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「自由○○」を得意になる

みんな、こんにちは。
夏休みももうすぐ終わりですね。みんな、自由研究は終わりましたか?
学校では、夏休みの宿題や総合学習の時間など、「自由にやっていいよ」と言われることがよくあります。みんな、自由にやるのは得意ですか?
今日は、自由にやらなければいけないことが得意になる方法についてお話しします。

「自由」は難しい

「自由」って、一見何をしてもいいことで簡単なことのように感じますが、本当は難しいことです。特にあまりよく知らないことや好きではないことについては難しいです。例えば、「自由に研究していいよ」とか「自由に日記書いていいよ」と言われても、「自由にやっていいよって言われても、何していいか分からないよ」と感じることもあるのではないでしょうか。一方で、「今日の4時間目は先生がお休みだから自由にしていいよ!」と言われたら、みんな一目散に校庭や図書館に向かってダッシュするはずです。
何が違うのでしょうか?

自由にやるためには、やりたいことが必要

自由にやるということは、「やりたいことをやる」ということです。「4時間目は自由にしていいよ!」と言われてすぐにやることが見つかるのは、みんな遊びたい遊び、読みたい本がいっぱいあるからです。
時々、オリジナルのルールを作ってスポーツをしているのを見かけます。ラグビーW杯で盛り上がった時、子ども達は、ケガをしないように自分たちで安全にプレーできるル-ルを作って遊んでいました。私はそういうのが大好きです。オリジナルのルールができた流れを紙にまとめて発表すれば、立派な自由研究です。人は好きなこと、興味があることについてはものすごい力を発揮します。

みんなには自由にやる力が求められている

みんなには「自由にやる」ことが得意になってほしいです。
私が子どもの頃より、今はずっと「自由にやる力」が大切になっています。今の世界は、昔より、色々なことが変化するスピードが速くなっています。人気の食べ物も、人気のコンピューターも、人気のお店も、どんどん変わります。インターネットのおかげで色々な情報を簡単に知ることができるため、みんなが「いい」と思うものがどんどん変わるからです。だから今は「昔からこれが人気だから同じものを作って」というお仕事ではなく、「自由にやっていいから、今人気になるものを考えて」というお仕事が多くなっています。自由にやることが得意になると、将来活躍できるかもしれません。
「昔からあるものを上手に作る」のは長年の経験、練習が必要かもしれません。でも「自由に新しいものを考える」ことは、子どもだって大人に負けません。もしかしたら、みんなの「自由な新しいアイデア」が大人の世界をびっくりさせるかもしれません。私はそういうのが大好きです。みんなが考えたこと、感じたことを、どんどん声に出して伝えて下さい。

「好きなこと」「やりたいこと」を大切にしてください

みんなは「好きなことは何ですか?」と聞かれた時、何と答えますか?
どうか、みんなの「好きなこと」を大切にして下さい。周りとちょっと違うこと、他の人が興味を持ってくれないことでもかまいません。みんなが好きだと思うことを、「どうしたらもっと楽しくなるだろう?」「どうしたらみんながもっと喜ぶだろう?」と自由に考えることは、みんなを大きく成長させます。
まだ好きなことが何か答えられなくても大丈夫です。ゆっくり見つけてください。もし見つかったら、どうかそれを大切にしてください。
好きなことが途中で変わるのも大丈夫です。どうかたくさんのことを好きになってください。

私はみんなが幸せに生きるために知っておいて欲しい大切な言葉の一つが「理念」だと考えています。「自分はこうありたい」「こんなことをして生きられたら幸せだ」というものがみんなの理念です。まさに「大好きな自分」です。今みんなが好きなこと、いつか見つかるみんなが好きなことは、もしかしたら「私はこれをして生きたい」というみんなの理念になるかもしれません。
「私はこれをして生きたい」というみんなの理念を大切にして下さい。そして自由にみんなの人生を楽しんでください。
私はそんなみんなを応援しています。

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