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私の趣味や好きなことと、日々のルーティン

 たまには明るい話題も書いてみようと思いました。

「趣味はなんですか?」

 さて、そもそもわたしは何かというと、実質社会適応に失敗したひきこもりです。まだ半分ひきこもってます。心理的な状態が長いこと悪く、それに引っ張られて身体の状態も悪かったのです。これがどういうことなのか、分かる方は多くないと思うので、今は詳細に踏み込みません。

 さて、そんな私も、ようやく状態が上向き、少しずつ就労を考え、目標にできるかな、というようになりました。ただ、この歳で就労ってなかなか厳しい。がんばって大学卒業して就職したり研究したりしているみんながうらやましい。悔しい。人並みに能力を使いたいし、実績に応じて評価されたい、そのスタートラインに立ちたい、そんな気持ちが強くあるけど、それもやはり厳しいものです。
 けれど、悔しいけれど“手帳持ち”ですし、障害者雇用でいいところを探すしかないのです。

 そんな中、とある採用募集があるのを知り、面接までこぎつけ、何回か面接を受けました。履歴書、得意や自己アピール、配慮事項などいろいろ工夫して考えて臨んだのですが、その中で固まってしまった質問がありました。それが「趣味はなんですか」です。今思えば、為人(ひととなり)を知る上で格好の切り出し方なのに、想定外でした。

 実は私、趣味と言えるような趣味がない、或いはいろんなことに興味があるし、いろいろやったりするのです。面接官の質問に私はこう答えました

「えっと。。。ええと。。。いろいろあります。いろいろやってます。たくさん興味あっていろいろやってるんですが、ええと。。。」

 もうお分かりですね、何を答えていいか詰まって迷子になってしまったのです。

 ほんとうに好きなことができているわけでもない、空いた時間にやりたいことができているわけでもない、と思っているので、余計に詰まりました。

私のほんとうにやりたいこと

 趣味とは別に私のほんとうにやりたいことは昔から変わりません。

 やりたい研究、知りたいこと解き明かしたいことがあり、また、自分の音楽を極めたいのです。でもそれらは無惨に破壊されました。自分なりに取り組めると思うのですが、そうするにも、それはまだちょっと先の話で、今はまだ難しい。

 本読むのも昔から好きでした。本がともだちというと違うような気もしますが、現実逃避もあって、兎に角、本の虫でした。でもそれも破壊されました。今は本を読もうとしてもうまく読めないのです。

いろいろやってますのいろいろって何?

 じゃあ普段何やってるの?と言われると、何もしてないわけじゃなくて、何かやってることが多いです。ただ、こう、いろいろあるし、説明しづらい。なんだそりゃ、な状態です。

 そのいろいろは何か、とりあえず、ちょっと列挙してみたいと思います(順不同)。

好きなもの、好きなこと、普段やってること

・折り紙。小さい頃から好きです。立体作るのも好きだし、かみひこーき作るのも好きだし、適当に何か折るのも好きだし、折り紙で折ったのみたら、難しくなければやりたくなります。

・調べもの。気になったことはとりあえず調べたい派です。時事のことでも政治でも国際情勢でも医学的な話でも科学や技術の話でもなんでも。日本語に限らず多少は英語でも。英語以外でも引っかかれば読もうとしたり、機械翻訳の助けを得たりします。
 その場で調べて気になったものは、後で検索して読めるように片っ端からPDF化してクラウドに保存してます。数えてないけど膨大です。たいてい読まない。ヴァーチャル積ん読です。でもそれが楽しいのです。意外と知らないことたくさんあるし、へぇぇ!ってなるの楽しいですし、これは何か妙だな?とかこれどういうこと??ってときにすとんとある程度納得できるのです。

・情報の整理。調べたりしてると、ややこしいな?どういうことなの?って思うことがよく出てきます。言葉にしたくても自分でもややこしくてうまく言葉にできなかったり。そんなとき、図にしてみるのも楽しいのです。既存の解説をリファインしてみたり。なんとなくこんな感じなんだね、と他の人にも伝えられるような形になると嬉しいのです。
 そして案外、それは世の中にはない。意外と知られてない。物事の関係性や法則は誰かが見出して数式などで表して報告しないとわからないのと似ていて、意外と図で表されていないものもあるのです。

・何か作る。世間で売ってるものや既にあるものが、帯に短し襷に長しなことがあります。ちょっと使いづらいなぁとか、こんなことできそうだけど売ってない、頒布されてないとか。
 昔な人は言いました。「なければつくれ」 
 或いは「言い出しっぺの法則」があります。欲しい人が欲しいものを作れ、と。
 それで意欲のあるときは、何か作ってみたりします。最近やったのは、折りたたみ机の天板付け替えです。いい感じの板を研磨して塗装して付け替えただけですが、慣れてないと意外と難しい。ねじだっていろんな規格があるの知らなかったし、ドリルもいろいろあるの知らなかったです。鬼ナットという埋め込むタイプのねじ穴があるのを知って、それをつけて、ボルトで固定しました。

・空を観察したり植物を見たり鳥を見たり。気になればそれがなにか、どうしてそんなふうになっているのか、考えたり調べたり。

・お料理など。得意ではないし不器用なんだけど、ゲデクターアプフェルクーヘンなど、簡単なお菓子や簡単な料理に挑戦して、どうしたらうまくできるか調べたり作って楽しんだり。

気になったことを、できる範囲で考えたり調べたり、挑戦してみたりすることが好き

 ここまで書いて気がつきました。気になったこと、気になったものについて、できる範囲・現実的な範囲で、いろんな方向から考えたり調べたりして、やってみたりする、それが好きなんだな、と。

・折り紙で立体がつくれる!作ってみよう!

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・なんだか怖いことがおこってる。ようし検索だ!英文記事はあるのかな。BBCや米メディアはなんて書いてる?

・この言葉語源何?ラテン語?ラテン語ではどんな感じなの?とりあえずODEやラテン語辞書だ!

・この言葉いつから使われたんだろう。まずは精選日国で検索だ!

 とにかくいろんなことを、できること、ちょっと手を伸ばせばできることにトライして、だめでもそれでいいかな、と思ってます。

 ただ例外はあって、生き物は簡単に手が出せない。閉鎖系アクアリウムを作ってみたくて、淡水魚を飼ってたこともありますが、私の間違いで死なせてしまって泣きました。

 植物でも枯らしてしまうのは辛いです。何度も失敗してます。

最近のルーティンは植物のお世話

 それでも、生き物は気になります。特に植物、お花は欲しくなる。京都のお友達のお家で飲んだミントティが忘れられなくてミントを育て始めたり、紫式部という胡蝶蘭を知って、欲しくなったり。

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 いまのいつものルーティンは、朝晩の胡蝶蘭への霧吹きと、2日に一度のベランダの植物への水やり、観察です。

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 植物と過ごすのは良いことです。意外とコストパフォーマンスが良いこと、様子が日々少しずつ変わるので刺激があること、様子を見たり世話をしたら水をあげたりと言ったことを通じて自分の状態をつかめること、なにより綺麗な花が咲いたりしてくれる、生きていること。

 趣味はいろいろありますが、ルーティンになっている植物関係ももちろん好きです。でも他にもやりたいこと首を突っ込みたいことたくさんたくさんあるんです。それがなかなかできないのももどかしい。たくさんいろんなことしたいです。

皆さまのお心は私の気力になります。