上更千秋

‪幼い頃から周りに馴染めず何処にも居場所を見つけられず、信じる"音楽&quo…

上更千秋

‪幼い頃から周りに馴染めず何処にも居場所を見つけられず、信じる"音楽"と"世界の果て"だけをよすがに生きていこうと志したものの、羽ばたく翼を持つ前に壊れて残った残骸と熾火です。‬‪長くひきこもり状態が続いていました。ようやく人並みに生きられそうだと踏み出そうとしています‬

マガジン

  • たくさんのひとの色んな生きづらさと苦しさと、見えない叫び

  • 愛と、孤独と、人と。

    上更千秋の半生について、少しずつ、綴っていきます。「私はここにいるよ!」「だからあなたもちゃんと生きているよ!」と、命の灯りを刻みたいです。

最近の記事

GIDってなにさ?ってお話

最近はLGBTQ、GIDについて、世間の理解もかなり浸透してきたようで、ナチュラルに受け入れられることも多くなったように思います。 もちろん、まだまだ偏見なども多いですが、きっと徐々に当たり前の存在になっていく過程にはあるんだと思います。 そこで、特にGIDってなに?ということを、改めて確認してみたいと思い、このnoteを書きます。 心の性・性自認と、性違和GID・トランスジェンダー・トランスセクシャルについて、「心の性と身体の性が一致しない」「身体の性とは違う性自認を持

    • Tokyo2020開会式の良かったポイント、残念だったポイント

      昨夜、東京五輪の開会式が行われました。いろんな指摘がありますが、私の視点でどうみたか、まとめてみます。 残念だったポイント・締めがぐだぐだでした。 大坂なおみさんが聖火台に点火して、花火が上がりました。それきり、しーんとしてしまって、「あれ?これで終わりなの?」となってしまい、締めがはっきりしませんでした。 大坂なおみさんの点火と同時に花火が打ち上がる、そこがクライマックスでそれで終わりなのだと、音楽で支えるべきでした。 ・バッハIOC会長のスピーチが長く、冗長で、下手だ

      • 深い海の底を落下し続けるきみ(或いは私)へ

        (画像はある水族館で撮影したくらげです。同行してくれた友人たちに感謝を送ります) 2020年の8月31日の夜に 去年から今年へと、また一年が過ぎてしまいました。  去年は心を刺激される、人の亡くなる事件が多かったけれど、今年はなお、プライベートでも、人の死が近く感じられました。 今年は大変な年 2020年が始まって、8ヶ月が終わろうとしています。年が明けてすぐ、新型感染症が話題となり、瞬く間に広がりました。社会は一変しました。そのコロナ禍は、まだ続いていて、社会が落ち着き

        • 最近はカクヨムで小説書いてます。 武蔵野や東山など私の生まれ育った地域を舞台にした掌編集と、 地球周回軌道を舞台にした日常SFを書いてます

        GIDってなにさ?ってお話

        • Tokyo2020開会式の良かったポイント、残念だったポイント

        • 深い海の底を落下し続けるきみ(或いは私)へ

        • 最近はカクヨムで小説書いてます。 武蔵野や東山など私の生まれ育った地域を舞台にした掌編集と、 地球周回軌道を舞台にした日常SFを書いてます

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        • たくさんのひとの色んな生きづらさと苦しさと、見えない叫び
          3本
        • 愛と、孤独と、人と。
          2本

        記事

          NHKクロ現プラスひきこもり特集(8/8)を終えて思うこと

           忘れていました。noteを始めたのはこれを書きたかったからなのでした。 8月8日放送 NHK クローズアップ現代プラス 夏のひきこもり特集 今年、初夏から夏にかけて、辛い事件が相次ぎました。背景に“ひきこもり問題”もあり、各メディアで“ひきこもり”が衆目を引くことになりました。  ところが、肝心のひきこもりとはどのようなものなのか、その実際とは、悲しく辛いことが繰り返されないためにはどうしたらいいのか…そういったことはあまり注目されず、実際に起こってしまった事件や、ひき

          NHKクロ現プラスひきこもり特集(8/8)を終えて思うこと

          レペゼン地球の悪ノリと炎上

           この記事は、くらげさんの記事「社会の憎悪を超える武器としての無知〜レペゼン地球セクハラ騒動を軸に〜」に対する反応記事です。軽くお読みになった方がわかりやすいかも。 炎上騒動の顛末 実はわたしもレペゼン地球さんを存じ上げなく、気がついたときにはTwitterのTLが延焼して燻っている状態でした。  もともと流行りものに疎いわたしは何がなんだか。まとめを見ても何があったのか今ひとつわからず。それに対して先日公開されたのが白河桃子氏のインタビュー記事「レペゼン地球・DJ社長に聞

          レペゼン地球の悪ノリと炎上

          GIDを診る先生になってください

           これは、医療者、特に医師のかたや、これから医師になろうとするかたに、性同一性障害の診療の現状について知ってもらいたいと思って書きました。もちろん一般の方にも知ってほしいことがらです 性同一性障害(GID)を診られる先生・クリニックが少なく、深刻な問題を引き起こしている 性同一性障害ときくと、どのようなイメージを持たれるでしょうか。 「あれでしょう?心と体の性別が逆っていう」 「反対の性別の精神が健常な身体に入っているんでしょう?」 「大変だけどあまり縁はないよね」 「もし

