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お金のブロックは絶対に外すな!!

詐欺とまでは言わないけど、スピリチュアルに大金を注ぎ込むのはもったいない。大泉洋とクルーズ船に乗った方がよっぽど有意義でしょ。

本屋にもYouTubeにも真理はあふれてる。少しのお金で勉強して、あとはじっと座ってよっと。

up済の詩/原点にも書いたけど、ボクは中2の頃から苦しくて苦しくて、悟れば楽になれるらしいと聞いて、でもなぜかオカルト本ばかり読んでて…

高校の時に、某新興宗教の施設に話を聞きにいったこともあるけど、壁に「〇〇伝授講習会10,000円」とか貼ってあって、「高ッ!!金かかるのか!!」と思ってやめた。既にボクのケチは完成していた。

20代の前半、故 山尾三省さん(屋久島の詩人)が好きで、彼が訳したラマナ・マハリシを読んで、初めての衝撃を受けた。

「私はいない」って、どゆこと⁉

以来30年分の探求話はハショるけど、そんなこんなで最近、なぜか、昔読んでわからなかった言葉の意味がわかるようになってきた。

例えば、看脚下(かんきゃっか/足元を見よ)って、どゆこと?ってずっと思ってたけど、実際に立って自分の足元を見てみたら、首から下の体の前面を含む向こう側だけが見えるじゃあーりませんか…

そゆこと!!
って、なぜかガテンがいった。向こう側だと思ってたけど、向こうもこっちもなくて、コレだけだったんだと。

無念無想で、ただ座る、その感じ、それだけでよかったのか!!
ってか、それしかなかったのか!!って。

①「青い」という言葉は青くないこと。言葉は何もつかんでないこと。人間社会の全てが言葉でつくられていて、幻であること。だけど空即是色であることの救い。
②論理的な矛盾をそのまま受け入れること。論理は言葉なので、何もつかめていないこと。色と空は同時にあること。時間の流れる世界と、そもそも時間の概念すらない世界が、同時にあるのだと認めること。

この二点がしみてきて、一気にわかりはじめた感じ。

日本に伝わった仏教が大乗仏教でよかった。般若心経に、色即是空空即是色とあるけど、上座部仏教には、空即是色の世界観がないのだと、何かの本で読んだ。でも、空即是色がないと、行ったきりで帰ってこれなくなる。般若心経は偽経と言われてるけど、本当のことが書いてあるなら、出どころなんてどうでもいい。

ボクはいまだに苦しみの中で、悟ってなんかいない。悟ったところで風邪はひくだろうし、痛いものは痛いでしょうよ。

ただ、前後遮断されていることはあからさまで、一瞬一瞬消えていくから、一瞬一瞬が大事。見えていること、聞こえていること、生きていることが不思議でならない…

最後に、ブルーハーツを置いときます。

♪ほんとの瞬間はいつも
死ぬほどこわいものだから
逃げ出したくなったことは
今まで何度でもあった
(「終わらない歌」より。作詞 : 真島昌利)

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