「いっしょに過ごしてきたオーラ」ってあるとおもう

わたしが旦那と出会った時、旦那は26歳だったから、当たり前だけど、出会う前の26年分の旦那のことは知らない。

話を聞いたり、写真を見たりすることはできるけど、

結局そこまでで、あまりイメージもわかなくて、「ふーん、そうなんだ〜」で終わったりする。

今はもうすごく近い存在になっているせいか、「出会う前もこの世界で生きていた」っていう当たり前の事実って、

想像しにくいんだよね。

両親がまだ両親じゃなくてホヤホヤカップルだったときのことが、実感を持って想像しにくい感じと似てて、リアル感がない。

だけど、そんな「出会う前の旦那」を実感できるものを見つけた。

それは、義父だ。

義父のなかに旦那がいることを発見した…!

見た目とか、そういう遺伝子的なものじゃなくて、

義父のユーモアのセンスとか、照れている顔とか、よそ行きの表情とか、話し方とか、そういうものがすごく似ていて、

そういうものを見た瞬間、ぶわぁぁぁぁって旦那の26年分の歴史を感じたんだよね…!

「ああ、たしかにここで生きていたんだなあ」「この家族に育てられたんだなあ」「この世界で親子のいろいろもありながら存在していたんだなあ」

っていうのを、走馬灯のように、とにかくぶわぁぁぁって感じたんだ…!

冗談のセンスとか、よそ行きの感じとか、そういうものって、遺伝子だけじゃないとおもうんだよね。

いっしょに過ごして、義父のいろんなものを見てきて、ふたりの関係ができあがってきた軌跡があるからこそ、のものだとおもう。


義父の中に、旦那を感じることは、

旦那が小さいときの写真とかなんかを見るより何倍も生々しく、

「旦那がわたしと出会う前に生きていたこと」を感じさせるもので、

すごく不思議な気持ちになる…!そしてうれしい…!

時間がとまって、タイムスリップして、旦那の過去をのぞき見しているみたいな気持ちになるんだ…!

おもしろいよね。

旦那の義父母と毎日を過ごしてよかったなあとおもうところのひとつだよ!


夫婦は似てくるっていうけど、

わたしと旦那が2、30年くらいいっしょに過ごしたあかつきに、

(見た目とかそういうもの以外で)、「このふたりはたしかにいっしょに過ごしてきたんだな」っていう夫婦の歴史を感じさせるオーラみたいな、

ぶわぁぁぁぁって感じさせるものがあるんだとしたら、

なんだかそれはすごくうれしくてわくわくするよ…!





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