みんぼうネットワーク

みんぼうネットワーク

    最近の記事

    単独世帯高齢者は自然災害にどう対処したらよいか? (その1)スマートシニアをめざす 【自然災害と高齢者 3/4】

    前回の記事で、1919年における一人暮らしの高齢者は3割近くにおよび、今後一層増加することが予想されることを書きました。 一人暮らしの高齢者は、自然災害での災害弱者になりやすいので、自然災害からどうやって身を守ったら良いか考えてみます。 まずは健康に!まずは、健康に気をつけて健全な体を保っておくことが第一です。 肉体のみならず精神的にも。 不幸にして健康を害してしまった時には、養護老人ホームなどの利用を考えなければならないかもしれませんが、これについては社会全体としての大き

    スキ
    3
      • 災害弱者としての高齢者 【自然災害と高齢者2/4】

        茨城県の2019年の台風19号被害2019年10月の台風19号では、茨城県でも大きな水害による被害がでました。 茨城県北の久慈川にかかる水郡線の鉄橋の流失は、全国的に報道されました。 下の写真は洪水が引いた後に現地調査に入った時に撮った写真です。 ビックリしたのは、橋脚があたかものりまき寿司のように輪切りになっていたことでした。 古い鉄橋で、鉄筋が入っていなかったようです。 こんな鉄橋は全国にたくさんあると思います。 茨城県大子町での高齢者の被災大子町の中心街は流失した鉄

        スキ
        2
        • 障がい者に対応したハザードマップ(1)

           今回と次回は、障がい者に対応したハザードマップについて、2回に分けてお話したいと思います。 障がい者に対応した水害ハザードマップの作成率は2.6% 国土交通省が2021年の6、7月に行った調査によると、障がい者に対応した水害ハザードマップを「作成済み」の自治体は16都道府県の41市区町村にとどまります。これは、調査に応じた1591自治体の2.6%にしかなりません。「作成中・検討中」も53市町村(3.3%)だけで、ほとんどの自治体(1471自治体・92.5%)は「作成の予定

          スキ
          2
          • 日本の高齢化 【自然災害と高齢者 1/4】

            日本は、自然災害のデパートと言ってよいほど自然災害が多発します。 一方、世界の中でも大変な勢いで高齢化が進んでいる国です。日本で自然災害を考える上で、高齢化は無視できないファクターになります。 コロナワクチンの接種後、次の日に副反応が出て一日ソファーの上でぐったりとしていました。 そんな中でなんとなく今後の自分の人生について考えたのですが、自分自身、年齢が『後期高齢者』に近づいていることに改めて気づきそれなりにショックでした。 私の父は42歳で逝ったのですが、その父よりもい

            スキ
            2

            災害弱者を守るためには【東北地方太平洋沖地震から11年 災害弱者を守るためには 2/4】

            逃げられなかった災害弱者 2011年に発生した東北地方太平洋沖地震により亡くなった方のうち、60歳以上の方の死亡率は66.1%に上ります。  また、東北地方太平洋沖地震による障がい者の死亡率は全住民平均の死亡率のおよそ2倍になりました。  どうすれば、災害弱者を守ることができるでしょうか。  ご高齢の方および障がいをお持ちの方は、在宅の方と施設に入所している方とがいらっしゃいます。そこで、それぞれについて考えたいと思います。 在宅の災害弱者を守るためには ここでは、東北

            スキ
            2

            常磐線の車窓から見た東北地方太平洋沖地震【東北地方太平洋沖地震から11年 災害弱者を守るためには 1/4】

             東北地方太平洋沖地震により、被害にあわれた皆様に、心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に、深くお悔やみを申し上げます。 はじめに 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震から11年が経ちました。今回の私の担当では、4回にわたって、災害弱者を災害から守るためにはどうすれば良いか、考えたいと思います。  みんぼうネットワークは、2022年3月5日(土)に開催された「仙台防災未来フォーラム2022」に出展しました。その際、私は茨城県に住ん

            スキ
            2

            土砂災害は3種類をチェック!【ハザードマップを理解するコツ:豪雨災害編5/5】

            豪雨によって発生する災害は、河川氾濫や内水氾濫だけではなく、「土砂災害」も発生します。 土砂災害は主に山間地域で起こります。例え居住地が平野部であっても、日本には山間地域が多いため、旅行やレジャーで立ち入る機会は多いので、決して他人事ではありません。いざという時のために、最低限の知識は身につけておきましょう。 今回は3種類の土砂災害のそれぞれの特徴について簡単に紹介します。 1.   地すべりとは?ある一定範囲の斜面がジワジワとずれ動く現象です。動くスピードは年間で数mmか

            スキ
            2

            平坦地域は”内水氾濫”も忘れずに【ハザードマップを理解するコツ:豪雨災害編4/5】

            大雨が原因の災害は、河川の洪水だけではありません。 内水氾濫にも注意しましょう! 1. 内水氾濫とは?内水氾濫とは、ある地域に降った雨水の排水が追い付かず、溢れてしまう現象のことです。 街に降った雨は水路等を通って下水や河川に排水されますが、その排水量以上の雨が降ると起こってしまいます。 そのため、ゲリラ豪雨と呼ばれるような大雨が降り始めた場合は、比較的短時間で氾濫がはじまってしまいますので、迅速な行動が必要になります。 一方、河川の氾濫(浸水区域想定図)の場合は、自分が

