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東日本大震災から心の復興に向けて

震災から11年。

生活基盤が落ち着いてきた頃、安心と共にやってくる恐れや不安、絶望や無価値観、空虚感などの感情の作用からPTSDが引き起こす社会問題(依存症や中毒、DV、虐待)からの心の復興には地域の関わりが必要です。

集団的トラウマとして、または個人のレベルで作用している必要性やそれが何であるかを理解されれず、受け止めることがないまま現実は解決に向かって進んでいくとき、身体と心の分離が始まります。

復興を意識した時に現実的対応(住居、資金、サポート体制)が先に必須であることから、心のケアは後回しになっています。

現在、震災地域だけではなく孤立や自殺、免疫の低下による健康障害が社会問題の一つとなっています。

自分の内面に触れること、同じ苦しみを分かち合う仲間がいることで内面の力で前を向き、自分達で前に進む力を育む為にその場所の設定や活動が必要です。

問題解決とは、アプローチが違ってきます。

心の作用について触れていく地域とのつながりを再建する活動が必要です。

「育った地域」「これから生きる地域」を自分の中で整理し、震災との向き合いそのものをどのように設定するか。地域でのビリーフワーク(痛みの緩和)の必要性がある。

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継続的に「自分の声が聞かれる場」

いつでも帰れる「安心できる居場所」
今まで、感情に触れることをしていたら 生きていけなかった現実。
それは、私を守るために備わっていた 体の構造や機能であり、いけないことではないこと。
ごまかすのではなく、受容すること。

一人では、とても抱えきれない大きさ。
だから地域が必要です。
コミュニティが必要。
それが出来ないのは、なぜだろう。

社会的な成敗の声なのか、無自覚に持っている男女の役割なのか、それとも勝ち残りからの意識なのか。

全てを否定せずに、「あるもの」として、自分一人のものではなく、「社会にあるもの」として、置いてみたら、どうなるでしょうか。

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継続した対話の場を準備。

月に一度の定期開催の中で「聴いてもらうこと」「承認」「感情に触れる」を通し、心理的安全性、共感コミュニケーション、今の自分の心に意識を向けることを体験。

必要が満たされる対話、ワークを行うことで、日常では意識が向かない部分に目をむけ、新たなステップへ進んでいく心の回復と支援に努める。

「傾聴」を中心とした活動。震災の経験がより自分達の力になっていく変容をサポート。震災後、様々な形で支援が行われてきました。今後は誰かに差し出してもらう支援ではなく、自分の内側にあるエネルギーにつながり、私の中に存在する命の根源につながって生きるパワーを引き出す支援方法や活動が必要。

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地域でビリーフワークや対話の場を継続し、開催できる人材の育成。

避難者や帰還者に留まらず、移住者を含めた地域住民のつながりを構築していく。継続的な場所の設定。(子育てサークル、男女共生について、アンコンセシャスバイアス、ジェンダーバイアスを超えた人と人との繋がりを地域に根付かせていき、未来の子どもたちの世代につながるまちづくりの活動基盤の形成)、県外の活動家が福島に足を運ぶことにより福島の意識が広がること。

震災の認知や風化を防ぎ、より深い体験として震災の体験が継承されること。

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この活動を一緒にしてくださる方を紹介してください。

今、いろんな地域の草の根の活動をしている方に会いに行って、お話を聞かせていただいています。

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私の生まれた福島が、震災を通して、震災前よりも大きく変容することを夢見ています。

全国にいる活動家の種を福島に巻いて、育てる人が必要です。

各地に必要!

ケアされる側ではなく、自分の根源から生きていく人でいっぱいにしたい。

もしかして それは、もうはじまっている。
そう感じる時もある。
そう、怖さも葛藤も喜びも全部一緒に感じて生きていこう。命を感じたい。

外側lからのパワーも必要です。
みんなで繋がれることの喜びと、命の輝きをイメージし胸にしまう。

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