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フリーランス妊婦の働き方(コロナ禍)

妊娠30週を超え、予定日まであと約70日。

そろそろ「産休」について具体的に考えるときがやってきた。

・世の中のフリーランスの妊婦さんは、どんな風に働いているのだろう?
・産休, 育休制度もないフリーランス、いつまで働くべき?
・産後いつから仕事を再開すべき?

こんな不安や疑問だらけのフリーランス妊婦。

同じように悩んでいる人がいると思うので、妊婦の働き方(実体験)と産休への考えを記しておきたいと思う。

もともとの私の働き方

私たち夫婦は、それぞれがフリーランスとして生活している。(それぞれ別の仕事)

私の主な収入源は以下がメイン。

・ライティング、PR(ブロガー、インフルエンサーとして)
・アフィリエイト(サイトを複数運営している)
・フォトグラファー(商品撮影やホテル等の撮影)
・SNS運用

どこにも属さず、完全に個人として仕事をしている。

オンラインの仕事がメインで、たまにPRの仕事で出張することもある。

ただ、PRやライティングは単発で仕事をもらうことが多く、安定とはかけ離れた仕事をしていると思う。

妊娠初期の働き方

妊娠初期の頃はちょうど、仕事がたくさんもらえた頃だった。

妊娠8週になるまではつわりがなかったから、1ヶ月間はほとんど家に帰らず、出張の日々。

PR業やフォトグラファーの仕事などをこなし、忙しい日を過ごした。

もちろん、初めての妊娠だから「こんなに動いて大丈夫かな?」と心配な面はあった。

けど、初期の流産は染色体が原因との情報を見たから「稼げるうちは稼ごう」の気持ちで積極的に動いた。

コロナも怖かったけど、感染拡大地域には行かなかったし、感染対策もしっかりして、妊婦の割にはよく働けたと思う。

(妊婦であることは誰にも伝えずに働いた。)

つわり期の働き方

けれど妊娠8週を過ぎたあたりから、つわりがやってきた。

結構辛くて、妊娠14週をすぎるまで、寝てばかりの暮らしになってしまった。

これは、仕事的には大打撃だった。

納期がある制作物が複数あったから、元気な時になんとか編集して提出した。

けど、ほとんど仕事らしい仕事はしていないと思う。

(この頃の2ヶ月弱の記憶は、正直あまりない。)

仕事も家事もできなかったから、「私って本当ダメな人間だ」と落ち込んだ時期だった。

けど、私がラッキーだったと思うのは「アフィリエイト」による収入があったこと。

「不労所得」という言葉に憧れて、フリーランスになったばかりの頃、必死に頑張ったことがお金を生み出してくれた。

きっとアフィリエイトについて馴染みがない人にとっては「怪しい」と思うかもしれない。

でも

自分が作業しなくてもお金が入ってくる仕組みを作っていたこと。

これはフリーランスの妊婦にとって、かなり大きな支えになった。

妊娠安定期の働き方

つわりもようやく終わり、安定期に突入。

「また仕事を頑張ろう」と思った頃、コロナの感染者が激増していた。(オリンピック頃)

せっかく身体も心も安定してきたのに、積極的に外に出られない...

