未ュウ

ミレニアムベビー

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portrait collageを作りませんか

こんにちは!! 初めてこのnoteに訪れてくださった方は、はじめまして。 未ュウです。 最近は、kudashiahという名前でコラージュを作っています。駆け出しです。 わたしがコラージュをする理由今年の3月、新型コロナウイルスによる感染拡大が深刻化している時期に、私はコラージュを始めました。様々な重たいニュースに息を詰まらせた私は、「どこか別の世界、自分の思い通りに構築した世界へと逃げてしまいたい」と切望していました。そんな矢先、大学1年の時に美術館で観たあるコラージュ作品

    • still human断章

      わたしの記憶の仕方は非常に断片的なありかたをしていまして、つないで首尾一貫した物語にするためには断片と断片との間にそれなりのフィクションの橋が必要で、でもこの体験には、特有のなにか、フィクションにすると捨象されてしまうなまなましさのようなものがあるので、その記憶のリアルな断片を断片のままで、書きます。時々、断片から出た光が別の断片によって屈折して、どこか遠くの地平に放射したりします。 still humanになる黒い全身タイツに身を包み、「目」の代理を腰なり頭なりにつけ、v

      • uber existence論考

        過ぎたる3月19日、クマ財団の第4期奨励学生による作品展の内覧会があり。 わたしは奨励生の一人である花形慎さんによって出展された作品・uber existenceに、「アクター」役として参加してきました。 uber existenceとは、端的にいうのであれば「存在代行」のことです。 Uberは空いている車をタクシーにしたり、暇な人を配達員にするという発想ですけど、そのコンセプトの行き過ぎた形として、人と会う用事や出席しなければいけない会議など、あらゆる場面で他人の身体

        • 具体的で、仔細で、飽和している日常について

          拝啓 崇さん 崇さん、お久しぶりです、みゅうです。 本格的な夏の訪れを肌で感じるなか、いかがお過ごしでしょうか。そちらの住み心地はいかがでしょう、もう慣れましたか。 私は最近シェアハウスに住みはじめ、性的搾取に抵抗するNPOに在籍しはじめ、小さく素敵なビストロで働きはじめました。詩も、コラージュも続けていますし、いろいろな方のお力添えのもとで大学の研究にも没頭しています。一見すると拡散的な生き方をしていますが、切り口が異なるだけで、見つめたいものごとはたった一つです。 そ

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        portrait collageを作りませんか

          詩的表現の余白について

          定さん定さん、お元気ですか。お変わりなくお過ごしですか。 最近は、新型コロナの影響で、いろんな「普通」がくつがえっていますが、定さんの生活はいかがですか。まあ、地球上のいかなる秘境にも身一つで飛び込んでらっしゃる定さんの生命力を案ずるのは杞憂かもしれませんが…でもやはり、ウイルスは人を選びませんので。 定さん…あ、最後にお会いした時、あなたが「定、あるいは鳴木戸と呼び捨てにしてください、その方がやりやすいので」とおっしゃったのは確かに私も覚えているのですけど、なんせ手紙にま

          詩的表現の余白について

          祈りについて

          震災の話をします。 アイへ久しぶり。元気にしていますか?アメリカの様子はどうですか? 日本では、春がもうすぐそこまで来ているのを確信します。おとめつばきがしっとりと満開だし、まぶたに乗っかる光の粒はまあるいし。多分、あの2個目の角を曲がったところあたりで待っているんだと思う、春。 去年の11月、あなたと最後にあってから、私にはたくさんのことが起きました。まあ、お互いにとって最も盛り上がれるトピックは「恋愛について」だけと思うけれど…笑。本当にもう、大変だったんだから!!!あ

          祈りについて

          痛みや悲しみについて ft.みなさん・禅のひとしずく

          鯉は生きている!!! 午後11時、冷え切った瓶底みたいな夜、お寺の縁側で大きな池を目の前にして座禅を組んでいたわたしの心に、強烈に響き渡ったことばです。 2月中旬の5日間、禅寺にて、そこに住う方達と修行をしながら過ごしました。一日の多くを座禅に費やし、他の時間は作務と言われるお掃除・雑用をしたり、和尚さんの話を聞いたりしました。 ここに行く前、わたしは「苦痛」にどのように向き合うべきか、という問いを持っていました。苦しみや悲しみをもたらす出来事に出会ったときに、どのよう

          痛みや悲しみについて ft.みなさん・禅のひとしずく

          痛みや悲しみについて

          先生 突然の連絡すみません。寒暖差の激しい日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。わたしは様々な書物を読み、様々な人との関わり合いの中で、春休みを過ごしております。 そこで一つ考えていてぐるぐる煮詰まってしまい、先生にお聞きしたいことがあるのですが…。先生は「悟ることはいいことだ」と思われますでしょうか。 この世のありとあらゆること・人・ものを、自分の思い通りに動かすのは不可能であり、すべてのものは自然と移り変わってゆく。その摂理を表す仏教の言葉として「諸行無常」が

