【第三者の風景】曽爾エリア / 武田晋一
1981年広島県生まれ、奈良県在住。段ボールや木材、またロープやワイヤーなどの既製品を加工したオブジェクトと自作のドローイングや植物などを、空間に応じて緻密に組み合わせ、構成したインスタレーションを発表。多くの場合、作品を構成する一式はコンパクトに梱包され、制作場所と展示会場間を運ばれる。
今作「第三者の風景」では、小さな作品をコースに点在させ、一つのインスタレーションを構成しています。その場所に与えられたシチュエーションに介入し、真似し、繰り返し、その状況を倒置させます。自然と人工、アートとそうでないものの境界を問い直し、それぞれの目で新しい風景を発見してください。
Paysage du tiers / 第三者の風景
1. keep pace / 歩調を合わせて 10:37
刈られた雑草、2020年
note : 雑草を歩幅に合わせて刈り取る
2. falling leaves / 落ちている葉 0:35
落ち葉、テグス、2020年
3. Wash the mirror / 鏡を洗う 3:38
オリエステルおりがみにスタンプ、チェーン、ハトメ、2020年
4. branch / 枝分かれ 0:33
枝、2020年
note :落ちている枝を少し整頓する
5. curve mirrored / 映し出されたカーブ 9:45
ソフトターポリンに印刷、ハトメ、2020年
6. Time of Nature / 自然の時間 0:55
雑草、アクリル板、時計のムーブメント、木、プラスチック容器、2020年
7. Under the wheel / 車輪の下 1:40
落ちていたPPバンド、ハトメ、2020年
8. la cicatrice / 傷痕 0:20
落ちていた木に太陽光、2020年
9. Le jardin fertile / 肥沃な庭 8:07
培養土、2020年
note : 陥没したアスファルトに培養土を入れる
10. forgetfulness / 忘れた風 0:57
オリエステルおりがみ、ボールチェーン、ハトメ、2020年
11. Balanced Stone / バランスの良い石 0:32
石、木、2020年
note : ガードレールに落ちていた石を載せる
12. perpetual green / 永遠のグリーン 3:29
からふぃるおりがみ、チェーン、2020年
13. Mat, it is displaced / マット、それはずらされた 19:14
落ちていたマット、2020年
14. yellow gravel / 黄色い砂利 1:55
落ちていた砂利にアクリル絵の具、2020年
15. double-checking / ダブルチェック 0:30
のり、片栗粉、2020年
16. herbal propaganda / 草のプロパガンダ 6:30
除草、2020年
17. Grass schedule / 草の予定 11:17
16で刈った雑草にスプレー、2020年
18. indigenous sculpture / 土着の彫刻 11:21
陶器、ワイヤー、2020年
19. folded map / 畳まれたマップ 1:44
合成布に印刷、油性ペン、2020年
20. Chacun son paysage / ひとりひとりの風景 12:09
それぞれの風景について回想する時間、2020年
「都市の身体」展 / 2019年 / 撮影:OMOTE Nobutada
Obstacle / 2018年/ 撮影:SKKY
My House to iTohen (5 March 2013) / 2013年
My house to Château d'eau (17 June 2011) / 2011年
Light Coordination / 2010年/ 撮影:Kiyotoshi Takashima
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