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中央アジアの雄・カザフスタン国債が売られていたので解説

日本人にとって意外と知られてない中央アジアの国々。中央アジアの国を全て言えと言われて答えられる人はけっこう少ないのではと想像します。中央アジアはカザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン、キルギスの5カ国からなり、いずれも1991年のソビエト連邦崩壊後に独立した国にあたります。

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中央アジアで最も大きい国がカザフスタン(ジェトロHPより)

地図で言うとロシアに隣接する中国の西側一帯のエリアですがこの中でも特に独立国として大きな国なのが緑色のカザフスタンで世界9位の国土(アジアでは中国、インドに次いで3位)、で人口も2000万人近くになります。ただし国土の大部分は砂漠ですが。


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そのカザフスタンから販売されている国債ですが2028年満期の国債が米ドル建で年利で2、75%で個人投資家にも販売されています。格付けはBBBなので新興国にしてはリスクレートが低いほうですがただミニマムの投資金額が20万ドルからなのでなかなか普通の個人投資家の方には手が出づらいかもしれませんね。格付けのリスクレートが比較的低いのは同国の財務状況が比較的健全なことに由来しているかもしれません

カザフスタンという国はソビエト連邦崩壊から独立してその後まだ20年も経ってない国ということもあり未だにインターネット検閲が少し残っていたり社会主義的な側面がやや残っているものの、経済成長は著しい伸びをみせていたりします。ソビエト崩壊後のカザフスタンは経済改革を強力に進めて民営化の会社を後押し、米国系の石油油田会社が生まれて原油価格が好調の際は同国の経済を後押ししていました。カスピ海に隣接していることもあり、カスピ海のパイプラインを利用した石油、天然ガスは同国の稼ぎ頭の産業のひとつです。

そしてもう一つの経済の柱は鉱物。このカザフスタンは世界でも最大の鉱物資源大国であり特にウランの生産量は世界一だったりします。ウラン以外のも銅、亜鉛、鉛、ボーキサイト、モリブデン、マンガン、プラチナ、金など様々な資源を埋蔵している資源大国。

これらが表すようにカザフスタンの経済成長は、天然資源依存型ではありますが、ここ20年では著しい成長を遂げていて、現在では中進国とも言えます。初期のカザフスタンに投資していればリターンは大きかったのではないかと思いますが今からでもカザフスタンの国債や株式に投資する方法は様々ありますので興味がある方はDMくだされば個人別でお話しできるとは思います。

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