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キューバに行くまで③


奨学金が見つからず、途方に暮れていた時に
これまた運命の出会いをした
それが、

「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」だ。


当時、まだ出来て一年経たないぐらいのプログラムで、
たまたま指導教員の先生の耳に入り、紹介してくれたのがきっかけだった。

トビタテとは、
文科省と各分野で活躍している人たち・企業(支援・寄付)が協力した、
官民協働の留学促進キャンペーン。

これがユニークで、
行く国と在籍する機関が決まっていて、
実践活動(フィールドワークやNPO団体での活動など)を行う
日本を発信する活動を行うことが含まれた留学計画であれば
あとは自由だった。

こんな奨学金他にはない!

私はこれにチャレンジした。

それまで、高校も大学も推薦入学で
ものすっごく勉強して、準備して何かに合格する、という経験がなかった。

ある意味、初めて自分の力で挑むビッグチャレンジ!


これを逃すわけにはいかなかった。

実は、トビタテに出会う少し前、
他にもある程度自由の利く奨学金を見つけていて、書類審査は合格していた。

でも、トビタテの方がよっぽどか魅力的だった。
なぜなら、事前研修・事後研修があり、
そこで留学のための準備や、
帰国してからも、ただ「留学した」で終わることはなく
そこで学んだことを各自が自分の中にしっかりと落とし込むことができるからだ。

一言では説明できないが、とにかく魅力的だった。

しかも、留学に行ったら終わりではない。
その後も、トビタテで留学した学生たち(トビタテ生)との関係が続き
さまざまな講演会などにも参加できる。
社会人になってからは、一緒にプロジェクトを立ち上げる人たちもいたり
ずっと繋がりが続くのだ。


1次試験通過。正直これだけでも、かなり驚いた。

そして、2次試験を受ける少し前、

突然、キューバとアメリカが約半世紀ぶりに仲直りをした。(国交回復)
(これについては、また次回お話ししたい)

そのおかげか(私はそう思っている)
2次試験に受かった。


信じられなかった。
知らせを聞いて、友達と抱き合った。
キューバ愛が日々増してく私を見ていた友達は
みんな喜んでくれた。応援してくれた。


こうして、私は
夢にまで見たキューバ留学のチケットを手にしたのだった。



おわり

★次回はキューバのお話に入るよ~。お楽しみに♥


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