タイに行くはずが和歌山でパンケーキを食べてた
大学4年の後半、それは人生の中で最も自由な期間だ。
残す単位は無く、就活も終え、ほどほどにバイトをし、サークルに無縁だった私は、数多いる大学生の中でも群を抜いて暇だった自信がある。
膨大な時間を生かすも殺すも自分次第。
それが大学生活の最も魅力的な部分でもあり、最も恐ろしい部分でもあるということは、文部省が打ち出してもいいくらいの重要事項だ。
当時コロナを言い訳に、家でダラダラして堕ちる所まで堕ちていた私は「このままでいいのだろうか」と流石に嫌気が差し、何を血迷ったのか