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ヒキガエルは良い眼をしている。


2024年7月15日(月・祝)

相変わらず家にいる。
休みの日になるととにかく動き回って時間をケチケチ使うタチだった。
なんかしないと気がすまない。
それはほとんど強迫観念にも似ていた。
休むことが苦手なんだなと気付いたのは、結構オッサンになってからだった。
いや、休むことと言うか、オンオフの切り替えが苦手なんだ。
オフ(例えば休日)にオン(例えば仕事)がなだれ込み、ハッキリとした線引きが無かったりして。
まぁオフにオンが混ざるのは単に疲れるだけだからまだイイんだけども、逆に、オンにオフが流れ込んで全くスイッチが切り替わらないこともあって、これは困る。
困りながら、苦手だなー切り替え上手くなりたいなーと思いつつも、そんなに成長を感じないままダラダラ来た。
小学校の時からの悪友に、どうしているのかと聞いたら、音楽で気持ちを切り替えると言っていて(彼は音楽仲間でもある)、それはちょっとマネしている。
そして、ちょっと効果も感じている。
まぁでも、本当にそれぐらいだったんだけども、この3連休しっかり休めたのは、新たな成長のようなな気がしている。
自分で自分を褒めてあげたい。
いや、ただ家にいて穏やかにしていただけなんだけども、それが、簡単では、無いんだよ。

セミの鳴き声が日増しに大きくなる。
早朝、白み始めた明け方の空に、セミの鳴き声が響く時間が好きだ。
ミンミンゼミはちょっとお行儀が良過ぎるな?
やっぱクマゼミでしょ。
そして狂ったツクツクボウシの叫び。
夏が始まるよ。

ヒキガエルの眼がつぶらでカワイかった。
僕から逃れるためにフェンスの向こう側へ行きたいらしく、フェンスに突撃を繰り返していた。
木の枝で誘導したら、フェンスの隙間を通って向こう側に跳ねていった。
どこに行くんだろうか。
またフェンスと出会うんだろうか。
次はどうするんだろうか。
僕も、越え方も分からず、何かのフェンスに突撃を繰り返しているのかもしれないと思った。
導いてくれる誰かを期待して待つことはしたくないけれども、突撃を続ける体力は維持していたい。

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