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「感覚」に基づくマーケティングの本

こんにちは。かきもとみさです。私はM&Aアドバイザーの仕事をしています。

最近このnoteや、Youtube、Twitterなどの発信活動を継続し始めた私。

もともとこの分野にはあまり関心が無かったのですが、「媒体」という大きなくくりは、この10年、20年でものすごい勢いで変化しているので、一体何が起きているんだろう?という漠然な好奇心から、手に取ってしまった本がこちら。

■SENSE インターネットの世界は「感覚」に働きかける

専門家の分析や考察が書かれており、正しいかどうかはわかりませんが興味深く読んでいます(まだ途中です!)。

ひとつ、印象に残っている話がこちら。

1984年のソニーのカセットテープのラジオCMの話です。

それは、目の見えない若者たちが学ぶ盲学校での話。

彼らは色を音で表現するんです。
「白い色はこんな音(蒸気機関車の汽笛の音が流れる)」
「金色はこんな音(金属の鍋を叩く音)」
「鏡はどんな音」と訊くと「絹糸の切れる音」という答えが返ってきました。
その表現は独特で、詩的で新鮮な印象です。

同著内引用

これはCM殿堂入り作品として選定され、「目の見えない人々には、健常者が持っていない独自の感覚が感性の豊かさがある」というような感じられ方を当時はしていました。

ですが、40年の時を経て、同じように盲学校の生徒に質問をすると、「空は青であり、太陽は赤、金属は銀色」という答えが返ってくるとのこと。

そしてその要因は、現代ではスマートフォンが普及し、若者には大きな影響を与えたことに起因するとされています。

スマホが果たす音声入力機能などにより、視覚の世界を音の世界に翻訳する機能が圧倒的に進化を遂げたことで、目が見えなくとも、色という情報体験が可能になったのです。

つまり、当時、詩的な表現をしていた視覚(色)と、聴覚(音)は、互換性があるということではなく、

私たちが『感性的な表現の豊かさ』と勝手に思っていたものは、実はただの情報格差にすぎなかったという事実です。

同著引用

40年前の当時に、視覚障碍者は感性が豊かであるというのは単なる勘違いであって、ただただ彼らがわずかな情報によって色を表現しようとしていたに過ぎない、と書かれています。

人間は、視覚と聴覚が互換性があると認識しがちの傾向があるということが言及されています。

専門的すぎて、これより高度な見解を示すことは私にはできないのですが、この話を読んだときに、この「人間の感覚」を活用したマーケティング(SNSなどんでのブランディング、販促、セルフプロモーションなど多岐にわたるものすべて)というのは、定説を導き出すのは非常に難しいな(むしろ不可能に近い)と感じました。

結局、コンサル会社の言われるがままにマーケティング戦略を打ち出したって失敗するものは失敗するし、逆に、「なんでこんなものが売れるの?」というものがヒットしたりすることって、結構よくありますよね。

この40年の時代の変化を経て「当時の説は勘違いだった」という風に真っ向から否定できるだけ学習が進むのだとしたら、当然ながら、いま世の中で一般的に「定説」と言われるようなことも、もしかしら「全くの勘違いでした」という風に覆る可能性がかなり大きいのではないかなと思います。

それだけ、人の「感覚」というものがどのように作用するのかを見極めることは難しいし、その法則性を見出すのは困難なのではないかなと感じました。

と、ここまでは、本を途中まで読んでの感想です(笑)。

もしかしたら、この書籍の後半で、現段階における「だからこうすべきなのではないか」という説がでてくるはずなので、楽しみに読み進めたいと思います。

でも、どんな説であっても、「正解」として鵜呑みにすることはなく、自分なりの試行錯誤を繰り返すことで、自分のもつコンテンツやセルフパーソナリティの客観性を把握して、自分に合うマーケット手法を手探りに探していくしかないのではないかなと思っています。

これからも、トライ&エラー!で、私自身も取り組んでみたいと思います。

本日はここまでです。

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