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GAFAを突破する英文履歴書と面接

個人の方のキャリア相談もしておりまして、2020年、11名の方のGAFA受験!?をサポートさせていただきました。

まず英文履歴書ですが、どれほど経歴が長い方でもA4レターサイズ1枚に収めることが求められます。WORDの余白を多少いじって、書くスペースを広げるなど工夫して1枚にしてください。10年以上前の経歴は他の会社でもあまり重視しないので、薄い記述で大丈夫です。そうは言ってもフォントサイズ9などでは小さすぎて面接官が読めないので、中身を思いっきり絞る勇気が要ります。

1枚にすると関係ない記述が少なくなり、ある候補者が現在の求人ポジションにマッチしているかがすぐわかってしまいます。殺到するだろう英文履歴書をスクリーニングするにあたり、確かに合理的かもと思うようになりました。

応募するポジションの職務記述書をよく読んで、必須項目全てを履歴書に盛り込まないとそもそも書類選考を通りません。今のGAFAには候補者が殺到してよりどりみどりなので、ポテンシャル採用をする必要がないのです。彼らが求めている必須要件を全て充していない候補者は、書類選考で落ちてしまいます。必要項目とご自分の履歴書を照らし合わせて、全て網羅されているか確認するぐらいまでして欲しいです。

次にそれぞれ特徴のある企業なので、グーグリネスやAmazon Leadership Principlesのように、望まれる人材像が明確にあります。コミュニケーション力・チームワーク力・リーダーシップなどです。ここにミスマッチがあると優秀でも不合格になってしまいます。

例えば、だいぶ前にGoogleに応募した男性で現在は日系企業にお勤めの方で、素晴らしい実績でした。高学歴とは言えないかもしれませんが見事に書類選考に通り、本当に即戦力の度合いと再現性を見ているんだなとわかります。ぶっちぎりの実績があるので、大学名はどうでも良いということです。

彼に関しては英語の模擬面接をさせていただいていた時に「ボーダー線上かもしれない」と思った点が一つだけありました。謙虚すぎる真面目な日本人で決して悪いことではないのですが、相手がGoogleのような米系ITの場合、自分をアピールするアサーティブネスを持ち合わせていないとやっていけないので、そこだけは少し気になりました。

結果は2次面接で不採用でした。もともと転職希望だったわけではなく、天下のGoogleからお声がかかったので試しに受けてみた側面もあり、「外資に向いていないかもしれないとわかりました」とメールをいただきました。

候補者を集めることに苦労がいらないGAFAに挑戦するときは、とりあえず受けてみるでは全然足りません。求められている要件を全て充しているかどうか確認して、その上で念入りな準備が必要です。面接の時にも、どこを見るかを含めいろいろリンクが送られて来るので、全部によく目を通してHPも検索して、普通の転職面談の2倍は準備して臨むことをお勧めします。

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('O'*) 右脳の女王からおまけ ('O'*)


いつもは私のドジ話のこのコーナー、今日は趣向を変えてGoogleのお話を。2年前に、Googleアジア・パシフィックの人材育成責任者だった方と友人の紹介でお目にかかりました。人事でこんなに起業家タイプなのは珍しいとビックリ!  変革を推進する気質、この会社が求めるDNAなのかもしれないですね。あとは勿論スピード。会社ごとに企業文化が違い、求める人材のタイプが異なるのが本当に面白い転職が多い元人事です。


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