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noteでみつけたたからもの

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そっとのぞいてみてほしい。わたしのスキのライブラリー。いつかの、だれかの、珠玉のことばたち。
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2020年9月の記事一覧

リトルカメラマン

 みなさんお待ちかね(根拠なし)、親バカコンテンツ。セガレ君の撮った写真たち。  もうね…

田熊 健
4年前
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傘みたいな母に傘を贈った話。

母に傘を贈った。 小学校の先生の母は、今年で先生を終える。 小さな島で先生をしていた母と…

野やぎ
4年前
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じいちゃん

オラのじいちゃん、 名前は正美。 原田正美。 「正美(まさみ)て、女の子みたいな名前だね…

秋空の下、想いごと。

「きょうね、おやすみしたいの」 我が家の息子たちは、集団生活があまり得意ではない。長男も…

200
碧月はる
4年前
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”まだら模様”を抱えて。

「大丈夫」と「大丈夫じゃない」の狭間で、随分長いこともがいているような気がする。 「大丈…

200
碧月はる
4年前
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勤め先の書類に、僕のパートナーの名前を記入した話。

僕が勤めてる企業は、LGBTQフレンドリー企業ではありません。そんな企業で、誰にも知られず、…

椎名トキ
4年前
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ぼくの指はきみのもので、きみの声はぼくのもの。

ある日、森の中でギターを弾いていた一人の「ぼく」の前を、一人の「わたし」が通りがかった。 人が来るなんて思っていなかった「ぼく」は、慌ててギターを弾くのを止める。 「どうして弾くの止めちゃうの。」 「わたし」が「ぼく」に話しかける。「わたし」が通り過ぎるのを黙ってやり過ごそうとした「ぼく」は面食らう。 「下手な演奏をきみに聞かれるのが恥ずかしいから。」 「ぼく」は蚊の鳴くような声で言う。 「そんなことない。さっきの曲、わたしも大好きなんだよ。もう一回弾いて。わたし

最悪な災厄の日に食べた最高の一皿

 あの夜。混乱と不安と恐怖に震えた、あの冷たい夜。停電下の真っ暗な駐車場で見上げた満天の…

南葦 ミト
4年前
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ゆうこさんのお店

男なら誰しも行きつけの店で「いつもの」とやりたくなるものだ。社会人になったころ、俺にもそ…

誰かの歌が降り積もる

昔のことは、あまり覚えていない。 幼少期、1人で過ごす時間も長かったし、厳しく躾けられた。…

ImoCo
4年前
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ささいな物語が読みたい

「その辺を歩いているひとをつかまえて、インタビューしてごらん。記事は誰のどんな言葉ででも…

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特別養子縁組で赤ちゃんを迎え、父になるまでの長い長い道のりのお話

僕たち夫婦は、2019年1月に、特別養子縁組で生後5日の男の子を授かりました。僕が46歳、奥さん…

お酒、時々コーヒー。いつかまた会えた時どっちで乾杯する?お義父さん

義父(舅)はお酒が好きな人だった。 しかも、飲み方がとてもきれいな人。昔はお酒でよく失敗し…

「金属バットでも、飛ぶし」

とっても私的な話なんですけど。 ノンフィクション。 我が家の子どもは野球をやっています。以前、こんなツイートをしたことがありました。 私は野球に詳しくないので、道具に関しての知識はさっぱりなんですが、子どもが野球をやってるとそれなりに情報が入ってきます。 前述のツイートの日、息子が「バットが欲しい。皆が使っているようなバットが欲しい」と言い出しました。調べてみたら、こんなん。 たっか…! ここ数年の少年野球の流行りのようです。高反発素材で作られたバットで、説明文から