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オンネリとアンネリ 幸せな魔法を

あけましておめでとうございます!♪( ´▽`)!

新年の朝の清々しい風や朝日を浴びて、何が新しいことが始まる予感にワクワクする。新鮮な気分で元旦を迎えました。

新しい年に、ふさわしく、ふんわり幸せを感じられる映画をご紹介。

『オンネリとアンネリのおうち』2014年製作。北欧はフィンランド作品。マリヤッタ クレンニエミの児童文学原作。1966年のシリーズ第1作目の映画化。サーラ カンテル監督、脚本。サミ ケスラ=ヴァハラ脚本。仲の良い女の子友達2人がおうちを買うことから始まる不思議なお話。続編の2015年『オンネリとアンネリのふゆ』、2017年『オンネリとアンネリのひみつのさくせん』が製作されている。

ちょうどオンネリとアンネリと同じような年頃の頃、私にも仲のいい女の子の友達がいた。

やっぱり、2人で毎日顔を突き合わせ、お互いの家を行き来していた。ご飯もそっちのけに!彼女が人形を持ってくれば、私も人形を持ち、私がパフスリーブのブラウスを着れば、彼女もパフスリーブに着替え、彼女がアイスを食べたいと言えば、私もアイスが食べたかった。

2人で花をつみ、2人でいたずらをして、2人で簡易カウチで横になった。

そんな幸せな時間をいつか絵本にしたいと思っていたところに、この映画に出会った。

北欧らしくインテリアやファブリック、小物使いがとにかくオシャレで可愛い。女の子達が一時は憧れるメルヘンチックなサマードレスも、もしあの頃なら、着てみたいとそそられるものばかり…。

登場人物を羅列するだけでも、子供の頃に並べて遊んだお人形を思い出した。ワクワクする物語りが始まるのだ。

黒髪のオンネリの家族は子沢山。オンネリ1人が居なくなっても気付かない。金髪のアンネリは両親が離婚。父と母の間を行ったり来たりで、アンネリが居なくなっても気付かない。街のお巡りさんはのんきで優しい。いつも行くアイスクリーム屋さんは祖母思いの優しい人だけれど、パチスロにハマる祖母にお金をせびられ、渡してしまうためいつもお金に苦労している。新しいおうちのお隣さんは夫を亡くしてから気難しくなってしまった人。気さくな2人組のお隣さんの周りは魔法がいっぱい。そして2人におうちを譲ってくれた夫人にも秘密がいっぱい。

少女達の現実の厳しい生活環境を描きながらも、魔法とメルヘンが同居していて、ビジュアルの美しさと女の子たちの素直さが、現実と魔法やメルヘンの境目を埋めてしまう。

優しい大人達の失敗を、子供たちが優しく見守っていた。また、大人の事情を大人の事情として、子供の世界と分離して考えているシンプルな考えの子供たちに逞しさを感じた。頑張って生きている人には、神様がもれなくご褒美を与えて下さるようで、あたたかい気分になれた。

オンネリとアンネリの2人のクスクス笑う、笑い声と笑顔は最高に可愛い💕

幸せはきっとこんな笑顔から生み出されたり、引き寄せられたりするんだろうな💕

私も2人に負けない笑顔で、今年を素晴らしい年にしたいと思う。









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