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水美
2023年9月22日 13:23
私は平凡な顔立ちをしている。とりたてて悪く言われることも、すごくほめられることもない。「友達と似てて親近感わくわ」と言われたことは数知れず。身長はほとんどのグループ内で一番低いので、覚えてもらうときは、おおかたそこが目印になるのだろうと推察する。夫の周りに紹介されるとき、「こんなかわいい嫁さんもらって」という類の言葉をかけられることもなかった。友人の結婚式などでは、わりと聞く言葉だ。
2023年9月13日 13:33
ドラえもんこそ出てきてはいないものの、家事は電化製品が肩代わりする。思ったことをLINEで伝えて既読がつけば、それだけで意思の伝達が済んだ証拠となる。古いスマホから新しいスマホへの移行も、あっという間に済むようになった。何が起こっているか実際には分からないまま、深く考えずとも生活が効率的に回っていく。AI のおすすめにあまのじゃくに抵抗しようとしたって、それすら見透かされているようで怖い。
2023年9月7日 14:30
3歳の子供がかわいい。私のおなかに乗り「Oくんね ママのおなかから、うまれたがで」(土佐弁)と喜び、「Oくんはママの宝物で」と一切の疑いもなく断言する。死んだセミを持ってしみじみと「かわいそうやねえ」と言ってみることもある。お迎えの時間の少し前には「はやくママにあいたいよ〜」と愛らしく先生に訴えているらしく、お迎えに行けば「はやくママに あえれたよ〜」とにこにこしている。5歳の子供もまだ十
2023年9月4日 13:45
中学校に進学してかつての親友と何となく離れ、交友関係を広げていっていた頃、私の人間関係をすべて把握している人はもういないことに気づいた。誰かの話をしようと思ったら、その人の説明から入らないといけないということ。中学の同級生、高校の同級生、バイト先の人。家族とはもうすべてを話さないようになっていたから、どんどんその感覚が強くなる。わたしは私でしかないし、誰にも完全に把握されていない。至極当た