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KS3PJ:心拍ドリフト、AT心拍数と呼吸数測定

自転車競技者がマラソンに参入すると、これだけ数値にこだわるという例を示そう。前回のポストで2008年の持久力測定結果を示した。そのデータを活かして、今はどうかという比較を行っていく。今日も大迫選手の言葉を借りて、基本はこれだ。

マラソン大迫2

東京体育館のエルゴメーターと同じ条件すべくローラー台でテスト開始。
1時間のトライアルで行う今日のテーマは、

・心拍ドリフト
・2008年持久力測定とのAT値での心拍数比較
・そのAT値での呼吸回数


2008年持久力測定とのAT値での心拍数比較

東京体育館の全身持久力測定での、細かいデータはこちらにあるので参考にして頂きたい。ここと現在との比較を行っていくテストだ。

2008年1月の数値:AT 126 bpm 116W

これは開始10分半後の定常状態になった時の数値だ。このAT値の116W の出力に対して今の心拍数を測る。定常状態に入った開始10分半後からの心拍数を見る。

  結果:138bpm(開始10分半後)→145bpm(終了近く)

となり+7 bpmの「心拍ドリフト」も確認できた。

出力116ケイデンス94rpm6


また、116W での1分間の呼吸回数を測る。
結果:3分間で93回=31回/分

出力116ケイデンス94rpm

このグラフは3分間だけ切り出して、その3分間の呼吸数を測った時のもの。それが3分間で93回だった。

ちなみに全測定時間での心拍ゾーンはこのようになる。

出力116ケイデンス94rpm5

心拍数の分析を見ると、ゾーン2の「適度」快適ゾーンで行えたことが分かる。

出力116ケイデンス94rpm3


所感

手持ちの道具でも、工夫すれば色々なデータが取れる。ベースになるデータはいくらあっても困らない。後からどれだけ自分が「進化」したのかを客観的に見るにはデータしかない

やってみると分かるが、同じ出力(W数)を1時間キープするのは簡単じゃない。コツは出力を見るのではなく、ケイデンス(回転数)で見ること。116W になるケイデンスは決まっているので、その回転数をキープすればよい。今回のギアセットでは94rpm。サイコンのケイデンスの数値とにらめっこして踏み続ける。

自転車乗りは、しつこいのだ。

出力116ケイデンス94rpm2

以上が、今後の定点観測としてのベース資料になる。


ここまでのストーリー

「還暦サブスリー」への挑戦① 宣言
「還暦サブスリー」への挑戦② トレーニング方針
ランナー諸君、チャリダーは次元が違うのだ
体幹トレーニング考
日々のボディケア
達成率0.0054%の意味
体幹トレーニング考
肉体改造計画のスタート
体メンテナンスは欠かせない
過去の自分のデータを紐解く


付録

三河屋幾朗という生き方
Quoraで回答:閲覧数150万回の三河屋幾朗
ダブルインカムからシングルインカムへ:2012.11.23
ダブルインカムからシングルインカムへ2:2013.12.14
快感:社会の鎧を脱ぐ:2014.2.1
シュフ主夫ばんざい:2013.12.17
妻への感謝:2018.7.23
3時ラー なるもの:2012.11.1
英語は40歳を過ぎてから:2018.3.28
日本縦断16日間:2010.6
Mt.富士ヒルクライム:2008.6
全日本Mt.サイクリング・乗鞍:2008.8
自転車でのトレーニング
自転車へのこだわり







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