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ジンとチラーとタニマギー

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「カネと顔と大っきい●●…」 ××がピクリと反応した言葉をどうぞ。 (新聞、雑誌、小説、エッセー、映画、ドラマなどから拾いました)
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#太平洋戦争

「お父さんは大和民族の優秀性を強調して、伝統だの文化だのと、日本精神の美しさをひけらかすけど、それは結局独りよがりの排他的なエゴイズムにつながり、それが大きく戦争につながっていることをご存知ないんだ」
※ 映画「山河あり」(1962、高峰秀子、松山善三監督)

「戦争の原因は国民全体にあり…」。終戦直後、東久邇宮首相はそう言ったというから酷い。国が始めた戦争の犠牲者が、責任者にされてしまった…マッチョな「勇姿」が戦争ではない。生きながら焼かれ…目の前で家族を殺され、飢えて凍えて踏み躙られるのが戦争だ。
※12/23/2023、東京新聞

「戦争なんて、クソ食らえよ!」(茨田りつ子)
※「ブギウギ」(1/10/2024、第69回回、第15週「ワテらはもう自由や」)

https://www.nhk.jp/p/boogie/ts/NLPYVZYM29/

「息子を戦地へ送り出すのを喜ぶ母親はいないでしょう。本当は悲しいとか寂しい気持ちだったはず。だけど、それを言える時代ではありませんでした」(早稲田大学、100歳)
※10/22/2023、東京新聞「元学徒兵 出征の記憶」

「過去を顧みることが、同じ過ちを繰り返さないために必要。今の若い人に私のような経験をしてほしくないし、平和の尊さを強く自覚してほしい」(京都大学、101歳)
※10/22/2023、東京新聞「元学徒兵 出征の記憶」

「軍隊、それは予想していた何層倍もテリブルな所です。…全ての人から人間性を奪ってしまっています。二年兵はただ、我々初年兵を奴レイのごとく、否機械のごとくに扱い、苦しめ、いじめるより他に仕事もないのです」
(早大政経学部・ブーゲンビル島で戦死、28歳)
※「きけわだつみのこえ」

出陣した学徒の正確な人数、陸海軍のいかなる部門に配属されたのか、そして何より戦死者の数はどれほどなのか、何一つ明確ではない。
※9/6/2023、東京新聞夕刊 保阪正康「耳に残る出陣学徒隊の慨嘆」
※「日録20世紀1943年」(講談社)

原爆句集「広島」(1955年)
・みどり児は乳房を垂るる血を吸えり
・肌脱ぎつお母さん熱いと言ひ遺す
・薬塗るや裸形を女体とも知らで
・蝉鳴くな正信ちゃんを思い出す
※8/24/2023、東京新聞より
https://www.tokyo-np.co.jp/article/272040