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コンサルは内科、M&Aは外科|M&Aアドバイザーのつぶやき

こんにちは。かきもとみさです。私はM&Aアドバイザーの仕事をしています。

最近、経営コンサルタント集団の方と会話する機会があったのですが、その中でタイトルのようなコメントがありました。

「経営コンサルは、医者で言うと内科。M&Aや再生案件は外科」

以前にも似た発言を聞いたことがあったものの、久しぶりに聞いて確かにその通りだなぁと改めて思いました。

内科的なアプローチ

経営コンサルタントの仕事の範囲は広く、財務・人事組織・生産管理・マーケティングなど経営にあらゆる改善に手を付けていき、どちらかというとジワジワと、調子の悪い会社の体調を整えていく感じです。

症状に合わせて適切な処方箋を出しつつ、その薬が効いているかどうか経過観察して、別の処方が必要であれば別の薬を試していく。

そんな感じです。

外科的なアプローチ

一方で、すでに末期症状の会社の場合は「処方薬なんて頼っていられないケース」です。

身体で言えば、「もう脚は再生不能で壊死していて、切断しないと生命の危機に陥ってしまう」みたいなイメージです。

いまある資産を一刻も早く売って現金化しないと支払いが滞って倒産してしまうとか。従業員を一定数解雇しないと、給与が払えず破産してしまうとか。

「株主である社長を交代して経営を根本から変えないと会社の将来はない」という状態からM&Aに動くのもどちらかといえば外科手術に近い施術だと思います。

私が外科的なアプローチに携わっている理由

個人的には、内科的に処方箋を変えたりジワジワと体調改善にアプローチするよりも、バサッと目に見るわかりやすい大変革を起こすようなアプローチの方が好みでして、これが私が経営コンサルタントではなくM&Aに魅力を感じる理由だなと改めて感じています。

調子が悪いときに内科に行って、効いているか効いていないのかわからない薬を飲み続けさせられるのがあまり好きじゃないんだと思います。

株式を譲渡して新オーナーの下で新しい経営にまるっきり変えてしまうM&A。これはなんというか、心臓移植みたいなもんです。

大がかりですが、成功すれば薬でなんとか延命しているよりも大きな効能を得られるケースがあります。ここに私は大きな力を感じるのでM&Aの世界が好きなんですよね。

大事なのは、適せるなタイミングで適切な処置をすること

とはいえ、薬で充分なのに、リスクの高い心臓移植する必要はないわけで(笑)。

大事なのは、経営が悪化してしまった会社に対して、どのタイミングで、どのような処置をすべきかをきちんと判断できる目を養うことですね。

良くある悪い例は、外科手術の必要があるのにも関わらず、内科的なアプローチを繰り返してなんとかごまかそうとするケースです。

経営コンサルタントにお金を払って、経営改善できている気になっている経営者って結構いるのではないかと思います。

本当は、臓器売買(資産の売却など)や手足の切断も見据えた抜本的な延命を考えなくてはいけないのに(笑)、覚悟が決まらず、とりあえず薬で散らしているようなイメージです。

どういった処方をするかは医者次第ですが、それ以前にどの医者に相談にいくのか経営者本人が決めることなので、この判断を見誤ることが大きなリスクだと思います。

大掛かりな処方をすることへの心理的ハードルから避けていないで、会社の将来をきちんと見据えた適切な判断が求められると思います。

本日は経営コンサルタントの方々との話を通じて、思ったことを徒然と書いてみました。

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