年末年始の過ごし方に関するアンケート-過ごし方・<おせち・お雑煮・年越しそば>食べる?・年末年始の消費行動
2023年は、新型コロナ対策のマスク着用緩和や、値上が続くなど変化が大きい1年となりました。そんな1年を過ごした全国のPOB会員(平均年齢49.9歳)に、「年末年始の過ごし方に関するアンケート」を2023年12月1日~12月2日に実施しました。様々な質問に回答をよせていただきましたのでご紹介いたします。
年末年始の休日は?
まずはPOB会員に、今年の年末年始の休日についてたずねました。
年末年始の休日調査を行ったところ、最も回答が高かったのは「1/1(月)(89.1%)」でした。大晦日から三が日までは8割以上の人が休日と回答しています。
合わせて休日日数を聞くと、「6日間(14.1%)」「5日(11.0%)」「7日間(9.0%)」と、6日前後に3割ほど回答が集まりました。また、27日以降から休日と回答した人が20%を超え、2024年の三が日明けの2営業日が休日となる人も一定数いることから「10日以上(34.1%)」と回答した人も3割程度となりました。
年末年始の過ごし方は?
最も回答が多い過ごし方は「何もせずゆっくり過ごす(44.8%)」、次に「初詣・お参り(43.1%)」「食事を楽しむ(35.0%)」が続き、年末行事の「大掃除(25.3%)」をする人は4人に1人となりました。「帰省(19.7%)」を予定する人もいる中、「国内旅行(近場へ宿泊)に行く(5.6%)」や「海外旅行に行く(0.8%)」といった予定を立てる人は少数でした。
年末年始の挨拶は?
年末年始の挨拶は75.9%が「挨拶をする」と回答しました。その内、何で挨拶をするかたずねると「LINE(51.3%)」が最も多く、2番目に「年賀状(45.7%)」が利用されているようです。年代別にみると、40代以下は「LINE」での挨拶をする比率が最も高い一方、50代以上は「年賀状」が高くなる傾向でした。各年代では3番目に「メール」が続きますが、20代以下は「メール」を上回り「SNS投稿」が選ばれていることが特徴的です。
お年玉はあげる?
次に、お年玉事情について調査いたしました。
「お年玉をあげる(53.4%)」と回答した人は半数程度となりました。お歳玉の総額は「10,000~20,000円未満(24.8%)」が最も比率が多く、次に「5,000~10,000円未満(21.6%)」が続きます。年代別にみると、20代以下では「あげる人がいない」という意見が多く渡す人は2割程度で、年代が上がるほどお年玉をあげる比率が高く、総額も上昇していました。
続いて、お正月に欠かせない「おせち」「お雑煮」「年越しそば」についてもたずねていきます。
毎年<おせち>食べる?
おせちを「毎年食べる/だいたい食べている(食べない年もある)」と回答したのは60.5%で、6割は習慣的におせちを食べていると言えるでしょう。
次におせちはどのように用意するか聞くと、購入したものと組み合わせている人も合わせ「自宅でつくる(43.4%)」が4割以上となり「購入する(28.9%)」を上回りました。
購入先については7割がスーパーと回答され、次に「オンラインショップ(13.8%)」、「百貨店(11.3%)」が利用されていることがわかりました。
毎年<お雑煮>食べる?
お雑煮を「毎年食べる/だいたい食べている(食べない年もある)」と回答したのは72.4%で、おせちを上回る7割程度の人が、習慣的におせちを食べています。
お雑煮の汁は7割以上が「すまし(醤油)」と回答し、近畿エリアのみ「味噌」の比率が高くなる特徴がありました。また、お雑煮のお餅は、東海から東では8割程度が「四角」と回答される一方で、近畿以西は8割近くが「丸」と回答、地域で特色が見られる結果がとなりました。
毎年<年越しそば>食べる?×<カップ麵レシート分析>
年越しそばを「毎年食べる/だいたい食べている(食べない年もある)」と回答したのは78.3%でした。
会員コメントを見ると、カップ麺を利用するとの声も散見されることから、会員が投稿したレシートから「カップ麺」カテゴリを分析しました。
上図は、レシートデータから年末の3日間(2022年12月29日~12月31日)で購入された商品の構成比をあらわしたものです。前月2022年11月では、10位以内ではカップヌードル等の定番商品が上位に並び、そばは1商品のみでした。比較すると、この3日間では10位中にそばが4商品ランクイン、そばやうどん商品の構成比が伸長していたことがわかりました。
年末年始:お買い物の価値観は?
アンケートに回答したPOB会員の普段の価値観についてたずねたところ、8割以上が日ごろから「節約意識が高い」と回答しました。
年末年始の買物については、「普段から節約意識が高い」人の中で「年末年始もなるべく節約したい(64.5%)」と回答したのは6割以上となりました。普段から節約意識は低いと回答した人の中では、「特に節約は意識せず良いものを買いたい(52.5%)」が上回るものの、半数は「年末年始は節約を意識したい(47.5%)」と回答しています。
回答者全体でみると、「年末年始は良いものを買いたい」は4割、残る6割は「なるべく節約したい(61.1%)」という結果でした。
今後も、レシートと消費者アンケートで様々なトレンドを分析していきます。
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