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予餞会のラブソング

こんにちは!1054gです!
今日は特に寒くてダラダラ生活中です汗
世の受験生は頑張ってるのに、大学生おばさんいかんね笑
明日からウォーキングしようかな

さて、「Love songs」本編も寒い時期に入りました。
前回で私の受験も終わり、私の中学校は予餞会ムードでした。いわゆる「3年生を送る会」的な。
私の学校は特にこの予餞会に力を入れていて、なぜか群読を毎回やるんですよね。

群読って、全中学校定番の出し物なのかしら?中学校関係のお仕事に就かれている方がいらっしゃいましたら、ぜひ真相の解明お願いします。

毎年寒い(本当に寒い)体育館でしてきた群読練習も、今年は言われる側なのか。
そう思うとなんだか感慨深かったです。
そして私たちは3年生は「3年生から送る歌」でレミオロメンの3月9日を練習していました。
今思えば、この曲が2代目に音楽室で教えてもらった最後の曲。

あの時は分からなかった、大切な時間だったんだね。

まだ公立高校の後期受験を残している生徒はいるものの、学校の先生や生徒全体が

「もうすぐで、ここから離れていっちゃうんだね」

嬉しいような寂しいような雰囲気を纏っていました。
担任の先生からはその雰囲気をガンガン感じていたのに、なぜか2代目からだけ感じてなかった笑(おい自分。そこ気づけよ。by現在の私)

でも、中学生の時って「顧問」って微妙な立ち位置にいる大人だったなと思います。
担任の先生はめちゃくちゃ距離が近いし、大半の時間を一緒にいる。
けど、顧問って部活と授業の時しか会わない。
近いのか遠いのかわからない。
だからきっと、家族関係でいうと「叔父さん叔母さん」だったんでしょう。

今では素直じゃないことで有名な私も、中学生の時はまだ素直で可愛げがあったもので、毎年先生たちにお手紙を書いて渡していました。
今年で手紙を書くのも最後。
予餞会の準備が始まったあたりから、私もたくさんの先生に手紙を書き始めました。

「はい、先生」
「ありがとう。今年もくれるのね」

2代目に手紙を渡した時のことは、今もちゃんと覚えています。

そして迎えた予餞会。
極寒のはずの体育館が、予餞会が始まった瞬間全然寒く感じなくなって
吹奏楽部の音色が今までで1番美しく思えて
演劇部の後輩の発表を親のような気持ちで見て群読ってこんなにすごかったのかと思って
もう中学校生活が本当に終わるんだって思いました。
それまではどこか嘘のように思えていた終わりが、はっきり見えた瞬間。終わりが見えた時、初めて自分がここを出て、全く違う世界に行くんだと自覚しました。

「新たな世界の入り口に立ち、気づいたことは1人じゃないってこと」

この歌詞の本当の意味や綺麗さが初めて分かりました。
今までここにいた時間の綺麗さが初めて分かって、歌いながら思ったこと。

自分が過ごしてきた時間の綺麗さは、終わりがないと分からなかった。

中学校生活、良いことばかりじゃなかったし、総合的に見れば良いことなんて少なかった。
だけど、この時間は綺麗だったんだ。
こんな綺麗で素敵な時間に身を置いていたのに、たぶん私を含めた3年生全員がそれに気づいていなかった。

予餞会を終えた日から、私は卒業まで終わることを考えて、毎日大切に大切に、学校の廊下を歩くことができました。
予餞会、寒いだけだと思っていたけど、全ては3年生に終わりを教えるため、そして残り少ない時間の過ごし方を教えるための会だと、中学生ながら思っていました。

受験が中学校生活の終わりなのではない。
本当の終わりは私がここを出て行く時。

今でも3月9日を聞くたびに、歌詞の美しさに引き込まれます。
きっと私がいくつになろうとも、3月9日は私の大事な1曲であり続けるんだろうな。
そう思いながら、3月9日聴きながら書きました笑

さて、そろそろ2代目に送る年賀状の準備を始めようかな。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!

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