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心に浮かぶ景色のフシギ

夢と現実のはざま。日曜の朝、起きたての頭に浮かんだのは吉祥寺の景色。

昨日調べていたわけでもないし、何かの話題に上がったわけでもない。脈絡もなく現れた吉祥寺駅と井の頭公園。
これは、来いということなのかしら。でも今日は家でのんびりしたいしなあ、なんて考えているうちに井の頭公園は消えてった。

そういえば先週は、ふいに神楽坂駅前の風景が浮かんだ。友人にその話をしたら、私が神楽坂の風景を見た日にその子は神楽坂にいたという。なんて不思議なことかしら。

その子とは、昔住んでいた街で何度か出くわすことがあった。ちょうどあなたのことを考えていたんだよなんて嬉しいことを言ってくれた。不思議だけど、縁ってあるのかな。

今朝の吉祥寺も、先週の神楽坂も、別に行きたいと思っていたわけじゃない。一度行った場所ではあるけれど、特別思い入れがある土地でもない。

意図せず浮かぶ景色は、私の無意識が作ったものなのだろうけど、こういうものを昔の人は「お告げ」とか「予言」とか呼んだんじゃないかしら。自分の頭の中で確実に見えているけれど、確実に自我の外からやってきたコトバやヴィジョン。

自らのなかに自分以外の存在を感じたとき、それをなんと呼べばよいのか、私たちはまだ知らない。知りたいけど知りたくないような気もする。

吉祥寺には行かないままもうすぐ日が暮れる。
インスタを開いたら、好きな友だちのストーリーに吉祥寺が流れていた。

なんだろう、この気持ち。ぽかぽか。SNSよりも先に繋がっていたみたい、なんて言ったらうざがられるかしら。言葉より先に会いたい気持ちが伝わっていたらいいな。

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