明日飛鳥

明日飛鳥、普段小説を書いています。 雑記、映画や本を読んだ感想、たまに創作する

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最近の記事

夏フェスに行って、苦しくなったこと

 ロックスターは私だけの彼ではなくて、その人を神様にしてしまわないように気をつけている。ロックスターの流儀を私の生活に取り込むなんてしたくない。変な意味では決してなくて。もしふといなくなってしまったときに、ひどく傷つくのが分かっているから。でも流儀をもつことの大切さとか、素直さとか、隣の人を大切に思う心とか、私が持っていないものを沢山与えてもらっている。いなくなるなんて本気で思ってないよ。ずっとライトの下で愛を奏で続けてくれていると思うよ。本当は。私が彼らを自分だけのものにで

    • 愛してその蒼を知る no1 8・17

       チーズの滝を私たちは見つめている。沈黙に溺れそうだった。テラサキがはあとため息をついたとき、私は耐えられなくなった。チーズにからめた蒸しジャガイモを口に入れた。私とテラサキの間にはチーズフォンデュで使う小さな鍋があって、まだチーズがたっぷりと残っている。  テラサキは転勤でこの街に来た。私はテラサキの知人ではあったけれど、親しい仲ではない。私にとっても彼女にとっても、互いは人脈のひとつでしかなかった。だから、ここらへんのおいしいお店を教えてよ、と五年ぶりに連絡があったときは

      • 2023/8/16 の日記

         大学生になったけど、週何日アルバイトをすればいいんだろう。  周りにはアルバイトをしている子もいれば、していない子もいるけれど、みんなどれくらい自由に使えるお金があるんだろう。  大学生にとって、本当にアルバイトは必要なのだろうか。  というような悩みに端を発して、今日の日記は大学一年生の世間知らずなこどもがこどもにできる精一杯で、アルバイトと自身の距離感について考えてみることになりました (大学生に対する生活指南書なんてものではなく、一瞬の願望で行動を決めてしまう自分を

        • 2023/8/15 の日記

           五日間も日記を書いていなかった。面倒だから今日はお休みにしようと思って。だから私は基本的に文章を書かなくても生きていけるんだと思う。(この文章を書かなくてもーの言い回しは使い古されてて嫌い)ただ自分の気持ちを吐き出す機会がないと、ストレスがたまっていく。日記を書く時間がとれないということは、予定が詰まっていて、心身ともに疲れ切っていることの現れだから、「その日、日記が書けたかどうか」を自分のストレス度の指標にしてもいいかもしれないなと思う。  この5日間なにをしていたのか、

        夏フェスに行って、苦しくなったこと

          2023/8/10 の日記

           「呪術廻戦」にはまっている。漫画「呪術廻戦」がアニメ化されたのは、2021年。私が勉強や部活に忙殺されていたころだ。「呪術廻戦っていうアニメにはまってるんだ」と多くの友人が言っていた。しかしそのころ、私の天邪鬼な性格が作用して、「人気のアニメか……観なくてもいいかなあ」と意地になった。多くの人が声を揃えて「面白いから絶対観て」と言うアニメや漫画が面白くないわけがないのに。  呪術廻戦のアニメ第二期の放送が決定したことを祝して、地上波で映画「呪術廻戦0」が放送された。登場する

          2023/8/10 の日記

          2023/8/9 の日記

          2023/8/9  秋のことを考える。秋のぬるい風の感触を肌が思い出す。最近買う服は偶然にも秋物ばかりで、今すぐに気分が変わるってことはない。はやく秋になればいいのに。  蝉が鳴いているはずだ。でも蝉の鳴き声を聞いた記憶がない。数年前には気づけていた季節の匂いを感じなくなってきた。今でいえば汗のにおいとか、プールの塩素の匂いとか。日常にまじってふっとかおるものを、意識しなくなっている。 こころに1mmも罪悪感や焦燥を持たないで生きる、ということがどうしてもできない。まだ季節の

          2023/8/9 の日記

          2023/8/8 の日記

           朝マックに行ってきた。早起きを習慣化させるためだ。9時起きを「早起き」として良いのかは微妙だけど。マックに着いたのは午前10時頃になった。ソーセージマフィンとサラダ、アイスティーをセットにして、単品でハッシュポテトを頼む。カウンターに座る。隣に座っていた女の人がひとりでぶつぶつなにか呟いていた。宙を見て。そして宙に手を置き、何かを抑えるように動かす。私は見なかったふりをして、隣の女の人はプリキュアなんだと思うことにした。それか妖精使いか、イマジナリーフレンドと喋っているのだ

          2023/8/8 の日記

          2023/8/7 の日記

           オリーブオイルは、たとえばズッキーニを焼いたりするときにフライパンに垂らしておくととってもおいしそうじゃない? そこに刻んだにんにくを少し入れると、最強レシピの完成だ。  そのはずだったんだけど、普段料理をしないから、適切なオリーブオイルの量が分からない。多ければ多いほどいいと思っていて、ズッキーニと油がよくからんでおいしいはずだと思っていた。  でも油に味なんてないし、にんにくの風味がするだけで、ズッキーニ焼きではなくてズッキーニの素揚げが完成。それをメインに白飯を食う。

          2023/8/7 の日記

          2023/8/6 の日記

           全国高校野球選手権が始まったら、夏が来たんだなとしみじみ感じる。もちろん今日に至るまでにも入道雲は青い空に浮かんでいたし、太陽光線は肌を焼いたし、アスファルトの照り返しが猛烈すぎて倒れそうになることはあった。  気分の問題だ。  高校生の時は「今日から夏休み!」=「夏の本番が到来!」と夏気分になるのはもう少し早かった。でも大学生って、昼まで寝ている曜日もあれば家からでない曜日だってある。  「大学時代は人生の夏休み」という言葉はよくいわれる。夏の解放感に満ち溢れた爽快な気持

          2023/8/6 の日記

          2023/8/5 の日記

           第二言語のフランス語の授業で映画を見せていただいた。「奇人の晩餐会」というフランス映画だ。奇人、言い換えればバカを集めて晩餐会を開きバカのMVPを決めることが趣味の主人公と、バカが彼の身にもたらすいざこざを描くコメディ作品だった。紳士的な皮肉の応酬が癖になってたまらなかった。そのおかげで全く抵抗なく「そうだ、フランス映画を観よう」と思ったわけだ。フランス映画と検索すると人気の20作品がまず提示されて、そのひとつが「最強のふたり」だった。  貧しいが陽気な黒人青年のドリスが首

          2023/8/5 の日記

          2023/8/4 の日記

           大学生ってこれであってる? と思うことが多い。大学の講義を興味深そうに受けていて、将来弁護士になるんだ(私は法学部所属です)という友人が何人もいるけれど、私は法曹になろうとは露ほども思っていない。不真面目なやつだと同輩に軽蔑されているかもしれない。一方で、サークルに生き酒に死ぬような友人もいる。彼らと過ごすのは楽しいけれど、いつも一緒にいたいとは思わない。私は自分の肝臓を大切にしたい。  今も実家暮らしで、高校は制服だった。ナチュラルメイクなら校則違反にはならなかった。だか

          2023/8/4 の日記