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mid90sを観て、赤ちゃんになった話。(前編)

Hey my universal friends how are you doing ~~??​

noteのみなさま!!!

みおえなじーです。

最近の趣味は、外国人のフリをして、スタバ店員の抜き打ち英語チェックをすることです(鬼迷惑)

今回!新たな試みとして

軽率に映画レビューやります!!!どきどき。

鬼の如くネタバレを含むので、

これから見に行く〜!って方は

go back please and come back again after watching it!!!


昨日、"mid90s"って映画、面白いらしいから見ない?

と映画好きの友達に誘われ

「ほえー、アメリカの青春映画?英語聴けるしええやん見よ〜!」的テンションで

軽率に4年ぶりの新宿ピカデリーへ。

したら、

いや、もうね。びっくりよ。

バカ疲れた。

てか、

あのね。真面目に聞いてほしいんだけど、

赤ちゃんになりましたわ。


映画の後半ぐらいからめっっちゃトイレ行きたくなって

(カフェラテを軽率に2杯も飲んだから。普段映画なんて見ないので尿意調整もできなかった笑)

「やべえ、うわ、トイレ行きたいファキンシット...あぁでも目が離せないどうしようああでも、、」

と思って尿意と戦いながら、レイとスティーヴィーのあるシーンを観た瞬間

猛号泣。 


大号泣とかいうレベルではない。

もう、猛号泣。

24年前、我が母の腹ン中から出てきた時ぶりに、大号泣。もはや赤子。

「う、、、ううう、うぇっ、、、うっうっ、、うわあああん、、ひい、、、ぶぇえ、、、シット、、、ファッキンまじ、、うわあああ、、泣泣」

嗚咽は止まらずマスクびっしゃびしゃ。

泣きすぎて疲れて、途中からもはやぐったりしていた。

隣の人ドン引き(ほんまごめんね)

映画が終わって、隣の席の友達が涙でべっとべとになった私の顔を見た瞬間

友達「....映画見てこんなに泣く人初めて見た....」

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↑右が私です。

あの時刻のシアターにいた観客の中で、誰よりも体液出してた自信がある。

いやマジ。ファッキンまじ。

なんでそんなに泣けたのか??

どうしてそこまで心を揺さぶられたのか?

軽率に考えてみた。

1. ファッキン感情移入できるキャラクター達
2.ノスタルジックな映像美と、音楽の織りなすファッキンハーモニー

この2点が理由かなー、、と自分なりに考察。

うまくストーリーが説明できないので、軽率に公式サイトから引用すると↓

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と、いうことなんですよ。

主人公のスティーヴィーは

レイ、ファックシット、フォースグレード、ルーベンらスケボーヤンキーたちに憧れて、

自分も同じようにスケボー滑りたい!かっこいい!!!って思うんですわな。

そのスケヤンたちは、まぁ、そうね。

お受験ママとかが見たら泡吹いて倒れるような

ファックやらシットやらプッシーやらもう、低俗の教科書みたいな会話を繰り広げてるんですわ。

放送規制もあったもんじゃねぇ。

(これを超賢いエリート集団が考え出せるという点に私は感動したぐらいに低俗も低俗。素晴らしい。)

しかしながら

自由気ままにフラフラウェーイしてるように見えるスケヤン達は、

ネグレクト、家族の死、裕福でエリートな家族からの支配、貧乏、、

実はスティーヴィーと同じように自分をとりまく環境に苦しみを感じていたことが明らかになる。

「自分の好きな、自分らしくいられる場所」

“Cool” でいられる場所。

を探してもがく、彼らを見て

わたしは

エグいまでに感情移入したんですわ。


映画見ながら、メモとってたんですけど

(後で友達と感想を言い合おうと約束した故)

もう途中の方からほぼ脳みそのゲロみたいになってて、文章ではないのよね

以下、映画後半からの私の脳みそ↓

ああーー、、あっ、はぁー、、うんそうね、、スリルってやつやな、、、あっ、、危ない!危ない、、、おぉ、よかったね、、

えまって痛い痛い!!!えっ、まじか、、おお、、、

いやスティーヴィーかわいすぎか!!?!?

