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なにが本物で なにが作品か すべてが本物で すべてが作品に
テキスト:KIKI(モデル)
山を歩いていると、だんだんと頭のなかが軽くなっていく。
街に暮らすわたしにとって、山での時間は非日常だ。
だから山に来ることは、日常から離れることにもなる。
歩き始め、いろいろな事を考える。日常の些細な出来事を思い返す。
あんなことがあった、こんなことがあった。
悔しかったこと、面白かったこと。仕事のこと、家族のこと、体調のこと。一緒に歩く仲間がいるときは、もちろん
【distance】曽爾エリア/oblaat 松田朋春+則武弥 詩人 カニエ・ナハ
ポエトリーコレクティブのoblaat(オブラート)は、吉野、曽爾、天川それぞれの地域に伝わる伝承などを基に、詩人が書き下ろした詩を巡回していく体験型の作品《distance》(2020)を発表する。作品全体のディレクションを松田朋春が務め、デザインを則武弥が担う。
曽爾エリアで詩を発表するカニエ・ナハは、9月に曽爾村に滞在し作品を構想する機会を得た。曽爾村の風景に繋がる詩は4つのパートに分け
【森の中の図書館】曽爾エリア
「森の中の図書館」は、MIND TRAILコース内の様々な場所に本を散りばめるプロジェクトです。 参加アーティストをはじめとした様々な選者の皆さまから、本芸術祭のコンセプトや奥大和の自然の中で読みたい本をテーマに書籍を選んでいただきました。MIND TRAILのコース内や、ちょっと休憩したい時に読んで欲しい本をご紹介します。(選者50音順掲載)
※本ページに掲載の書籍は、曽爾エリ
【コマノエ】曽爾エリア / 小松原智史
私は言語による物事の不完全な理解を恐れています。 なので記憶からイメージを拾い上げ、それらを言語によって説明されないよう脈絡無く繋ぎ合わせて描いたドローイングを用いて、自分にとって安心する事の出来る空間を作ります。 また作品を完成させてしまうと説明が定着してしまうので、終わることなく拡張させていきます。
環境に合わせて素材や道具を選び、ドローイングを用いて空間に作品を落とし込み、制作していき
【「I/8000000」】曽爾エリア / 西岡潔
1976年大阪生まれ。写真家。2015年に東京から奈良県東吉野村に住まいを移し、「場と間と時間」をテーマに写真だけにとどまらずインスタレーション作品制作をする。
ルート上に設置している「目」を片目を閉じ対象に「重ねる」ことで、一つの生命に見えてくる。
普段見えていない生命としての認識を喚起する。
ルート上の西岡作品の横にQRコードが点在し設置されています。
QRコードを読み込むと西岡が撮っ
【第三者の風景】曽爾エリア / 武田晋一
1981年広島県生まれ、奈良県在住。段ボールや木材、またロープやワイヤーなどの既製品を加工したオブジェクトと自作のドローイングや植物などを、空間に応じて緻密に組み合わせ、構成したインスタレーションを発表。多くの場合、作品を構成する一式はコンパクトに梱包され、制作場所と展示会場間を運ばれる。
今作「第三者の風景」では、小さな作品をコースに点在させ、一つのインスタレーションを構成しています。その
【TOKIDOKI DOKIDOKI】曽爾エリア / 北浦和也
同じようで同じでない日々変わる日常の中で、 見たことがあるようでない郷土玩具や童話・小説・SFファンタジーなどに登場してくる動物や人など、 実在するモノやしないモノ。 ファンシーでポップでシュールなモチーフで見る人を思わず微笑まずにはいられないキボリ作品を制作しています。
杉林を見渡すと、木々の間に潜む気配に気づきます。今回の作品は、歩き進めてもらうことで感じる緑の匂いや土の感触、流れる風の
【道標・ニューライト】曽爾エリア / 坂本和之
1971年パリ松谷武判シルクスクリーンスタジオにて制作を開始。73年ベルギーオステンドコンテンポラリーアートコンペティション入賞。 95年アメリカLos Angelesマルカイフォーラムなど国内外で個展を開催。2004年奈良県東吉野村に移住。2015年より奈良県南部東部振興課主催アートイベントWSMAをプロデュースし奈良から現代アートを発信している。
