【森の中の図書館】天川エリア

「森の中の図書館」は、MIND TRAILコース内の様々な場所に本を散りばめるプロジェクトです。 参加アーティストをはじめとした様々な選者の皆さまから、本芸術祭のコンセプトや奥大和の自然の中で読みたい本をテーマに書籍を選んでいただきました。MIND TRAILのコース内や、ちょっと休憩したい時に読んで欲しい本をご紹介します。(選者50音順掲載)

※本ページに掲載の書籍は、天川エリア内に置かれています。
 コース内で実際の書籍をお読みになる際は、ポストの鍵ナンバーが必要となります。ナンバーは下記となります。
・(T5)  左へ2回→0/右へ1回→4
・(T8)  左へ2回→6/右へ1回→1
・(T12) 左へ2回→7/右へ1回→1


鏑木 毅/プロトレイルランナー
書籍名:『人生生涯小僧のこころ』


コメント:
吉野を拠点とした大峯奥駈道を辿る大峯千日回峰行の苦行のなかで悟った境地に心を打たれます。大自然の摂理に人は活かされていること、そして生きること自体が本当に幸せなことだということを気づかせてくれました。
推薦ページ:
P234~P238「大自然のルールに沿って生きる」

KIKI
書籍名:『光の五線譜』


コメント:
自然のなかに深くを身を投じた、いくつもの経験があるからこそ織りなすことのできる言葉の数々。
感じ方は人それぞれでよい。そう教えてくれる一冊

齋藤 精一/ライゾマティクス・アーキテクチャー代表、MIND TRAILプロデューサー・参加アーティスト
書籍名:『ぼくを探しに』


コメント:
この物語はMind Trailの元になっています。効率化を求める現代に、歪だからこそ気付きのある人生が送れると思います。そんな気持ちで心の中に美術館を見つけてみて下さい。

佐野 文彦/天川アーティスト
書籍名:『風の谷のナウシカ (6巻)』


コメント:
天川には縄文や弥生の遺跡も見当たらず、太古から深い森として人を遠ざけてきました。歴史に天川が出てくるのは奈良時代になって石を取りに来てからです。
天川の森を歩いていると、川辺に朽ちた木やシダ類、地面から石の表面にまで生えた苔、その上の堆積物に落ちた種が発芽した木の苗など、自然の生と死の循環を感じさせます。そこに我々人間がどう関わるのか、「風の谷のナウシカ」では、まさにそれを問われています。奇しくもCORONA Virusによって人間の活動が低下したことで自然の回復が各地で報告された今年、腐海さながらの景色の中に佇みながら、自然と人間の在り方に思いを巡らせる良い機会なのではないでしょうか。

セキノ ヨシハル
書籍名:『都会の自然の話を聴く: 玉上水のタヌキと動植物のつながり』


コメント:
森の中では、声を聞く生き物や目にする生き物の他に樹上、地表、土の中にはおびただしい数の生き物がいる。すべての生き物がなんらかの形で繋がっている。その繋がりをタヌキ、糞虫を中心に探ったエッセイだ。

ニシジマ・アツシ/天川アーティスト
書籍名:『「円空 慈悲と魂の芸術」展』


コメント:
森の中では、声を聞く生き物や目にする生き物の他に樹上、地表、土の中にはおびただしい数の生き物がいる。すべての生き物がなんらかの形で繋がっている。その繋がりをタヌキ、糞虫を中心に探ったエッセイだ。

細井 美裕/天川アーティスト
書籍名:『日本の音を聴く』


コメント:
作曲家・音楽学者の柴田南雄による民俗芸能・社寺芸能のフィールドワークの記録。
「きこえぬ音ではあっても、これはたしかに日本の音だと思うのである」
イメージがつくる音も含めた総合的な音に気づかされます。
推薦ページ:
P34「川端康成『山の音』」
P35「ハスの開花音」
 P44「ジョン・ケージ」
P53「芭蕉が聴いた音の世界」

松島 倫明/『WIRED』日本版 編集長
書籍名:『BORN TO RUN 走るために生まれた』


コメント:
人類は走ることで進化した。しかも、単調な舗装路もハイテクなランニングシューズもない太古の時代から、こんなトレイルを裸足や草履で踏みしめることで自然との調和を実現し、仲間との愛を育んできたわけです。

横山 峰弘/プロトレイルランナー
書籍名:『ENDURE 限界は何が決めるのか?』


コメント:
トレイルランナーとして目標が定まらないとき、チャレンジする一歩を踏み出
せない自分がいました。この本を読んで、もう一度選手としてチャレンジす
る、前に進む、きっかけになりました。

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