立夏 2024
今日は二十四節気の立夏です。
この二十四節気シリーズを2年前から書き始め
昨年からは
バリスタという職に就いていたことや
コーヒーついて学んだことから
二十四節気が来る度に
『coffee's story』という記事を
投稿してきました。
その『coffee's story』の連載も
立夏をもちまして書き始めてから1年という
節目を迎えました。
今まで『coffee's story』を
読みに来てくださった皆さんに
心から感謝申し上げます。
1周したということで
今年は二十四節気シリーズを
どう書き進めようか悩みました。
『coffee's story』として書き続けることも
選択肢にありましたが
これ以上のコーヒーに関する内容は
さらにマニアックになり過ぎる気がしたことと
コーヒー記事のマガジンは別にあるので
これからはそちらの方に
しっかりコーヒーの記事として
纏めていこうと思いました。
では、これからどうしようかというところ。
二十四節気は古代中国の黄河流域で作られた
季節区分です。
なので、この1年間は原点に立ち返り
学んだ中医学や
心身をすこやかに整えるための言葉を
書いていくことにしました。
立夏 2022↓
立夏 2023↓
五性(ごせい)
中医学で学んだ養生を語るのに必要な指針
1つ目として『五性』があります。
五性とは食材がもつ性質のことです。
その食材を食べると
体にどのような影響があるのかを示しています。
◎温・熱
体に熱を生む食材
温性…やや温める
熱性…強く温める
◎平
体を温めも冷やしもしない食材
◎寒・涼
体の過剰な熱をとる食材
寒性…強く冷やす
涼性…余分な熱を冷ます
五味(ごみ)
中医学で学んだ養生を語るのに必要な指針
2つ目として『五味』があります。
大まかにいうと
味つけで体への作用が変わるということ。
また、味つけだけではなく
食材そのものが分類されているので
今の自分が欲しい作用を考えて
体にとりこむ食材を選ぶのです。
(これを食べたからこんな状態なのかなという
逆算することもできます)
◎辛(しん)
辛い味
停滞していた「気」と「血」を巡らせる
◎甘(かん)
甘い味
「気」と「血」を補い胃腸を整える
筋肉の緊張を緩めて痛みを取り除く
◎酸(さん)
酸っぱい味
筋肉や内臓を引き締める
◎苦(く)
苦い味
体内の余分な熱や水分を排出する
◎鹹(かん)
しょっぱい味
固まったものをやわらげ、便秘などに効果的
五性と五味を知っているだけで
そもそも私達が何気なく食べているもの達
ひとつひとつが何かの影響を呼んだり
心身へ作用していると意識することができます。
飲食することは
生きている間、基本的には毎日行うことです。
とりあえず食べることができればいい
というのではなく
食べることによって
自分の中身が何かしらの影響を受けていることを
自覚したいなって私は思うんです。
立夏
立夏は、暦の上で夏が始まる季節です。
暑い日が増えてきて、紫外線が強まります。
私はアイスコーヒーが美味しくなる季節だなぁと
感じます。
皆さんは5月頃になると
体が欲するものってありますか?
キンキンに冷えたビールが
五臓六腑にしみ渡る季節でしょうか(笑)
一応、お伝えしたいのが
冷たい飲み物でお腹を冷やすと
体はエネルギーを使って体温を上げようとする
ってことです。
そんなことを書いている私ですが
冷たいものを口にしないわけじゃありません。
でも、そうした知識が
〝あまり冷やさない方がいいよね〟と
自分に声かけしてくれるので
氷をたくさん入れずに何粒か減らしたり
氷無しで保冷タンブラーの冷たさで満足したりと
小さな変化が生まれます。
暑くて冷やしたいと思うなら
五性でいう涼性や寒性の食材をとるなどの
選択もできます。
今回は長くなりましたので
この季節での養生ヒントを
次の二十四節気『小満』で
書いていきますね。
食養生において
五性と五味は基本なので
最初に書いてみました。
明日で連休が終わる
という方が多いかと思います。
お出かけで忙しかった人も
家族の食事を用意することに疲れた人も
心身が凝り固まると良くないので
気軽にできるストレッチや肩回しなどで
めぐりを良くするようにしてみましょう♪
分かりやすくお伝えできてたらいいなと思いつつ
読んだ方が少しでも心と体がととのって
かろやかに過ごせますようにと願いを込めて…。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまたね。
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