感情が登場しました。
しかも今週2回。


怒りの感情、私は取り扱いがすごく苦手です。
いつもは大体自分の内に溜め込んでしまう。
人の怒りの感情も苦手。怖くて、萎縮しまう。心がざらついて、動悸も激しくなる。

とはいえ怒りって、元気がない時はこんなに分かりやすく出ない気がするので多少は回復したと捉えて良いのかなぁ?

振り返りの最後に、「怒り」についても考えてみます。


・ふわふわ、不安感、怒り 35日目

朝から頭がぼんやりとして、身体も何だかふわふわしていました。
自分が身体から少しだけズレてる?浮いている?みたいな感覚です。
マインドフルネス的な言い方を借りるなら「今、ここ」にいない感じ。
感覚の話なので上手く共有ができないのですが、何なんでしょうねこれ。
物心ついた時から、たまにあります。最近は割と頻繁にあります。

そして、うっすら霧のように広がる不安感。
不安感とふわふわのミックスで、全然業務に集中できませんでした。

この日は復職後初の残業をしました。
他部署から振られた実作業をうちの部署が担当したのですが、仕事を振ったメンバーが全員退勤した後で、業務時間内に終わる作業量ではなかったことが判明。
フレックスタイム制で、退勤時間がバラバラであるが故にこんなことがたまに起きます。
今回の業務をメインで回していた他部署のリーダークラスは全員退勤済みで誰もいません。

私がした判断は「残業になっても、終わらせる」
(業務の性質上、緊急度が高い内容だと判断しました)
結果、唯一退勤前だった他部署メンバーと私が残業をし、何とか1時間以内に終わらせました。
疲労と怒りで退勤後は動けませんでした。

ここで感じた「怒り」の原因については、最後にまとめて考察します。

・鬱の入り口からのリフレッシュ 36日目

前日の怒りが心の半分くらいまで溜まっていて、どろどろに澱んでいる感じ。
起き抜けからやたらネガティブ。頭痛も酷い。
夫から見てもはっきりと顔に出ていたようで
「大丈夫…?今日は顔が死んでるよ」と心配されてしまいました。

とはいえこの日はブレストの日。
私がファシリテーターなので、休むわけにも行きません。
夫が休みなので、保育園休園中で自宅保育の次男を託せる貴重な日。
リフレッシュになると信じて、一か八か出社してみました。

前日の業務でブレストの準備時間が取れなかった事もあり、始まるまでは不安感で一杯でした。
しかし始まってみたら楽しくなって来ました。
メンバーのお陰で、非常に良いブレストが出来ました。
ファシリテーターやりつつ、積極的に発言しつつ、さらに議事録まで取ってイメージマップを起こすという無茶を、何とかやり通しました(笑)

私、ブレストが好きみたいです。

いつもだと多分一気に気分が上がってソワソワしはじめるのですが、今朝が酷すぎたお陰で、フラットな状態で止まりました。

少しだけ気力がわいてきたので、整体を予約。
仕事後に行ってきました。
出社と整体で、気持ちも身体も上手くリフレッシュできました。
夫が休みで本当に良かった。

・集中力0 37日目

前日の整体のお陰で、寝坊したけどスッキリ目覚めることが出来ました。
身体が凝りすぎて、睡眠にまで影響が出ていたみたいです。

この日は在宅でひたすら作業の日でしたが、午後には集中力が切れ切れでした。
さらに次男、眠くなってきたのかお膝に乗ってきて、次男を抱えたまま作業。

気持ちはフラットなまま業務を終えられたものの、疲労感が凄かったです。


・ソワソワしてしまう 38日目

この日は復職してちょうど2ヶ月の日でした。
相変わらず危なっかしいですが、ダメかも…と思うぎりぎりのタイミングで何だかんだ救われている気がする。
決して良くなっているわけではないので、もう少し過ごしやすい状態に持っていきたいです。

そしてこの日から、保育園が再開。
子連れ在宅勤務2週間、本当に辛かった。
子どもは可愛いけど、それとこれとは話が別です。

休憩を私のタイミングで取れない、合間の家事が一切できない、構う時間が足りないとエンドレスで話しかけてくる、絶叫でMTGに参加するなどなど。
保育園って本当にありがたい。

生理痛と頭痛で体調は最悪でしたが、気持ちはフラット~やや上がり気味でした。
MTGの進め方を大きく変えてみたらチームの雰囲気が良くなってきて、活発な議論が出来る環境に少しずつ近づいてきました。
ずっと私が作りたかったチームの在り方です。
本当に嬉しい。

良い雰囲気に気持ちが上がってきて、私もどんどんアイデアが出てきます。
ただしこの環境、いとも簡単に躁転してしまいそうで怖いとも感じます。

上がれば下がるのが、躁鬱人というもの。
上がり方が激しければ激しい程落ち方も底なし。

企画系の職種と躁鬱人。
相性が良いような気もしますが、こうなると本当に良いのかなぁ…という気もしています。

躁転しかけた時いかに冷静になれるがやはり肝な気がします。

・怒りにのまれる 39日目

この日は朝から眠すぎて、午前中から既に集中力が切れ切れでした。
低気圧の影響なのか、それとも生理中だからかなのか。
攻撃的な言葉のチャットを目撃してしまい、自分に向けた内容ではないのに動悸もしてしまって大分困りました。
次男も保育園に行き集中できる環境だった筈なのに、何の仕事してたかあまり思い出せません。

この日は、低クオリティな成果物を出してきた社員に怒りがこみ上げてしまいました。
私が構成、ラフ作り、ライティングをして、本社や外部関係先のOKが出た内容。
そこから彼女とは丁寧に打ち合わせをして、伝えるべき事は伝えていました。

