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休職前後で変わったマインド

こんにちは、みつまめです。

適応障害で4月半ば~7月半ばまで休職。
初日からフルタイムで復職して現在約1ヶ月半。
たまに危うい感じもありつつ、1度もお休みや早退せずに、完走記録更新中です。

復職20日目頃から担当していた小さな企画が、今週完結しました。

今回の企画、私1人で進めるのであれば、立案から作業スタートまで半日で出来る内容です。
私はプレイヤー上がりなので、作業も全工程1人できます。
もし作業を含め全部1人で進めたとしても、5営業日くらいで完結できる内容。

ですが、今回は上司に許可をもらった上で、立案した企画の詳細を詰める段階からメンバーに任せる事にしました。

今回の私にとってのテーマは、昇進した頃からの課題「プレイヤーとしての私を手放す」でした。


・休職前の私の姿

異業種、異職種から転職した私。入社時はプレイヤーでした。
未経験入社ですし、正直プレイヤーとしてのスキルやセンスはあまりないです。
ただ、前職での営業経験や現場リーダー経験がそこそこ活きて、進行管理+プレイヤー → 企画+ディレクター+プレイヤーと入社1年以内に業務が変わって行きました。

プレイヤーとしてそこそこの実績が作れたこと、業務自体も楽しかった事から、昇進してからもプレイヤーとしての自分に執着してしまっていました。

上司には何度も「手を動かす割合を極力減らすように」「頭を動かすのがマネージャーの仕事」と言われてました。
理解は出来ていたのですが、いつまでもプレイヤー業務に執着してつい手を動かす…といった事が常態化していました。

マネージャーなのにプレイヤーに過剰に共感し、指示を上手く出せない。
上手く指示を出せないから、成果物に何とも言えないズレが発生し、そのズレを埋めるために私が手を動かす…
といった側面もありました。

・休職中の状況

私の休職中、私の担当していた企画は9割がSTOPになってしまいました。
その原因は、企画立案~作業に必要な準備まで、私が1人で進めていたから。

誰も企画の中身を正確に理解できていなかったし、引き継げる人がいなかった。
自惚れではなく事実として、私が居ないと進められない内容がほとんどだったんです。

私が世に生み出そうとしたものたちが止まってしまっていたのは、ちょっとだけ哀しかったです。


・メンバーに任せてみる

冒頭にも書いたように、今回の私にとってのテーマは「プレイヤーとしての私を手放す」

今までだったらスピード感を持って企画を走らせるために、何も考えず1人で進めていました。
でも、それはまた休職前と同じ状態に戻るということ。
私はそんなやり方をしていたから潰れたと言うのに。

前みたいな失敗をしたくなかった私は、今までやったことのない業務の進め方をしました。
それは、立案後の詳細を詰める段階から、メンバーに任せる方法。
業務フェーズを細かく区切り、大体のスケジュールを引くところまでは私が行いました。
企画の詳細を詰める所から先はメンバーに任せ、私は全体の指揮と進行管理に徹しました。

そして、フェーズ毎に報告を貰い、その度にフィードバックとその先の業務のすり合わせに、毎日30分~1時間MTG。

正直、こんなに手間をかける規模の企画ではありません。
それをかなり丁寧に分解し、立案から作業開始まで4営業日、作業を4.5営業日で進めました。

普通なら5営業日のところ、9.5営業日。
2倍近い時間をかけています。
(納期には間に合うように組みましたが、もし押したら急がせるのではなく、後ろ倒しにするつもりでいました)

時間はかかったけど、上司は私がやりたいようにやらせてくれました。
本当にありがたいことです。


・メンバーに任せた結果

企画内容自体は、たぶん私1人で進めるのとそんなに変わりはなかったです。

でも、成果物のクオリティがものすごく上がりました。
私1人で作るよりもコンセプトにピタりとハマる、素晴らしいものが仕上がりました。
さらに、私が指示をした内容に対して、かなり積極的な提案が上がる場面も。

今回チームを組んだのは、今までも部下として仕事をした事があるメンバーです。
スキルがあるのはよく知っていました。
でも、企画に対してこんなにも積極的な姿勢を見せてくれるのは初めてでした。

企画を詰める段階から参加してくれたことにより、メンバーが企画を「自分事」として捉えてくれた。
だからこその結果だったのではないかと感じています。
本当の意味で部下に任せる事が、今まで出来ていなかったのだと改めて感じています。



・次に繋げるために

以前、こんなことを書きました。

上司が私に期待しているのは、「裁量権を持つことで、私のやりたい事の精度を上げて実現して欲しい」というもの。

引用:「責任ってなんだろう。-マネージャーとして復職して考えたこと-

精度を上げるためには、人の力を借りないとできません。
いつまでも私1人で進めていては、結局私が思った物しか上がってこないからです。

今回はメンバーに早い段階からお願いした事によって、私が思った以上の物が仕上がりました。
私にとっては初めての経験でした。

そして、「お手伝い」ではなく、「協力者」がいることが、こんなにも心強いなんて。

上司の言う「手を動かすな」の意味。
今回は結果として返ってきた内容で、実感しています。
私なりのマネージャー像に向かって進むための手応えを、ほんの少し掴めたような気がしています。



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昇進が原因で休職したのに、マネージャーとして復職した理由はこちら

復職日記はこちら


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