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【詩】「ずっと」「ずっと」「ずっと」

「ずっと」

ずっと同じ場所で
ずっと同じ仲間と
ずっと一緒にいれたらいいね

「ずっと」

ずっとあのひとと
ずっと今みたいに
ずっと一緒にいれたらいいね

「ずっと」

ずっと今日の私と
ずっと今の良い気分で
ずっと一緒にいれたらいいね

「ずっと」「ずっと」「ずっと」

望めば望むほど
愛着がわいて
執着してしまうのが人間

「ずっと」
そんな都合のいい甘い時間は続かない

何度も「ずっと」が叶わず
嫌になるくらい
別れを思い知らされ
さみしさを飲み込んできた

お別れを意識すると
今の瞬間がキラキラと輝くでしょう

変わっていく時の流れが切ないね

「ずっと」を望むのは
「ずっと」なんて存在しないことを
「ずっと」が叶わずに涙してきた経験があるから

手に入らない永遠の儚さを知るのが
生きるということなのですか

風が吹くだけで
木々の葉は揺れて
さっきと風景が変わるのだから

生きている限り
息をしているだけで
さっきの瞬間は戻ってこない

さらには
死んでしまったら
息さえできなくなり
瞬間を潜ることもできない

だから私は
「ずっと」を諦めて
さみしさを背負って
涙をこらえ
変わりゆく時の流れに身を許し
何食わぬ顔をして雑踏に紛れて生きる

「また連絡するね」
ありふれた言葉だけど
中にはたくさんの思い出が詰まっている

冬の終盤
春の手前
この季節の境目に
何億もの複雑な感情が目に見えぬだけで
世界の空を漂い星を目指して飛んでいく

いつも歩いていた道の
足の裏にくる感触や
いつも上空に広がっていた
壮大な雲や太陽や
夜空の星々
気づかないだけで
それらはいつも私の側にあった

「ありがとう」
上を向いて呟いてみたら
冷たく吹いていた風が
一瞬止まって
空が私に手招きをした

次に向かうべき場所に
自分を信じて行きなさいと
励まされているような
そんな不思議な気持ちになった

「ずっと」は叶わない
だけれども
時の流れを恨むことなく
今の瞬間を大切に
息をしていく

その先にある
「未来」
受け入れて
大きく羽ばたいていきたい

きっと大丈夫
大丈夫だよ
優しい言葉をつぶやいてごらん
その瞬間
穏やかな空気が流れて
全てがあなたの味方をしてくれるから
何処に行っても大丈夫

【詩】「ずっと」「ずっと」「ずっと」
作:前川咲紀 写真:稲垣純也
(おしまい)

1月〜3月は受験や学校の進級やクラス替え、入社や転勤や異動など、環境が変わるかもしれないデリケートな時期の境目で人それぞれに色んなドラマがありそうです。
そんなドラマを想像しながら今回の詩を書きました。

見出し画像は稲垣純也様にお借りしました。学校の教室の風景ですね。窓側から撮ったお写真でしょうか?学生時代を思い出して、懐かしさで胸がえぐられるような気持ちになります。何気ないお写真だけれど良い意味で胸をえぐる破壊力抜群の素晴らしいお写真です!

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最後まで読んでくださってありがとうございました。「ずっと」「ずっと」「ずっと」同じではいられないのが切なくて儚い。人生は変化の連続だ。

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