ファッキンユーアーウェルカム、、、

草。

おうふ、、、、

あああ〜〜わかるぅあああ、、、辛いよなぁほんと、、、

ああああだめだーーー、やっちゃだめだよぅ、、あーーでもそうだよね、やるしかないよね、、、

やりたいよね、クールだもんね。

わかるよ、でもダメだよ、それやったら、、ああああ、、やっぱりこうなった、、、、

あああ、、、、ああ、、、

ひっっっ、、、

は、、はわわ、、え、、?もうこれ以上、、、??

もうよくない?きつい、、重い、、あっトイレ、、、でも最後、、

ああ顔がベタベタ、、

う、、、

美しい、、

綺麗、、最高に低俗で最高に美しい、、、

音楽、、ずるいずるい、無理無理泣いちゃう

軽率にキャラみんなすきになってしまう、

自分に重ねてしまう、、、ぬわわぁ、、、泣

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最後の方のメモ、、

いやほんと、誰もひどい人生送る必要なんてないのにね、、、、人生ってきびいよ、、、

てな感じになり。

(見た人ならどこがどこか分かるのかも笑)

いやほんとさー、席に着いた5分後なんて、

こうなるなんてまっっったく思ってなくて。

最初は完全に

「あーー、アメリカにおるおる。こういうワルな、健康優良不良少年達ね、あーはい、憧れてちゃうよねー。うーんどの国にもあるよねー、こういう文化。ほーほー。」

てな感じで、境界線の向こう側からキャラクター達を見ていたんだけど

主人公スティーヴィーが、ワルいことをしてcoolなレイ達と心を通じあわせて、自分の居場所を見つけていく姿、目線?に

私自身がどんどん近づいていって

レイが、スティービィーに自分の苦しい過去を話した瞬間、自分の目線がレイのところまでグン!!!!!と引き下げられて

レイがスティービィーに

So, let’s go. Come on.

って言った瞬間

もう、もうね、あ、無理。って。

涙がボロボロ出てきちゃって。

ああ、レイが、黒人のレイが

ずっと線を越えようとしてた白人のスティービィーを、受け入れてあげたんだって

スティーヴィーが欲しい言葉を、

「一緒に行こう」

って、言葉を

やっと言ってくれたんだって思うと。

もう泣けちゃってたまんねーよ。泣くしか選択肢ないでしょ。


いや逆に「なんで泣いてないの!?!?!」ってめっちゃ友達に言っちゃったもんね笑笑笑笑

そのシーンのすぐ後ね

もうここ私のベストシーンやねんけど。

夕焼けの中を車道の向こうから、スケボーで自由に滑る二人を見て

もう私は赤ちゃんになったね。猛号泣。

音楽、映像、キャラクター、、、

全て、ファッキンクールだった。

「まとも」側の人から見たら

黒人と黒人の真似事をして

ファック、セックス、ビッチ、ドラッグ、、、

ファッキン汚い言葉で話す不良のスティービィー達は「汚い」集団なはずなのに、、

私も、最初はそう思ってたはずなのに。

レイがどんどん、めちゃくちゃかっこよく見えてくんの。いやまじで。

これ絶対監督狙って映してるよね?

え、映画監督って天才なん??ってなりましたわ。

美しすぎたわ。

もう最後の病室のシーンでは

私は、私達観客は

レイ達のいる病室で、一緒にフォースグレードの映画を観てたよね。


うん。

いや、ほんとに。

みんなそう思わん??