          痛みや悲しみについて

          「あなた」は「わたし」である。(you, as a part of my world)

          受精から今に至るまでに見た花の名前をすべてならべる 今日の短歌です。受精から今に至るまでに見た花の名前をすべてならべる…ことなんてできるんでしょうか。きっとできませんね。わたしは受精の瞬間からこうやってパソコンを叩いている今まで、嘘偽りなくずっとわたしであったはずなのに。このからだが感覚した記憶は両手で掬おうとしても、指と指との間の小さな隙間からするすると抜けていってしまう。今までに見た花を全て覚えていることはできないし、ましてや名前なんて。美しいけれど「不必要」な思い出は

          「あなた」は「わたし」である。(you, as a part of my world)

          意味への臆病

          運命を直感した詩は母親に「よくわからない」と一蹴されて 私は時々、詩を読んで「あああああああああ、出会ってしまった…」と感じる体験をします。私は運命の糸で引っ張られ、ついにこの詩に出会ったのだ、という。この世の美しくも醜い万象について、静かに鋭く言い当てる彼ら(詩は人格を持っていると思いますので彼ら、とします)は、私から原初的な快の感覚以外の全てを奪ってゆきます。名状し難い充足感と多幸感。この内的な動きを「心が編まれる」と(私は個人的に)形容しているですが、それについては前

          意味への臆病

          心が編まれる、という感情

          幻にしてしまえれば楽なのに何故だか君には体温がある 片思いの短歌です。好きな人と結ばれることが難しいと知った時、その人を形而上の世界に押し込めてしまいたい欲求にかられるのはわたしだけでしょうか。「その人」の存在は幻だよ、もしくは夢だったんだよ、と誰かが言ってくれれば。それは対話を通して真実となり、わたしは恋をなんとか諦められる気がするのです。でも、現実に立ちかえると、「その人」は血を巡らせ、ちゃんと代謝して、生きているんですね。悔しいです。抑えられない感情は、どこに逃せ

          心が編まれる、という感情

          瞬間ごとに書き換わる物語

          雲が 雲であることを 諦めたのなら 粒子の輪郭は だらしなく撓み 界面はもはや 曖昧となり そこかしこで 結合が生じ やがてひとまとまりの 流動体となり そのままずとんと 地上に落ちる 光は 乱反射がないので 迷いながらのろく 進むようになった 寒い朝が好きです。寒い朝、すんっと静かな空に浮かぶ、雲を見るのが好きです。 「雲が雲であることを諦めたら、空の様子はどうなってしまうのでしょう…。」ある日、家から最寄り駅までの道のりを歩いていたときに、そんな漠然とした問いが浮か

          瞬間ごとに書き換わる物語

          悲しみは権利か?

          君のこと、泣いていいんだ かなしみは権利ではなく感情だから 前略 あけまして早々、短歌を詠むことにハマったわたしなので、いきなりばん、と書きました。魂の一首です。 短歌は素敵ですね、31文字に込められた熱っぽさが、儚く歯切れよくしゅわっと消える感じがします。おとつい初めて歌集なるものを買ったのですが、自分の稼いだお金で買った本史上、多分いちばん文字数が少ない一冊でした。でも充足感は間違いなくあったので、結局数で価値は測れない、ということでしょうか。功利主義とは。 …と話

          悲しみは権利か?

          ライター、はじめました

          ウッヒョーーーー! この度、みゅーは、あるベンチャー企業の運営するオウンドメディアのライターとして、お仕事を始めることになりました! 「自分の表現物で頂いたお金でご飯を食べる」っていう夢が、現実になったよ! 思い返せば2ヶ月前。全ての始まりは、しょうもないトッポのブログでした。 トッポは常温の方が美味しいよねって、ただそれだけを描いたブログ。 そんな私のしょーもない言葉に「面白いね」って反応してくれた友達がいて。褒められるの悪くないなって思い、下心からブログをしばら

          ライター、はじめました

          たわごと、お引越しのお知らせ

          引っ越してきました、はてなブログから!  はてなブログのリンク→https://mewlog7.hatenablog.com/ 自分にとって三日坊主になるはずだったブログが、  なぜか少し長続きして 開始1ヶ月で1000pv、読者登録数39人を達成しました とっても全然小さな数字だけれど、 わたしの思考に、顔も名前も知らない誰かが共感して、 画面越しに支持してくれたことが本当に嬉しくて。 それに応えるように どんどん自分の気持ちを言語化して、 この「ブログをかく」という行

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