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トレーニングにも【筑波山のススメ】観光にも!


今年の大きなレースは、11月半ばの球磨川リバイバルトレイルの100マイルを残すのみ。(年に2回も100マイルをやることになるとは…w )

佐渡から2週間が経過し、暑さで軽い熱中症気味だったのが尾を引いてだいぶ回復に時間がかかりましたが、ようやく再始動。

ちゃんと山練習して完走の確率を上げたいところ。


トレイルの練習でよく私が行くのは筑波山。
私のインスタを見ていただいてる方は知っていると思いますが、多分一番よく行っている山です。

今年だけで既に33回登っていましたw

よく、筑波山行ってみたい!どんなコースですか?と聞かれるので、noteに残しておこうと思います。
(何度も行ってるのに全然コース覚えられず、最近になってようやく少し覚え始めたから残しておきたいだけ説)


【おすすめポイント】


①標高が低い

男体山と女体山から成る筑波山は、百名山の中でも一番標高が低いです。(877m)そのため、高山のようなスケールの大きい景色はないものの、割とどんな天候でも登ることができるのがいいところ。

天気が微妙で高い山はちょっと厳しいか…という時は、近くて低い筑波に変更することが多いです。土砂降りの時は筑波か飯能か高尾が定番。

この日は今年一番の土砂降りだった日



雪が降ると、特に北側の斜面は軽アイゼンがないと難しいけど、基本秋冬でも登れる山はありがたい!

雪が降るとしっかり積もります

ただ、真夏は地獄の暑さです。。虫も多い。湿度も高い。


②ロスト・遭難リスクが低い

筑波山は大きな神社があり観光名所でもあるので、基本登山道がしっかり整備されて人も多いので、ロストのリスクはかなり低め。壊滅的な方向音痴を発揮する私にとって、これはかなり大事w

メジャーなのはこの5つ


あとは周辺が街に囲まれている独立峰でコースも頂上を取り囲むように幾つもあり、人も多いので万一ロストしてもコース復帰しやすく、遭難のリスクも低。

ロープウェイやケーブルカーもあるので、万一怪我してしまった時はそれを使って降りられるので安心です。


③補給切れのリスクが低い

基本的に練習では山頂広場まで行って違うコースを下って、を繰り返します。

山頂広場にはキレイなトイレも完備、自販機や茶屋も数軒あるので手持ちの補給が万一足りなくなった場合は、そこで買うことができます。

山頂広場。週末や紅葉の季節はかなり混雑。

暑い時期に山で長めのトレーニングをする時は特に、これができるのはとってもありがたい!場合によっては4リットル近く飲むので、全部持って走るのは大変。
ちなみに、アクエリアスは二百円、いろはすは確か百九十円だったかな。

④クマがいない

さっきも書いた通り、街に囲まれた独立峰なので熊がいない山。これはかなり嬉しいポイント!

本州でクマがいない山って、千葉の鋸山と茨城の筑波山くらいなイメージ。


【何本登るかで強度は自由自在】

シニアの方や遠足の小学生たち、赤ちゃん連れのファミリー、登山デートで登っているカップルなどが多く、実際私も息子や父と登りに行ったこともあります。
山頂では火を使えるエリアやお土産売ってる売店があるので、普段走らない人でものんびり遊びに行くのにも◎

軽装の観光の方も多いので受ける印象はイージーな感じがしますが、実はとってもキツいトレーニングをすることもできますw

登りは基本どこもざっくり2km強で500mちょいアップのイメージなので、累積コスパがかなり良いw

登りの斜度はかなりある上、降りも段差が大きくテクニカルなので、結構脚を使います。高尾山みたいに走れるところは少なめ。
初めてのトレランで筑波山で2発やった翌日は、ウルトラマラソン走った並に激烈筋肉痛になり、かなり辛かった思い出…懐

初心者の方なら1〜2発からがおすすめ。

どのコースで登るかにもよりますが、3〜4やると距離はざっくり17km1600mアップ〜22km2200mアップになるので、割とちゃんと登った感が。

もっと重たくしたかったら、5〜6。
5なら大体29km2800mアップ、6で34km3300mアップ。

私はマックスで6発を一度だけやったことがありますが、絶対に今日はやり切るんや!!絶対やめないぞ!!というメンタルでスタートしないと、良くも悪くもいつでも辞めちゃうことができるので、相当の気合いが必要でしたw
そして強度が当時の私には高すぎて、翌日からもはや怪我なんじゃね?レベルの激しい筋肉痛に3日以上苛まれました…

