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悲劇のヒロインだと思っていた私

今年の3月に、
日本に帰国して以来、
激しい変化の毎日でした。

家探し
職探し
役所関係の諸手続き
銀行の口座開設
携帯の契約
運転免許の切り替え などなど…

生活が落ち着いてきて、
少し心の余裕が出てきた頃、

一緒に住む次女が、

この、買った電化製品や家具は、
来年の3月に帰国する時に、
どうなるの?と、

聞いてきました。

子供達には、まだ、
伝えていません。

実は、別居中で、
離婚の予定だということを。

夫と話し合って、

まずは次女の1年間の日本留学を終えてから、
事実を伝えることにしています。

長女は、疑り深い性格なので、

本当はこのまま日本に住むつもりじゃないの?と、
直球で投げかけてきました。

二人から、
ほぼ同時に言われてしまい、

その場は上手く、ごまかしたものの、
罪悪感というモヤモヤは消せません。

そんな時、妹と会うことになりました。

天使な姉と違って、

妹は、辛口タイプ。

ヅケヅケ言いたいことを言います。

それがあまりにも、的を得てるので、
いつも、反論できません。

たまに、
どちらが姉で妹なのか、
わからなくなるほど、
辛口妹は、容赦ないです。

5つも年下なのに…


妹に、離婚に至った経緯を話し、
あちらでの生活で、

孤独だったこと、疎外感、
夫への苛立ちや嫌悪感など、
話しました。

すると、

辛口妹は、

自分が、悲劇のヒロインだと思うのはいいけど、
何か他に、もっとやれる事がなかったの? と、

離婚することになって、
辛い思いをしてる私に、

そんなことを、言ってのけました。

悲劇のヒロインだと思うのはいいけどって、
それは、あんまりじゃない?

一瞬、ムッとしましたが、

離婚を避けるために、
何かができたとか、

何をすればよかったなんて、

考えたこともなかった自分に
気がつきました。

何もしようとも、思わなかった。
ただただ、日本に帰りたかった、と

辛口妹に、言いました。

辛口妹は、ニヤッとして、

でしょう〜?

自分でその現実を作っていたんじゃないの、と、

言われた時に、

頭の中に、映像が走りました。

夫や義母、子供達から受けた嫌な事は、


全部、私が日本へ帰るために、

私が作り出した現実だったと、

腑に落ちたのです。

自分勝手で、鬱になった夫や、

私と長女との関係を希薄にした義母。

私とは、喧嘩になってばっかりの長女。

日本に憧れる次女。

これらの、登場人物達のお陰で、
私は、今、

願った通りに、

日本に帰ってきて、
日本での生活を楽しんでいます。

今まで嫌っていた夫に、
申し訳ない気持ちが、
湧いてきました。

そういえば、

毎年、日本に帰っていたのに、
パンデミックで、
2年間日本に帰れなくなり、

日本への想いが募った時に、

それまでは、

可もなく不可もない夫との関係が、
崩れていきました。

夫が自分勝手になり、
鬱になりました。

夫や義母、長女に、もうこれ以上、
責めることはできないな、と
思いました。

もし、

辛口妹が言うように、

私が、今の現実を作り出したのなら、

これからの未来も、

自分が思うように、作り出せるのではないか?

であれば、

2年後の私、
3年後の私、
5年後の私の未来を、

今、考えて、
未来を創造できるのかもしれないと、
思いました。

今はまだ、生活が少しずつ、起動したばかりなので、
自分が何をしたいのか、
考える余裕はありませんが、

ふと思った、

やりたいこと、
行ってみたいところ、などを、

日記に書くことから、

始めて行こうと、
思っています。

私は、悲劇のヒロインではなかった。

ただ、そう思い込んでいただけだった事が、

辛口妹を通して、
知ることができたのでした。







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