そんな状況とは裏腹に、妊娠初期のころに頑張った「PR業」が軌道に乗りそうなところだった。

例えば「クルーズ船のリポート」や「自治体の動画撮影」などのオファー。

私が目標にしていた、旅の仕事が舞い込んできた。

けれどコロナ禍の妊婦にとって、積極的に全国を移動できるはずもない。

せっかくの安定期なのに、せっかくのやりたかった仕事なのに。

全て断ることとなってしまった。

きっとこれがコロナ禍でなかったら、妊婦でももう少し動けたのかなとは思う。

妊娠後期の働き方

安定期「このままじゃまずい」と痛感したので、メインの仕事を変えた。

それが「商品撮影」の仕事だ。

もともとPR業でフォトグラファーとして仕事をしていたけど、今は出張もできないから「自宅でできるフォトグラファーとしての仕事」に活路を見出した。

そして今では、それがメインの収入源となるまで成長した。

「クライアントとは全てオンラインでやりとりして、自宅で撮影して納品する」

この働き方が、今の自分にはぴったり。

納期さえ守れれば、不安定な体調の時も自分でセーブできるし、誰にも迷惑をかけない。

体調が変化しやすい妊娠時は、移動がないメリットは大きい。感染の心配も激減する。

妊婦に最適な働き方だと思う。

仕事をするにつれ、自分のスキルもアップしてきた事を実感するし、その分お客様にも喜んでもらえる。

とてもやりがいのある仕事だ。

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フリーランス妊婦の注意点

妊娠初期〜後期までフリーランスとして働いてみて、ここで注意点を書いておきたい。

まず実体験から感じたことは「妊娠したら、それまでと全く同じようには働けない。100%稼働率は難しい」ということ。

なぜなら、以下のことが大変だったから。(妊娠でも個人差はあると思うけど、私の場合)

・すぐ疲れる
・効率が悪くなった
・頭の回転も遅くなった気がする
・急に体調が悪くなってスケジュールが崩れる

そう、とにかくすぐ疲れるので、仕事の効率が悪くなった。

いつもなら同時進行でできていたことも、頭の回転が追いつかない。

そして簡単なことでミスして、またやり直したり…

私の場合、カメラも段々重く感じるようになって、休み休み撮影するから、時間もかかる。

お腹が張ってしまうから、無理はできない。

通勤がない分、楽なハズなんだけどなぁ…

自分の不甲斐なさにガッカリすることも多かった。

(世の中の通勤がある妊婦さん、そして立ち仕事や体力仕事の妊婦さん、本当にすごい。尊敬する。)

ということで、

妊娠すると今までのように動けなくなるから、無理は禁物。

スケジュールはゆるめに。人に頼れるところは頼る。

こんなことを注意すべきだと感じた。

※場合によってはつわりが長く続いたり、緊急で入院することもある。また、ホルモンの影響で気持ちが落ち込むこともある。体調面・精神面のためにも、スケジュールはゆとりを持った方が良い。

産前休業への考え方

正直いつから産休にしようか悩ましい。

フリーランスは、自分で自由に仕事量を決められるからこそ、難しい。

一般的に産休は、出産予定日6週間前から取得することができる。つまり妊娠34週から。

12月頭に出産予定の私は「10月下旬から産休に入る」ことになる。

今のところ、この時期から仕事をセーブしようかとは思っている。

けど、果たして本当にそれでいいのか?

フォトグラファーの仕事を停止すれば、メインの収入がなくなる。

自宅で作業できるからこそ、商品撮影はギリギリまでできそうな気もする。

アフィリエイトの収入はあるにしろ、心許ないから、ギリギリまで働いてもいい気がする。

でもいきなり出産や入院になったら、納期は守れなくなる・・これは避けたい。

うーん。

体調を見ながら、もう少し様子を見たいと思う。

(他にいい稼ぎ方があるか探してみようとも思う。)

産後休業の予定

産後いつから働くのかも悩ましい。

産後は「6〜8週間」休むのが一般的なようだ。(そのあとは育休に入っていく)

私にしたら、2月中までが産後休業の期間となる。

けど、正直想像がつかない。

・初めての子育てで、赤ちゃんとの暮らしのイメージがつかない
・実家が遠くて親にヘルプは頼めない
・義両親は近くに住んでいるけど、あまり頼りたくない
・産後の体調が未知

疑問ばかりで、いつから働けるのかイメージがつかない。

夫婦共に在宅フリーランスだから、二人で子育てしながら仕事はできそう。

(夫は実労時間も少ないし、家事も完璧にできる。)

でも、どこまで子育てと仕事を両立できるんだろう?

例えば、私の体調さえよければ、すぐにでもフォトグラファーの仕事は再開できるのだろうか・・?

想像では、仕事量をセーブすればできそうだけど。

あとで「甘かったー!」と思うのだろうか?

こればっかりは、その時になってみないと分からない。

その時がきたら、また新しい情報を追加したいと思う。

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