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フリーランス看護師歴2年目。気づいたら売れっ子看護師になっていた、その理由を分析してみた。

私はコロナ禍で割のいい仕事が多かったことをきっかけに、フリーランス看護師として日替わりで別の職場で働くようになりました。
コロナ禍の時はおもにコロナ関連の仕事だけを請け負っていたので、本当に様々な職場でフリーの看護師として働くようになったのはこの1年あまり。

看護師業界の時給のいいバイト先として人気だった、コロナバブルも終わった今も、私は正社員でどこかに就職するということはせず、フリーランスの看護師として働く道を選んだ。

その理由については、上記のnoteやその他の私のnote記事でも書いているので、ここでは割愛します。

コロナ禍をきっかけにフリーランスの道へ

コロナ禍の仕事を完全に辞めてから、私のフリーランス看護師道はどんどんディープに、進化を遂げていった。
登録派遣会社は10以上、働いた職場の数は100以上。
パートや契約社員として働く会社を入れても、2日以上続けて同じ仕事をすることはない生活。

今でもより割のいい仕事、よりラクな仕事、より作家としての取材の糧になりそうな仕事を求めて仕事を探している。

ぜひやってほしい仕事がある、と派遣会社から直接連絡がきた

そこで目を付けたのがプライベート看護、在宅介護など、個人宅などで働く仕事。

すでにいくつか仕事は請け負っていて、今後はより個人対個人の仕事へシフトしていこうと思っている。

そんな折、面談だけ受けてその後仕事は探さず放っておいたある派遣会社から連絡がきた。
その派遣会社は、実際の仕事を請け負う前に、研修を何時間か受けなくてはいけなくて、その時間を取るのが億劫なので放っておいた会社だったのだが、私に「ぜひ紹介したい仕事があるので研修を受けてほしい」とのことで、どんな仕事か興味があったので受けてみることにした。
そして、研修を受け終わると、そのまますぐに仕事の相談を持ち掛けられた。

病院から退院予定が急に決まり、プライベート看護を24時間募集している、とのこと。
実は、私は在宅の仕事は看護師枠ではなく、介護やヘルパー業務だけを請け負っていこうと思っていたのだが、看護師として働いてほしいとのことだった。

看護師技術だけではなく人間性も評価の対象となっている

私は別の業界で社会人経験をして、子育てをしながら看護師になったので、正直看護師としてのキャリアは大したことはない。
それが今までずっとコンプレックスだった。
病院などで働いていたときは常にその場所でベテラン看護師さんがいて、その人たちには到底かなわないと思っていたからだ。

でも、コロナ関連のコールセンターのバイトをするようになったとき、今日から全員がよーいどんで新しく始めるコールセンターの仕事をしたことがあった。そのときは、新人もベテランもなく、同じスタートラインで働いてみたら、私はそこそこ普通に働けた。今まで自分は看護師としては未熟だと思っていたけれど、スタートラインが一緒の職場では、私は他の看護師ととくに能力的に差が出ることはなく、働くことができた。

そして、病院ではなく、高齢者施設に職場を変えてみると、必要とされる看護技術は大したものはなく、ベテランの看護師と一緒に働いていてもとくに私が劣っていると感じることはなくなった。

自分の話術は高齢者福祉に合っていた

それよりも、気づいたことは、看護技術を使う場面ではなく、自分の話術やノンバーバルな対応やケアなどに関しては、自分でも得意だと感じることが多かったこと。

他のスタッフが対応不可能な精神面で困難な人でも、私は対応できることがあった。なんでできるのか、説明は難しいけれど、なんとなく感覚的にこうしたらこの人は安心するのではないか、ということが当たっていることがあった。

看護師のキャリア以外が評価された

高級志向の施設の契約社員として採用がきまった時も、私の看護師としてのキャリアだけみたら評価されることはなかったと思う。
看護師としてベテランかどうかよりも、私の人柄をみられた面が大きい。
そして、それは私の看護師以外の社会経験だったり、子育てを経験している母親としての落ち着きだったり、そういったところを評価してもらえるようになってきていると感じる。

とくに在宅で働くとなると、個人対個人の対応となるので、人柄が大事になってくる。

そういったときに、看護師としてベテランかどうかはあまり重要ではない。なぜなら求められる看護技術はそれほど難しくないからだ。

それよりも、様々な人生経験を積んでいる、ということの方が重要だったりする。

これは、フリーランスになってみなければわからないことだった。
今までの看護師以外の経験を、すべて掛け合わせて自分のアピールポイントにできる。
それがわかったので、私はもうどこか一つの会社の社員として働くことはしないと思う。

キャリアが少なくても看護技術でもうコンプレックスを感じる必要はない。
私のまま、この身の丈でのんびりまったりして働ける仕事場を、今後も開拓していきたいと思っている。


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