渡辺ミッチェル

昼間は地方議員・渡辺みちたかをやってます。賢い住民に愚かな政治家が選ばれるのはなぜだろ…

渡辺ミッチェル

昼間は地方議員・渡辺みちたかをやってます。賢い住民に愚かな政治家が選ばれるのはなぜだろう。noteは夜、議員を店じまいした後に渡辺ミッチェルの文責でお届けします。 月曜日・木曜日更新(目標)

最近の記事

那須の道(①那須塩原駅~千本松牧場・那須野が原公園)

5月の那須  那須は避暑と紅葉で有名だが、新緑の季節も美しい。木々の鮮やかな緑が目に痛いくらいで、その若々しさは枝を伸ばして広げてゆこうとする力強さがある。  東北新幹線、那須塩原駅で下車をすると、東京と違う空気の冷たと清々しさがあって、ほんのり牧場(まきば)のにおいがする。  駅前で車を借りて、千本松牧場へ向かう。途中、水が張られたばかりの田んぼが目の前に広がり、水面が日の光を反射して鏡のようになっている。田んぼでゆっくり進む赤い田植え機のあとには黄緑の苗が列を揃えて

    • 泡沫候補による選挙妨害 雑感(衆議院東京15区補選)

       今回の東京15区の補選は無茶苦茶だった。たった一人、それも泡まつ候補(根本)陣営が他候補の選挙活動に度を越えた妨害を行い、文字通りの「選挙にならない」状態となった。公選法は候補者の政策や思いを広く一般に伝えるため様々な権利や制限が規定されているが、逆に妨害する側が公選法を盾にして、有権者に政策が伝わらない事態にしてしまった。  今回の選挙妨害は法の間隙をつくやり方で、一般人がやればただの犯罪で、捕まって終わりだが、立候補している者がおこなって逮捕を逃れていた。泡まつ候補と

      • 無遅刻無欠席という美徳

         Dという同級生がいる。彼は小学校から高校卒業までの12年間、無遅刻無欠席で皆勤賞を達成した頑強な体の持ち主だ。高校卒業の時にその話を聞いて、すげーなと言ったら、「毎朝、早く家を出ろって怒鳴ってくれた母親と二人でとったようなもんだ」と高校生らしくないコメントをしていた。人間もできていて素晴らしい。  学校や職場を休まないことは、ある時期まで評価の対象だった。職場では「風邪くらいで休むな」、「仕事に穴をあけるな」、「自己管理ができてない」と休むことを否定する言葉があった。体調

        • アルコールとの闘い

           昨年の2月ごろ、2期目の選挙が近くなって当選の願掛けのため禁酒を始めた。普通にやっても続かないと思ったので、Twitterで宣言した。 アルコールの離脱症状  このころアルコール依存の入り口(プレアルコホリック)にいたようで、禁酒開始から2,3日経つと後頭部がズキズキ痛んだ。なんだろうと思って調べたらアルコールの離脱症状だった。つまり、常に血中にアルコールが入っていて、これが抜けると頭の血管がギュッとしまって頭痛がするのだ。夜になると無性にお酒が飲みたくなるし、就寝後、

        那須の道(①那須塩原駅~千本松牧場・那須野が原公園)

          人は見た目も重要だ

          半恒久的ダイエッター  ずーっと昔、はあちゅうが自らを「半恒久的ダイエッター」と自虐(?)して以来、その表現が気に入って勝手に使っている。  現代社会は一日三食を心置きなく食べると必ず太るというバグがある。もちろん食べても太らないよ、っていう人もいるんだろうけど、そういう人は普段から体を動かしているか、あるいは代謝がすごくよくて、昔のアメ車のようにガソリンをめちゃくちゃ食う体のつくりなんだと信じている。少なくとも私の周りで体系を維持している人は、運動をしていたり、食に気を

          人は見た目も重要だ

          生贄の羊は肥えていたほうが神々は喜ぶ

           派閥の裏金事件の処分がいちおう、完了した。SNSでは「軽すぎる」、「甘い」と言われている。だけど、本気で総理を目指してきた野心ある男たちにとっては、痛い痛い処分になった。これで総理レース、安倍派の大物はみんな「一回休み」。次の選挙は相当厳しいだろうから、結果次第で一回休みどころか致命傷になるかもしれない。 リクルート事件後の政局  むかしリクルート事件なるものがあった。リクルートの上場直前の子会社の株が政界にばらまかれて、受け取った議員の名前が次々に明らかになった。その

          生贄の羊は肥えていたほうが神々は喜ぶ

          選挙の神様が選挙で負けた日

           矢板の市長選挙で現職の齋藤淳一郎が落選したニュースで衝撃を受けている。接戦という噂は聞いていたので、結果が意外で驚いているのではない。私の中で齋藤淳一郎は選挙好きの選挙オタクで、そして選挙の神様だったからだ。その選挙の神様が選挙で負けたことがショックなのだ。 選挙の神様・齋藤淳一郎  齋藤淳一郎は2011年の統一地方選で彗星のごとく現れた。当時、波に乗る勢いがあった第三極の政党の候補として栃木県議選にエントリーしたのだ。彼が出馬した矢板市選挙区は議員定数1で、一人しか当

          選挙の神様が選挙で負けた日