1R同棲のススメ

1R同棲のススメ

*ボリューム大

私たち夫婦はこの一年半ぐらい1Rの部屋で同棲生活(しかもシングルベッド)をしていて、

そのことを人に話すとたいていかなり引かれてしまって「ありえない」と言われてしまうんだけど、

1R同棲をしてよかったことが盲点になっているから、

それについて書こうと思う。

ネガティブな点はたいてい「自分一人の時間がない」「プライバシーがない」「近すぎて喧嘩する」といったところなんだけど、

よかったこともいろいろあって、

ひとつは、

①お金が浮く。
1LDK以上の部屋を借りるよりかなり安く借りられる。同棲開始の金銭面でのハードルが下がる。

ふたつめに、

②喧嘩しても逃げ場がない。
逆に逃げ場がないことでもう向き合うしかないし、シングルベッドだとかなりひっついて寝ないとどちらかが落っこちるから、自然と仲直りしていたりする。

みっつめに、

③同じ時間に寝て同じ時間に寝られる。
ひとつの部屋で生活しているから、必然的に起きる時間と寝る時間が同じになる。

このことについては、私はあたり前のようにして過ごしてたんだけど、あるエッセイストさんが、「夫婦仲を保つためにできるだけ同じ時間に寝るようにしています!」と言っていて、
「いっしょの時間に寝るのって普通じゃないんだな、、!」となった。

よっつめに、

④旦那さんの優しさを感じられる。
実はわたしはシングルベットなのに”狭い”と感じことがなくて、それは明らかに旦那さんがわたしのためにスペースを作ってくれているからで、そんな旦那さんの優しさに惚れ直すことができた、、!!!

わたしが旦那さんを抱き枕みたいにして詰め寄ってしまうせいで旦那さんはほぼほぼ壁に張り付いて寝てるみたいな感じになってしまうのだけれど、

文句ひとつ言わずにいつも幸せそうに寝てる旦那さんはすごいし、改めてわたしの旦那さんにしたいと思ったよ!!

いつつめに、

⑤ こんなに近くてもうまくやっていけた、、!という自信になる。
これはかなり結果論になってしまうんだけど、私はこの1Rという環境で1年半仲良く生活できたことがかなり自信になった。

実はその前に妹とこれまた同じ状況の1Rシングルベッドでいっしょに住んでいたんだけど、喧嘩が勃発して、姉妹仲が険悪になりすぎて解散せざるをえなくなったことがあった。

そのときに、「1Rで生活するのってお互いにめちゃくちゃ相性がよくて、めちゃくちゃ思いやりを持っていなくちゃできないことだな、、、」と感じていて、

結果的にそれが旦那さんと達成できたことが私にとってかなりうれしくて、 「この先どんな環境でもいっしょに過ごしていける」可能性が高まった。


こんな感じでいいことはいろいろあって、

結果的にこの生活を旦那さんと送れてすごくよかった、、!!!

ちなみに私たちの家にはテレビがなくて(私はこの4年間テレビなしの生活を送っている)、シャワーのみでお風呂もないし、

シャワーとトイレがいっしょになった浴室は小さすぎて、巨体の旦那さんはそこに入らなくてトイレに行けない(1階にある共用トイレに行かないといけない)ということが起こっていたり、

いろいろものすごく変わっていると思う。


それから、これを書こうと思ったのは、ある人が、

「5年付き合っている彼女がいて、お互い今は実家暮らしで、そろそろ同棲したいんだけどお金がなくてできない」

と言っているのを聞いて、

「お金だけが問題なら、1R同棲から始めたら?」

と私がススメたことがきっかけだった。

その友達はすごく驚いていて、そんな選択肢すらなかったみたいなんだけど、

私からするとその選択肢を考えていないということが衝撃的だった、、、!!


本当に同棲をしたいと考えているなら、「お金がない」ということは同棲ができない本当の理由にはなっていなくて、

本当にその目的を達成したいのなら、手を尽くせばいくらでも手段はあると思う。

私だったら、同棲できない理由がお金がないという理由だけで、お金という問題がクリアになりさえすれば同棲という目的を達成したいと考えてたとすると、

「1Rでお金を浮かせて同棲する」という選択肢はかなり早い段階で浮かんできたであろう手段で、

「目的のために手段を選ぶな」とまでは言わないけど、

私はこれまでの人生、かなり

「目的のためには、選ばずすべての手段が可能であるという前提で考える」

ということをやってきたのだなと思った。

というか、それが自分が欲しいものを手にするために手っ取り早かった。


旦那さんとの1R同棲も、1Rに住みたかったからこうなったわけではなくて、

ワーホリ中の旦那さんといっしょに生活するためには、

できるだけ安い賃貸で、2年契約の縛りがなくて、家具も借りられて、いつでも一人暮らしから2人暮らしに変更できる、っていう

かなりフレキシブルな家である必要があって、

手段がかなり限られてしまっていたけど、

かなりいろいろ探して、

少ない選択肢から目的を達成するためのベストな手段を、

「常識」というルールではじくことなく選んだ結果だったよ。


もちろん旦那さんがそれを受け入れてくれる人だったということもかなりラッキーでついてた、、!!!

結果、私にとっても1R同棲は大成功だったよ。

(もちろん他にいい選択肢があればもう少し広くて便利なかわいい家に住みたい、、、!!!!!)


たいていのカップルにとっては大変だと思うし、破綻を招くこともあるだろうから別におすすめはしないけど、

いろいろ問題があって同棲したいのにできない人がいたら、

鼻から選択肢から外してしまう前に、一度選択肢に入れて考えてみてほしいな、、、!!!







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