あいさつ代わりにインスタを交換する時代になった
飲み会に行くと、必ず行われるイベントがある。
それが、インスタ交換タイムだ。
飲み会が終わりに近づくと、みんな何かに取り憑かれたかのように席を立ち、スマホを取り出す。
そして我先にと、取り出したスマホの画面に映るQRコードをかざし合う。
終わったら「ありがとう」と一言添え、特に話すことも無く、次のターゲットへと向かう。
その人が「仲良くなった人」「ほとんど話さなかった人」かどうかは関係ない。
その場にいる人のインスタを余すことなくゲットできればそれでいい。
私は時々このような状況を少し怖いと思ってしまう。
だからインスタ交換タイムが始まったとき、あまり積極的にはなれないし、フォローリクエストも放置してしまうことがある。
みんなどうしてこんなにもインスタを交換する事に躍起になるのだろう?
それは孤独が不安だからだと思う。
心の穴を埋めるために、SNSを使ってより多くの人との繋がろうとするが、SNSは心の繋がりをもたらしてくれない。
だからいくら多くの人とインスタを交換したとしても心は満たされず、また新たな繋がりを求めてインスタを交換するという繰り返しになる。
本当の繋がりというのは、信頼関係が生まれて初めて感じられるものだと思う。
もちろん、SNSが信頼関係構築のきっかけになることもあるので、SNSが全て悪いというわけではない。
しかし私は、インスタを交換しただけで、人と繋がった気になるのは危険だと思う。
信頼関係を築いてからインスタを交換しても、遅すぎることはない。
とはいえ、私も孤独が不安なので謎のプライドでインスタを交換しなかった時、「ああ、せっかくだししておけばよかったな」と後悔する始末だ。
どうしてこんなめんどくさい性格になってしまったのか、、、
みなさんに本当の繋がりができることを祈っております。
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