意味性を重ねて林業を上書きするストーリーテラーたち
吹き抜ける厳しく爽やかな風
優しく降り積もる粉雪
住まうものたちの生と死
無限の生物たち
その大きな集合体のうねりの中から導き出される
恐ろしいほど強く、大きく、複雑かつ明解な
森
という全体意思の中に身を委ねる
僕ひとりの力ではどうにもならないのはわかっている
それでも
なるだけ多くの存在の記憶を切り取って、集めて
丁寧に、バランスよく
そこに並べ、閉じ込めてゆく
じきに森がそれに応えてくれて
一つの目的を持った空間が出来上がってゆく
ほぼ奇跡で出来ていいる森の景色
怖さな