最後の登りが終わった達成感たるや。

こんな感じで、その日の体調ややりたい強度、スタートや終わりの時間に合わせて本数を調節することができます。

【一番よくやるコースと、所要時間】


筑波山には代表的なコースがいくつもありますが、参考までに私がよくやるベーシックな4発のコース例をご紹介。

①キツイ御幸ヶ原で登り、白雲橋&おたつ石&迎場を繋いで降る

筑波山神社の駐車場に車を停めて、御幸が原コースの登りからスタート。私含め神社駐車場に停める人は多いので、そこそこ人はいます。大きな杉があったり木々に囲まれていて日陰がほとんど。斜度がキツく、段差が大きい!脚の短い私には辛く、ここでまずヒーヒー言わされる…

御幸が原の登り口。秋は紅葉が素晴らしい

2kmちょいで500m強アップ。気温にもよるけど、私で普通に登って45分-50分とか、調子も良く頑張れた日は40分切り。

いつも最初のこの登りだけ、何分かかったかを確認。何分で登るぞ!っていうより、何分かかったかを見て、その日の体調や疲れを把握。

登り切って男体山側の山頂広場に到着、そこから広場を横切って女体山横の白雲橋コースから降りスタート。バスが停まるつつじヶ丘から登ってくる登山者の人も多いからか?岩がツルツルになってるところが多く、滑るし段差も大きく降りづらく、私はとっても苦手な区間、、

走れるところなしw


筑波山の大きな岩や奇岩などパワースポット的な見どころはココにあるので、観光で行くならこのコースがおすすめ。

こんな感じの大きな岩がたくさん!

春は遠足の季節なので、大量の小学生や幼稚園の子達の集団に幾つも遭遇する日にぶつかることがあり、そんな日はほぼ譲るために止まってる時間の方が長いですw

弁慶茶屋を経由して、日当たりの良いおたつ石コースでつつじヶ丘まで降り、そこから迎場コースで再び白雲橋コースにぶつかるまで降り切ります。迎場コースは、唯一ガンガン走って下れる区間。

人も少ないので、飛ばしがちw

②白雲橋で登って、マイナーコースで降る


再度、白雲橋コースにぶつかったらそこから登り。前半は、最初に登った御幸が原コースと雰囲気が似てます。樹木帯で薄暗く、斜度がきつい。途中、最初の降りで経由した弁慶茶屋に出るので、そこからは降りてきた同じコースを登り返して女体山横に到着。

また男体山側へ進んで自然研究路からマイナーコースで降ります。入り口はかなりわかりづらく、かなり急かつ不明瞭なので、完全に自己責任です。初心者の人はもちろん、経験者でも一人の時はおすすめしません。

身長低い女子にはハードル高い箇所も多々


③木段地獄の薬王院で登り、深峰遊歩道で降る


薬王院コースの登り口がある駐車場から3発目の登り。

これが入り口


ここが私は一番嫌いなコース。後半は長〜い単調な木段地獄。夏場にやると暑すぎて昇天寸前です…
木段数えてみようとしたことあるけど、確か700段あるかないかだったような…

無心で耐えに耐えて、また自然研究路に合流して男体山側の広場に到着。

降りは深峰遊歩道へ。膝にきそうなアスファルトや砂利道が多い道をユースホステル跡地方面に降って、ロードを少し走ってキャンプ場へ。

④キャンプ場コースでダラダラ登り、最初のコースで降る

キャンプ場コースは他のコースより比較的斜度がマシで岩場もないので、一番最後に持ってきがち。春はここが一番カタクリの花が群生しているので癒されます。

筑波カラーの紫はここからきてるのかな〜
春は桜も


それ以外は特に特徴のないコースですw

4発目のダラダラ登りが終わったら、ほぼゴール。
大体いつも最後の登りが終わると山頂広場の茶屋でビールを補給して、ここでやっとマトモな休憩。

もつ煮込み頼みがち。染み渡るうぅ〜

ガソリン補給を終えたら、一番最初に登ってきた御幸が原を降って、駐車場に帰還。ちなみに斜度がキツく岩岩したところも多いので、普通にテクニカル。

飲んだ後なので、捻挫に気をつけて安全走行。


大体、4発だと普通にやって5時間半強〜6時間半くらい。
先日は初めてソロで4やることになり、さっさと終わらせたくて頑張ったら5時間3分と自己ベストw

テーピング巻き直しなければサブ5

死ぬほど暑かったし、前日に谷川岳でそこそこ登ったりした翌日ってことを考えると、上出来。
最初の登りと木段の登りでは、ペースの合うお兄さんお姉さんがいたおかげでなんとか頑張れましたが、一人でやるのはメンタル的に4が限界かも…w

もう無理ですぅぅ


これからは紅葉も綺麗になってくる季節なので、楽しみ倍増!
今年は後何回登れるかなぁ☺︎


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