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追い求める力

はじめに


本書は、「武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコース クリエイティブリーダシップ特論 第十二回(8/3)上町達也さん」の講義レポートである。

講師:上町 達也(うえまち たつや)
金沢美術工芸大学卒業。カメラメーカーのデザイン部を経て、「secca inc.(株式会社雪花)」を設立。
大学卒業後、カメラメーカーにプロダクトデザイナーとして就職。退職後、金沢へ移住し、伝統的な技術から最先端の技術まで様々な技術を掛け合わせ、新たな技能と解釈から生まれるものづくりを通してこれまでにない体験を創出するクリエイター集団「secca」を立ち上げる。創業後、ハヤシライス専門店「涎屋」を始める。

あるべき姿を掴み、諦めない力

今では最先端のテクノロジーを活かしたプロダクトを展開し注目を集める上町さんだが、それまでの前途多難な生き方は非常に人間味溢れ、共感するものが多かった。資本主義において、大量消費を後押しする自分のデザインに違和感を持つことは、私自身も共感する部分が非常に多い。しかし、その現状を逸脱し、自分の道を歩む起業の意思決定は、普通できるものではい。自分の想いに従い、困難を全て成功への過程とすること。その想いが人を動かし、人を巻き込む力となって今があるのだと感じた。このCL特論で来られるゲストの方々は、とにかく人間味溢れ、人としての生きる力や魅力が強い。人間的自由に達するために、僕はこうやって学んでいるのかもしれない。

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