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就活生は面接で本音を言えないのか その3

今回で終わらせると誓って。

"「本音」で話すことを重要視しない"
これを後押ししたのが「オンライン就活」では?

オンライン就活で地方の学生は選考を受けやすくなったし、都会に住む学生でもオンラインで手軽に説明会を聞くことができるようになった結果、1人1人のエントリー数が増加。とにかく選考を受けまくるスタイル、の人が増えたようだ。

受ける会社の数が増えればそれだけ企業研究にかかる時間は増える。面接対策にかけなければいけない時間も増える。
だからこそ1つ1つの会社への理解が浅くなりやすい。つまりその会社で本当に自分がやりたいことができるのか、自分とその会社[環境]は合っているのか、等々が見えてきづらい。(何を重視して会社を選ぶかにもよるけれど)

もちろんオンライン(=画面越し)であることで本音が伝わりづらくなった....という部分もあると思うけれど。熱意=本音という考え方もあるだろうし。


ただ私が1つ思うのは、その企業の選考を受けていく中で社員さんの中に「尊敬している人がいるか」というのは重要になってくる....ということだ。

どんなに自分のやりたいことができても、どんなに自分に社風や風土が合うとわかっていても、やっぱり最後は「尊敬したいと思える人がいるか」が重要な気がしていて。


「尊敬できるか」って直感ではないですか????笑。
この人すごい!尊敬できる!一緒に働きたい!
これも1つの「本音の形」だと思っていて。だから私は 現場で働く社員さんだけではなくて、"目の前にいる面接官のことを自分は尊敬できるのか?"ということを1つ大事にしたいと思ってしまう。

だって最初の面接の面接官って、人事の人間(採用担当)である可能性が高くて。その人が最初に私の話を聞いてくれる人で、採用という面で会社を背負っている人だ。きっと。その人に魅力を感じられないのは、自分にとってはマイナスポイントだ。

だからもっと相手のことを知りたいと思ってしまう。もう2度と会わない可能性の方が高い社員さんでも、相手のことを知った分だけ学べる価値観みたいなものがあると思っている。自分のことを話すだけではなくて、その面接官の会社とか仕事とか採用とかそういうものに対する思いまで知りたくて。そしてその思いが生まれたきっかけまで知ることができたら良いなぁと。



私は長期インターンを探す際に、スカウトを私という人間にプレゼントしてくれた会社から選びたいという気持ちも少なからず持っていたので、12いただいたスカウトのうち半分以上は面談をしていただいた。(大概が面接確約スカウトのようなものなので)
ベンチャー企業からは"代表取締役直々スカウト"で最初から社長さんにお話を伺ったこともあった。

こういう時に「自分という人間と一緒に働きたいと思ってもらえるか」も大事だけれど、やっぱり「その人と一緒に働きたいと思うか」の方が大事に感じている。

その人と一緒に働きたいと思うか
=その人を尊敬しているかどうか
→尊敬できるほど相手のこと(仕事に対する考えとか)を知れたのか
→自分にはない多くのものを持っていると感じたか(相手に漠然とした「凄さ」を感じることができたか)

これらを判断する基準のが、「相手が本音で話してくれていると感じられたか」、「相手が本気で自分という人間と向き合ってくれていると感じられたか」だと思っている。



就活生が面接で本音を言えないのは、学生の考え方のせいなのか。それとも会社側の人間が背負ってくる雰囲気なのか。
どちらなのか。





最後に、この3つの連なる記事に決定的に欠けているものは、「企業側の目線」である。私は学生なので学生目線の考えの方が書きやすいのは当然。
書きやすいことは、落とし穴に落ちやすい証拠だ。私は "私にはない目線"を、これから身につけていかなければならない、そう思います。



自分を理解してもらうためには相手のことをもっと理解する必要があるんだろうな、と十分に分かっている。相手の立場に立って考える癖をつけることの大切さ、これだけは絶対に噛み締めていたい。



おしまい!