【道標】トレイルとは道そのものを示す言葉
【ダラニスケ研究室】天川エリア/菊池宏子・林敬庸
菊池はパフォーマンスアート(フルクサス)の影響を受け、独自のインストラクション(問いかけのレシピ)を元に、環境・状況をコンテクスト化する活動や参加型アート制作を行っている。 3代目大工棟梁・林は、日本の木造建築技術や文化を後世に伝えるために、国内外各地でワークショップ、まちづくりの活動、デジタル建築などを手がける。アートを触媒にしたコミュニティ開発や教育プログラムを作品として展開する菊池宏子と
【森の中の図書館】天川エリア
「森の中の図書館」は、MIND TRAILコース内の様々な場所に本を散りばめるプロジェクトです。 参加アーティストをはじめとした様々な選者の皆さまから、本芸術祭のコンセプトや奥大和の自然の中で読みたい本をテーマに書籍を選んでいただきました。MIND TRAILのコース内や、ちょっと休憩したい時に読んで欲しい本をご紹介します。(選者50音順掲載)
※本ページに掲載の書籍は、天川エリ
【distance】天川エリア/oblaat 松田朋春+則武弥 詩人 覚和歌子
ポエトリーコレクティブのoblaat(オブラート)は、吉野、曽爾、天川それぞれの地域に伝わる伝承などを基に、詩人が書き下ろした詩を巡回していく体験型の作品《distance》(2020)を発表する。作品全体のディレクションを松田朋春が務め、デザインを則武弥が担う。
天川エリアで発表する覚和歌子は、9月に天川村に滞在し地域住民との対話や調査を通じて作品を構想した。天川村の風景やこの地に繋がる物
【Sky Fishing - variations III】天川エリア/ニシジマアツシ
1965年京都市生まれ。大阪芸術大学音楽学科音楽工学専攻卒業。80年代半ばより実験音楽の制作、ライブ・エレクトロニック・ミュージックによる演奏を始める。その後、音が持つ様々な側面と日常の事物をユーモラスに同定して発想したヴィジュアル作品の制作を始める。
本芸術祭でニシジマは巨大な凧を空に打ち上げ、空に凧がある風景全体を一つの作品として展示する。悠々と飛揚する巨大な凧を見上げている
【関係ー気配】天川エリア/佐野文彦
1981年奈良県生まれ。京都、中村外二工務店に数寄屋大工として弟子入り。年季明け後、設計事務所を経て、2011年に独立。現場の経験から得た工法や素材、寸法感覚を活かし、コンセプトから現代における日本の文化とは何かを掘り下げ、作品を製作している。2016年には世界16か国を歴訪し、各地でもてなしの場としての茶室を作るプロジェクトを敢行。さまざまな地域の持つ文化の新しい価値を作ることを目指し、建築
【Erode】天川エリア/細井 美裕
1993年生まれ。慶應義塾大学卒業。ボイスアーティスト。2019年NTT ICC無響室、YCAMにて22.2ch音響作品「Lenna」を発表。SHUREとMixcloudによるSHURE24 : 世界のオーディオカルチャーをプッシュする24人に選出。第23回文化庁メディア芸術祭アート部門新人賞受賞。
細井は今回、自身の声を使った作品ではなく、この場所に既にある川の音を改めて認識させるサウンド
【いのち 脈々と】吉野エリア / Taka Horii
1965年奈良県生まれ、奈良県在住。1989年多摩美術大学油画科卒。
J-Collabo Annual Group Exhibition(NY ブルックリン、2017年)、WINTER GROUP SHOWS 2018(2018年)、Onishi Project (NY チェルシー)、SUMMER GROUP SHOWS 2018 Onishi Project(NY チェルシー、2018年)
【ならのすみ】吉野エリア / 逢香
6歳から書道を学び、奈良教育大学書道科に入学後、変体仮名の授業を受けたことをきっかけに個性豊かな妖怪たちに興味を持ち、墨を使って描きはじめる。イベントでは書画・書道ワークショップを開催。2017年に妖怪ウォッチシリーズ「黒い妖怪ウォッチ」のキャラクターデザインとタイトルデザインを担当、2020年には「橿原神宮 御鎮座百三十年記念大祭」揮毫、世界遺産 元興寺の絵馬の書・画・印デザイン、奈良テレビ