            スキ
            5

            ハザードマップの更新状況を確認しよう【ハザードマップを理解するコツ:豪雨災害編3/5】

            前回は「今治市のハザードマップが更新された」とお伝えしました。 新しいハザードマップでは問題点は解消されたのか?見ていきましょう。 まずはおさらい更新マップを見る前に、以前のマップの問題点をおさらいしましょう。 「問題点」と言ってしまうと大げさかもしれませんね。「私たち『見る側』が注意すべき点」と言う方が適切かもしれません。 以上の2点でした。 つまり、せっかくハザードマップを見て対策していたとしても、それ以上の洪水に襲われる可能性があるということです。  では新しいマ

            スキ
            2

            洪水浸水想定区域図のポイント解説 その2【ハザードマップを理解するコツ:豪雨災害編2/5】

            前回は「浸水想定区域図」の中で確認していただきたいポイントの1つ目として「想定雨量」のお話をしました。現在、日本では1000年に1度の想定雨量(正確には「想定しうる最大規模の降雨」)でシミュレーションすることになっています。まとめますと  自治体によっては古い基準のままのハザードマップを公開している場合があるので、必ず確認するようにしてください。なぜなら、逆に「想定雨量を確認しておくことで、そのマップが信頼できるか否か?」が分かるからです。 では次に、ポイントの2つ目を見て

            スキ
            7

            浸水区域想定図のポイント解説 その1【ハザードマップを理解するコツ:豪雨災害編1/5】

            今回から5回にわたって、豪雨災害の「ハザードマップを理解するコツ」についてお話ししていきます。 浸水区域想定図とは?みなさんは「浸水区域想定図」を見たことはありますか? いわゆるハザードマップの中で、大雨によって河川が氾濫した場合の洪水被害を想定したマップです。平野部で近くに大きな河川がある地域に住んでいる人は必見です。 これは愛媛県今治市の2021年時点でのハザードマップ(浸水区域想定図)です。一般的な感覚では、まず自分の家がどこか探し、そこが何色か(浸水深が何mか)を

            スキ
            7

            等高線が読めるとカッコいい

            地形図上で地形は等高線で表現されています。 等高線とは、同じ高さのところをつないだ線です。 等高線を読めると、平面上に書かれた地図から立体的な地形を頭の中に描けます。 音楽家が楽譜を見ただけで、メロディーを頭の中に浮かべることができるのと同じです。 一般の人から見るとカッコいいですね。 私達は小学生の時に等高線の読み方を教わっているのですが、ほとんどの方は大人になっても等高線を読むことができません。 理屈をしっていても訓練しないと活用できるようにはならないということです。

            地図の北ってどう決まっているの?

            普段、東西南北を意識して生活している人はあまりいないと思います。確かにそれを意識していなくても、生活には困りません。 でも、ハザードマップを読み、そこから自然災害から身を守るための情報を引き出すためには、方位を意識することが大切になります。 ハザードマップの基本となっている国土地理院の地図は、地図の上が北になっています。 これを知ることが、地図を読む時の一番の基本です。 ここに、私の住んでいる地域にある塾の案内地図を示します。 目標の建物などの情報が入っていて、これで場所

            スキ
            2

            地図・マップは見るのではなく、読むのです

            ハザードマップを広辞苑(第七版)で調べると次のように書いてあります。 『自然災害に備えて、予想される被害の種類・程度とその範囲、避難経路などを示す地図。』 これは、ハザードマップには自然災害の時に私達の命と財産をまもるための情報が載せられていることを意味しています。 ハザードマップは国や自治体により様々なものが作られています。 それらから、重要な情報を読み取ることがハザードマップを活用する第一歩になります。 ところで、最近マスコミなどでハザードマップの大切さがさかんに伝え

            スキ
            3

            まずは自己紹介【ハザードマップを使うための基礎知識:地図・マップってなに? 1/4】

            これからハザードマップに関わる地質学的な基礎知識や、自然災害についてのさまざまな話題を提供していきます。 というわけで、まずは自己紹介します。 長野県松本市に生まれました。いわゆる『団塊の世代』です。 毎日、北アルプスを眺めて暮らしていました。 大学は東北大学の理学部に進みました。 私が入学した前後の大学では、全国的に“大学紛争”が起こっていて、ほとんど授業の無いような状況でした。 今の学生諸君には想像もできないでしょうが・・・ 大学から革命が起こると信じていた学生もけっ

            スキ
            12

            避難経路の安全確認【私の個別避難計画5/5】

            避難経路の安全確認 今回は、個別避難計画に基づいて、避難経路の安全確認を行いたいと思います。  下に示すのが、森の里から避難所である茎崎交流センターまでの避難経路です。その道のりは、Aルート経由で約1.1km、Bルート経由で約1.2kmあります。  私が使用している自走式車いすです。オーエックスエンジニアリングのFusionです。  以下に、各地点における注意点をまとめていきます。実施日は2022年4月20日です。 地点①  この交差点は一時停止の後、直進します。交通量

            スキ
            2