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どうしても悪口をやめられないので、その理由を歴史から紐解いてみる

「あの先生まじでうざいんだけど」
「だよねーわかる」


カフェでコーヒーを嗜んでいると、となりの席からこんな会話が聞こえてきました。

別に盗み聞きしたくてしたわけじゃないんです、、、

 大事なことは聞き逃すのに、別に聞かなくてもいいことは漏れなくキャッチしてしまう私の耳が悪いんです(´;ω;`)

そんなことはさておき、あなたもこんな風に人の悪口言ってませんか~
まさかこれを読んでくれている方は言ってませんよね~?


そう信じています。

かく言う私はどうなのか。

めちゃくちゃ言っちゃってます!!!

そして言う度に自責の念に駆られる。そして気づいたらまた言う。これの繰り返し!

あーあ。私は9年間の義務教育でいったい何を学んできたのでしょうか。

「チクチク言葉はいけない」

最悪、算数とか国語で学んだことは忘れてもいいから、これだけは胸に刻んどけと言わんばかりに口酸っぱく教えられてきたはずなのに。

先生の努力が報われませんでした。ごめんなさい。

でもそれじゃあちょっと先生が可哀想すぎるので、、、

ででーーん!!!

今回はこのタイムマシンに乗って、私が悪口を言ってしまうのは私のせいではないということを証明しに行こうと思います!

これで先生も少しは納得してくれるはず、、、

では早速出発進行~!


さかのぼること約200年前、、、

「へいらっしゃい!」

おっとここは江戸時代ですね。

さーて、せっかく江戸時代に来たし、お寿司でも買って一息しようかなと思った矢先、、、

ドドドドドドドドドゴォォォォォオオオーーー

聞いたこともない地響きと共に、周りの人は大慌てで逃げるではありませんか。

なんの騒ぎだと思って音が鳴る港の方へ駆け寄ってみると、、、、

なんじゃこれわああああ!

目の前には見たこともない大きさの鉄の塊が海の上に浮かんでいるではありませんか。
みんなは目を点にして唖然としています。

これが船とでもいうんですか!
浮いたらなんでもいいんですか!
こちとら船と聞いて思い浮かぶの、、、

これですよ!!!


驚いていると、中から大男がでてきて、こんなことを言い出すじゃないですか。

「開国しろ」


怖すぎるううううう

そんなこんなで、外国という共通の敵が現れたことにより、一致団結する必要がでてきました。

ちなみに、外国船と区別するために、、、

こんな旗を作ったりもしました。かっこいいでしょ!


こうして前代未聞の敵に立ち向かい、外部を意識することで、徐々に「日本人」というアイデンティティを確立していくことになるのです。

ここで私が最も言いたいのは、
「日本人って結構最近できた概念なんだ」
ということではなく、

「私たちは共通の敵を認識することで、仲間意識が芽生えはじめる」ということです。

つまりカフェで話していた人たちは、愚痴を通して「先生」という共通の敵を互いに認識し、「私たちって仲間だよね」ということを、それとなく確認していただけなんです。

ここでちょっと一息(´,,-ㅿ-,,`)フゥ-


さて、これで愚痴の必要性が少し分かってもらえたのではないでしょうか。
しかし!愚痴が真の力を発揮するのはここからなんです!

それを調査するためにも

ででーーん!

またまたこのタイムマシーンで過去にタイムスリップしましょう~

レッゴー!

さかのぼること、、、だいぶ昔、、、

シーーーーーーーン

だいぶ昔に来てしまいました。コンビニやファミレスもなければ、街灯の一つすらありません。

こんな時代に一人で生きていけるはずはありません。そこでどうするか。

集団生活です!!!

人は一人では生きてけないとはよく言いますが、まさにこの時代にぴったりの言葉です。

生活に必要なものは分け合って、同じ集落の人と語り合えばハッピーライフの始まりです。

さーてこれで安心安心と思いたいところですが、、、
集団にはいい人ばかりではありません。

突然こんなやつが現れます。

資源を総取りして自分だけハッピーライフを送ろうとする裏切り者です。

これからみんなで協力しようと言っているのに、こんなやつが出てきてしまっては、集団がすぐに崩壊してしまいます。


こんな感じで24時間監視してくれて、裏切り者をすぐに発見できる素晴らしいシステムがあれば、、、、、、

あります!!!!

それが「うわさ」というシステムです。

もし、村で怪しい動きをしている人を見かけたり、ずるいことをしている人がいれば、村人たちはその人の愚痴を言い始め、やがてそれがうわさになって広まります。

するとどうでしょう、裏切り者はすぐにバレるどころか、そんな悪いことはしないでおこうと思うようになります。

これで一件落着です。

愚痴は敵を炙り出す役割も担ってくれるんですね〜

愚痴の謎も解けたので一旦現代に帰りましょう!

毎度おなじみタイムスリーーーップ\(^o^)/

さーて無事に現代に帰ってきました。

今回の旅を通して、つい愚痴を言ってしまうのは仕方ないと感じていただけたのではないでしょうか?

私たちが生きていく上で愚痴というのは切っても切り離せない存在だったのです!!

愚痴は集団の形成に役立つだけではなく、集団から敵を追い出す役割も果たしてくれます。
現代風に言うなら、開発から保守運用までしてくれるワンストップサービスです。

こんな素晴らしいもの、使わないわけにはいかないですよね。
そこで、愚痴が楽しいと思うように進化することで、みんなが愚痴を言うようになり、結果的に自分の身を守ることに繋がる。
そうして、子孫を繁栄させてきました。

そんな進化の過程の上に私たちは生きています。

だからもっと悪口を言ってもいいということではありませんが、適度な悪口で盛り上がる飲みニケーションは必要なのかなと思います。

「チクチク言葉はダメ」という先生の教えを大事にしつつ、「人間愚痴を言ってしまうことはある程度仕方ない」という考えも頭の隅において、あまり悩みすぎず、自分を責めないで人間関係を築いていきましょう!

おまけ

私も結婚を視野に入れなければいけない年頃です。

前まで小学生だったのに、、、

「共通の敵で仲良くなる」ということを考えると、パートナーは「嫌いなことが同じ」だと案外上手くいくのかもしれません。

「好きな事が同じ」に越したことはありませんが、それだけだと上の絵みたいになってしまうかもしれませんね(鼻くそほじほじ)

まあ、基準は人それぞれなので!!

ここまで読んでいただいてありがとうございました!!

2000年後、、、

地球に宇宙船という黒船が来航した。
私たちは「地球人」として手を取り合い、人間同士の争いは結末を迎えるのだった。

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