門限破り、家族への暴言、私有地でのスケボー、未成年の喫煙、飲酒運転、ドラッグ、、、

「悪いこと」はもちろん悪いことなんだけどさぁ。

でもそうでもしないと、自分を保てない

「まとも」な環境が自分達にとって地獄で

「ワル」の世界にいる時、スケボーを滑っている時、彼らは自由に、happyでいられる。

でも、社会や大人たちは彼らを

「ニガ」「スラムの奴ら」「ギャング」

として一括りにしちゃって、抑圧しようとする、、

「まとも」と「ワル」の境界線を引いてしまう。「まとも」の世界へ引き戻そうとする、、いやそらそうよ、そうなんだけど、、、でもそこでは

彼らは自由になれなくって、、

めちゃくちゃそれがもどかしくて、苦しかった、、、アメリカだけじゃなくて、日本でもどこでもさ

「不良少年達が飲酒運転による事故で死亡」

みたいなの、普通にニュースであるやん。

町にいるヤンキーとか見たりしてもさ、おおくの「まとも」な人たちは

「うわぁ、不良がまたバカやってる。なーにがかっこいいんだろ。人様に迷惑かけて、、」みたいな感想を抱くんじゃないかなー。

でもたぶん、彼ら不良が、不良でいるのには理由があって、、、

スティーヴィー達みたいに、

家庭環境が劣悪だったり

お金がなかったり

自分の居場所を見つけられなくて、苦しんでるから、


ぽっかり空いた心のパズルのピースを埋める為に、群がって不良やってんだろうな、、って思ったんよね。

でもみんなわかるよね?そういうのさ、、

「正しい」とは言えないかもだけど

「ワル」いことをするのがクールだ。っていう文化、あるやん。

中学で校則違反して髪の毛染めたりとかさ、そういうヤンキー達ってカッコよく(クールに)見えるやんね?

私も正直憧れてたところあるし、、、

だからこう、うーーーん、うまく言えないんやけど

果てしないやるせなさと

虚無と

美しさと

クールさが

最高にnostalgicなHIPHOPソングに載せて

ノイズがかった90年代の映像と共に

一気に飛びかかってきちゃって

感情がパンクしたよね、、、うん、、、という話、、、

自分の話になるけども、私も摂食障害っていう精神疾患があって。

過食したり、拒食したりすることで

自分の心にぽっかり空いた穴を埋める

っていうことをしてるのよね。

それは「ワルい」ことって分かってるし、自分でもやりたくないのよ全然。だってしんどいし、下手したら死ぬし。(てか、現に死にかけてるし笑)

でも、それをしないと救われないんだもん、、

それ以外に、自分の心を掌ですくって、

救ってあげる方法しらないからさ、、

だから

私に「拒食はよくないよ、過食なんてやめて」

って言ってくる「まとも」側の人たちに対する

「うるっせーなおれだってやりたくねーよ、ファッキンシッッット!!!でも止められねーーんだよ!!じゃあ軽率に救ってくれよ!」

な、どろどろの気持ちを

スティーヴィー達が私の代わりに、

フィルムの中で最大限表現してくれて、なんかもうたまらなくなって

でも、「まとも」な人たちのやめさせたい気持ちもすごいわかるから、歯痒くて、、

私ももしお友達が非行してたら「やめたほうがいいよ」って言ってまうやろし、、

なんかもううわあああ、やるせなさすぎ、、

うわあああん、、ってなって

文字通り、脳みそから文字が消滅して

何も言えなくて

赤ちゃんみたいに泣いてた。

という話、、、、

うーーん、他にもヒップホップの文化、黒人文化、彼らにしかできないユーモアやジョーク

非言語なアイテム(スケボー)が人種や階級を無視してキャラたちを繋げていくみたいなこととか、、

通過儀礼?みたいな

ピリッとした瞬間に白人のスティーヴィーが入っていく部分の緊張と緩和とか色々言いたいことはあるんだけど、、、

とりあえず泣き疲れたので。

前編はここまでですわ。

いやー、ほんまにいい映画だった、、、ここ数年稀に見るやつだった、、、

かなり重いから、絶対東京に観光してる時に見るやつじゃないとは思うけどね爆笑

でもみんなぜひ見てほしいなぁ。いい映画って、いいよなぁ、、、、。

ね!みんな!!!!


後半につづく。(気が向いたら)






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