          GIDを診る先生になってください

          今回の台風は、未曾有の災害のひとつではないか

          FBに書くのもどうかと思ったのでこちらに書くのです。 過去に似た台風はあるのか 日付変わりましたが、昨日の21時のNHKニュースで、「寛保2年8月末から9月にかけての洪水・高潮に似ていてそれ以来の台風災害ではないか」という専門家の話がありました。 似たコースの台風そのものは安政3年(1856年)の台風などあるようですが、どちらも本州東日本の広い範囲に大きな被害を出したものというような記録はないようです。  江戸時代はいろんな地域のいろんな人たちがたくさんの記録に残した時

          今回の台風は、未曾有の災害のひとつではないか

          座右の銘って、口にしたら黒歴史になるよね

          ぼろを纏えど心は錦。精神だけは気高くあれ。常に美しい心でありたい。誰も傷つけず、でも誰にでも優しくいたい。 座右の銘のように、目標だったり心に刻んだりして大切にしていることや、言葉、一節って、たぶんみなさん結構ありますよね。 そういうのって、人に話したり、掲げたりしたりすることで、頑張れる、大事にできる場合もあれば、口にしたり公言した時点で壊れちゃう、台無しになっちゃう、そんな場合もあります。 でも、いずれにしても、そういうのはとても大事だと思うのです。 やりたいこと

          座右の銘って、口にしたら黒歴史になるよね

          愛と、孤独と、人と。

          ふと、思い立ったのです。 私のこれまでの人生って、考えればいろんなことばかりあって、奇妙といえば奇妙、すごいといえばすごい。 よくもまぁ、ここまで生きてきたものです。ここまでよくやってきたものです。それは私を救ってくれた、支えてくれた、たくさんの、たくさんの方々のおかげなのです。 そんな私は、こんな運命に生まれつき、こんな生き方をしている、ちょっと変わった人もいるよと、どこかで、誰にも知られず、しんどさを抱えて生きている誰かに、一つのヒントになるような、合図を送りたい。 私

          愛と、孤独と、人と。

          Neighbor Trough

          この世界の近くに、べつの世界がある その世界は、この世界と繋がっていて その世界のひとも、この世界で暮らさなきゃならない この世界のひとのうち、なんにんかは必ずむこうの世界へ行く むこうの世界へ行くと、こちらの世界へはけっして戻れない むこうの世界にいったひとは、この世界で、ひとり、透明でとても厚くて球い壁でできた、たまの中に入ってしまう むこうの世界のひとの入るたまの壁は、とても厚く、感触がなく温度もなく、味も匂いもなく、でも酷くくらくらするような、圧迫感がある たま

          Neighbor Trough

          私の趣味や好きなことと、日々のルーティン

           たまには明るい話題も書いてみようと思いました。 「趣味はなんですか?」 さて、そもそもわたしは何かというと、実質社会適応に失敗したひきこもりです。まだ半分ひきこもってます。心理的な状態が長いこと悪く、それに引っ張られて身体の状態も悪かったのです。これがどういうことなのか、分かる方は多くないと思うので、今は詳細に踏み込みません。  さて、そんな私も、ようやく状態が上向き、少しずつ就労を考え、目標にできるかな、というようになりました。ただ、この歳で就労ってなかなか厳しい。が

          私の趣味や好きなことと、日々のルーティン

          自殺や虐待死の悲しい報道がある度に、同時に社会へ静かな絶望を覚えることについて

          「今日、午前○時ごろ、○○で…自殺と見て捜査しています」 「○○で、○歳の○○ちゃんが亡くなった事件で」  よくある報道です。つらいです。そして、テレビは擦りきれたレコードのように(←いつか使ってみたかった)繰り返します。 「悲しい結果を防げなかったのか」「最悪の結果をどうして防げなかったのか」「死ぬ前に相談して」  そう、意図して言っているわけじゃないことはよくわかるのですが、こう聞こえてしまいます。 「死ななければいいのだ」 と。  大事なことをさて置いて、情緒的な

          自殺や虐待死の悲しい報道がある度に、同時に社会へ静かな絶望を覚えることについて

          身近な、実に身近に存在するたくさんの“困難”について

           今回が2つめの投稿です。実はnoteを始めたきっかけは、NHKのひきこもり特集(ひきこもりクライシス)の取材をうけクローズアップ現代プラスの収録に参加し、改めて私は世の中に伝えたいことがあるんだと思ったことと、それから、この記事をどこかに書きたかったからです。  よんてんごPさんの記事「教育ボランティアで出会った小4の子の話」に対する、くらげさんの反応「よんてんごPさんへの返答。あるいは生きることの難しさは「かけ算」であるという重みについて。」を拝読し、そして、彼の記事から

          身近な、実に身近に存在するたくさんの“困難”について

          “自らの死を考えること”、“しんどい”は、こころとからだのSOS。逃げることも大事ないっぽ

           初めて記事を書きます。  最初はひきこもりさんやしんどいさんについて書こうかと思っていましたが、「#8月31日の夜に」というタグをみて、考えを変えました。  この記事で伝えたいことは、 ・「しんどい」という気持ちは、だいじな気持ち。死にたい気持ちもだいじな気持ち ・「しんどい」「死にたい」に真正面から向かってはいけないときがある ・「今をやり過ごす」には、ふたつある ・「しんどい」「死にたい」がいなくなるまで です。 私とほかの人のたくさんのしんどさ はじめまして。上更千

          “自らの死を考えること”、“しんどい”は、こころとからだのSOS。逃げることも大事ないっぽ