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オクラに学ぶサイエンス


2024年8月8日(木)

今年の東京は夕立ちが多いような気がする。
夏だなぁ。
ありがとう、入道雲。
気のせいかなぁ、本当に多いのかなぁ。

夕暮れ、自転車に乗っていて、なんか夏の匂いだなぁと思ったら蚊取り線香だった。
夏と言うかお盆の匂いかもしれない。
子どもの頃、実家の庭ではよく蚊取り線香の匂いがしていた気がする。
花火をする時、お盆にご先祖様を送る時。
実家の地域では、お盆の最後の日となる8月15日に、おがらで脚を付けたりしてあっちの世界までの乗り物にした野菜たちでご先祖様を送っていた。
最初は川に持っていっていたけど、回収してくれる人がいなくなったとかで、いつからか庭に出すだけになった。
川に持っていけなくなって、なんだか寂しかったことを覚えている。
庭に家族とご先祖様が集まる。
線香花火の匂いがしていた。

庭のオクラ(赤オクラ、紅オクラ)が3本同時に収穫できたのでおひたしにした。
茹でると普通のオクラみたいな緑色になって驚く。
めっちゃデカい品種みたいで、ちょっと怖いぐらい。
でも、キレイな花が咲く。
でも、朝に咲いて、すぐにしぼんでしまう。
楽しめるのはちょっとの間だけ。
花がしぼむと実が次々、ニョキニョキできてくる。
そして、ムクムク、見る見る、育っていく。
朝と夜とでも全然大きさが違う。
見ていて面白い。

3本とも全く同じタイミングで実がなり始めた訳じゃないんだけど、1本だけだと料理に使いづらいから、一番下の子が食べられる大きさになるまで待っていた。
一番下の子は柔らかくて、適度な歯ごたえがあってとても美味しい。
真ん中の子は少し繊維が口に残る。
一番上の子は繊維が固過ぎて噛み切れない。
こんなちょっとの違いでもこんなに違いが出るんだなぁ。
育つのが速いなぁと思っていたけど、見た目の大きさだけじゃなくて、見えない中身(繊維の太さとか)も育ってるんだなぁ。
考えてみたら当たり前のことだけど、こうして体感して気付くとやっぱり面白い。
これが、サイエンスだ!
知らんけど。

次は出来るだけ早めに頂こう。
次は天ぷらかな。
楽しみだぁ。

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