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ITエンジニアが思うキャリアに対する考え方

(乱筆乱文失礼します)

私のこれまでの社会人生活には3回の転機があり、それぞれ今でも尊敬する人との出会いがあった。

1回目は新卒2年目で同じチームになった4つ上の先輩。コードの書き方、テスト手法の考え方、ドキュメント作成から対立するステークホルダーとのコミュニケーションまで、エンジニアとしての基本的なスキルを指導してもらった。1年目は少し手が動くことをいい事に天狗になっていたが、この人がいなければ今の自分はいなかったと思う。

2回目は30くらいになったときに所属していた部署の所属長。社内で異動があった直後の所属長と折り合いが悪く少しくすぶっていた私に1年ほどの期間のプロジェクトのPMを任せてもらえた。仕事ぶりをみていただき、評価をしてもらえ、その後も職歴として通用するPMを経験させてくれたことには感謝の念しかない。

仕事が出来る方だったので、早々に出世されて遠い人になってしまったが、転職することになったきっかけの一つとして、この方と離れメンターとなるべき人がいなくなってしまったというのが1つ要因としてあったかと思う。

3回目は転職したときのこと。おそらく現場での採用(高評価)をしてくれた現在所属する本部の本部長。私のPM経験を必要として頂けたこともあるが、会社の情報システムのあるべきデザインを理解(共感)し、それを実現するための力添えが出来ることを面談の中で見極め、評価していただけたかと思っている。転職して良かったかと問われると未だペンディング要素があるが、概ね満足はしている。

振り返ると転機があったのは約20年で3回、というのは一般的にみてもかなり緩やかな成長かと思う。それもそのはず、転機があった3回の中で能動的な行動は転職しようとしたこと位で後はすべて偶然の巡りあわせである。

チャンスは人との巡りあわせだが、動いた人により多く巡ってくるのだと思う。一方で成長を求め、常にチャンスを伺うことが正解かと問われると必ずしもそうとは思わない。

新卒から定年まで働こうとすると40年ほどの社会人生活がある。所謂「圧倒的成長」をしていてもどこかで壁にぶつかることが大半で、首尾よく若くして頂点に上り詰めたとしてもその先にあるのは穏やかな生活を望むか、後進を支援するか、同じ路を再び歩むか、なのである。

そうであれば常に「圧倒的成長」をしている必要はなく、自分が登りたい山(目標)が決まることがまず重要で、あとはその頂に向かって進んでいけばいいのである。キャリアのなるべく始めに目標達成し、後のキャリアは流して(最近流行のFIREがこれに近い気がする)いくもよし。途中のライフイベントのために一時的に登山を止めても、最終的に目標達成できればよいのである。

もちろん目標によっては若いうちに掴んでおくべきチャンス(キャリア)がなければ達成できないものもあるのも事実だが、現状置かれている状況から何が出来るのかを考え目標設定し、それに向かってチャンスを掴んでいくというのもありだと思うし、それが職務に対する満足度を得る上で重要なことではないかと思う。

【最後に】
いつも以上に取り留めない感じですが、キャリア迷子になりがちな人の特徴として目標がない(立てられない)ことがあると思うので、若い人は嫌でも(苦手でも)目標を立てることから考えてみるといいよ。ということと、既にキャリアを形成されている方には現在地点から考えて目標設定し、目標に向かってチャンスを得る為の努力をしていくことがよいのではないかということを申し上げて、締めさせていただきたいと思います。みそ


ありがとうナス!