でも上がってきたのは、私が作ったラフに毛が生えた程度のクオリティ。
あまりのレベルの低さが恥ずかしすぎて、最終確認にも出せない。
1-2時間でパワポで作ったラフと変わらないって、デザイナーとしてのプライドはないのか。
こんなものを平気で上げてくるような人に頼んだ、私の人選ミスだったのか。

私の中の怒りを上手く処理できなかったので、彼女を責めてしまわないよう「チームで協議しましょう」と一旦預かることにしました。

心が荒れて、別件で電話かけてきた別部署マネージャーや同僚マネージャーに愚痴りまくってしまいました。
「みつまめさん、優しすぎるよ」
「あの子鈍いから言い方が優しすぎて絶対気づいてない。ハッキリ注意した方がいいよ。多分拗ねるけど。」等々、愚痴に貴重なアドバイスを頂いてしまい、大変建設的なやりとりになりました。
愚痴に巻き込んで申し訳なかった…。
でも、自分の中に溜め込まなかっただけ今までよりはマシかもしれない。

後味の悪い終わりかたをした金曜日でした。


・私の怒りのトリガーは「無関心」

今回私が怒りを感じたポイントを考えてみました。私の怒りのトリガーは「無関心」なのではないかと、朧気ながらに見えてきました。

◆35日目の怒り
1.他部署の案件なのに、該当部署メンバーが誰一人業務に関心がない(進捗確認もせず、何も判断せず、丸投げして帰る)

2.残業をしてまでも遂行すべき重大な内容である事を、他部署メンバーが認識していない

3.私の所属する部署メンバー全員が業務にあたって早く終わらせる努力をしていたのに、該当部署メンバーは業務を気に掛ける素振りすら見せない

他部署は業務量が多く、忙しいのは理解しています。
同僚マネージャーのいる部署ですし、部署間で積極的にフォローする(できる)関係です。
それに人間誰だってミスはするし、ミスが起きることは仕方がないとも考えています。

この日感じた怒りの感情は、他部署メンバーの無責任さに対して。
そしてその無責任さは、業務に対しての無関心から来ているのではないかと考えています。

◆39日目の怒り
1.「ラフ」に毛が生えた程度の仕上がり=業務を理解しようとした形跡すら見えない無関心さ

2.業務を軽くみて、明らかに手を抜いた様子が見える
(提案や相談もなく、締切当日に成果物として1案しか提出がない)

3.「メンバーで協議しましょう」と伝えた後、彼女からのアクションが一切ない

ちなみにこの人、新人ならまだしも既にデザイナー5年目。
私の部署メンバーでは唯一の社員でもあり、何なら私よりも社歴が長い古株です。

彼女が今週、別案件を手伝っていたことも把握していました。
その為、私がお願いした業務に使える時間は、恐らく2~3時間程度だったはず。
納期を伸ばす相談が来れば、当然伸ばすつもりでした。
それなのに、間に合わせればいいでしょと言わんばかりのいきなりの完了報告チャット。

そもそも最初の打ち合わせ時点で
・今回の業務の社内での位置付けや重要度、目的
・急ぐ内容ではないこと
・引用部のテキストさえ変えなければ、私が作ったラフから変更して良いこと
・完成イメージ(細かい部分のリクエスト)を伝え、それが叶えられないようであれば、自身の判断で変更して良いこと

すべて丁寧に説明していました。

質問も相談もなく、ラフに毛が生えた程度のクオリティで許されるだろうと判断をした、彼女の仕事に対してのプライドのなさが許せませんでした。

このプライドのなさも、業務に対する「無関心」がベースにあると捉えています。

彼女については少し注意をすると拗ねるという厄介な人なので、来週上司に「チーム運営の相談」という形でチクリを入れておきます。
ここで私が怒りのままに注意をすると、せっかくチームの雰囲気が良くなってきたのに水を差す形になります。
とはいえ、この程度のクオリティを良しとするわけには行きません。
こんなものに私がOKを出したら、そもそも私のいる部署が存在する意味すら無くなります。

・「怒り」を感じている私をどう扱うべきか

「怒り」については、名越康文先生の著者に詳しく書かれていたので、久々に読み返しました。

怒りを消すのはほかの誰でもない、自分の仕事なのです。当たり前のことのようですが、これは非常に大事なポイントです。
引用:『自分を支える心の技法』名越康文著 P118
「自分の怒りは他人のせい」と考えているかぎり、怒りがもたらす負のスパイラルからはけっして抜け出せない、ということが理解できると思います。
引用:『自分を支える心の技法』名越康文著 P124

名越先生の書かれているよう、「怒り」を感じているのは私自身なので、この感情は私が何とかする必要があります。
名越先生は怒りの消しかたとして、瞑想をお薦めされています。

復職直前に自分で書いた記事にも、こんな事が書いてありました。
(内容は自己否定に関することですが、自己否定も「怒り」の一種だと名越康文先生の著書で学びました)

ネガティブな感情が起こったら、見ないように蓋をするのではなく、まず認めましょう。

(中略)

鉤括弧をつけて、抵抗したりせず、じっと見つめてみましょう。
それでもネガティブな感情が消えないなら、「中の人」の声は一旦無視して深呼吸。
深呼吸でも消えないなら、ヨガが効果的です。
引用:『休職生活を卒業するあなたへ

2か月前の私曰く、怒りを押さえられない今の私には、どうやらヨガが効果的らしい。
3連休、子どもたちとべったり一緒なんですが、そんな時間作れるのかなぁ…。

とはいえ、noteを通じて「私は無関心さに怒りを感じている」ということを発見し、認めることは出来ました。

昔の私よりは、少しだけ前進できたかもしれません。



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記事で引用した『自分を支える心の技法』読書感想文

復職日記はこちら


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