英文履歴書の提出前に確認したいコト3つ
どのくらい急いで英文履歴書(以下レジュメ)を送りたいですか? 外資の人事で10万通のレジュメをスクリーニングした経験から、レジュメを送付してしまう前に、メアドとメールの件名と添付ファイルの名前を確認してくださいと、声を大にしてお伝えしたいです。
せっかく書いたレジュメが、大勢のライバルのレジュメの中で埋もれないように、私が3種の神器と呼ぶレジュメ用セット揃っているかどうか確認してくださいね。
外資系で最初にレジュメをスクリーニングするのは、ある規模以上の場合、人事であることが多いです。どのくらいの数のレジュメが、人事採用担当に集まるか考えたことはありますか?
私が25年間の企業人事生活で一番採用が忙しかったのは、某IT企業で500名を1年で750名にしなさいと本社から言われた時です。IT人材250名を採用するために必要なレジュメの数は10倍の2,500枚。1人で全て読む訳ではないとしても、膨大な量です。候補者には本当に申し訳ないのですが、全員のレジュメを隅から隅まで読むことは物理的に不可能で、読みにくいレジュメは後回しになる可能性もあります。
会社と候補者の関係は、候補者から見ると「1対1」のような錯覚を覚えますが、実は会社側から見ると「1対大勢」なので、自分を目立たせるようにしないとレジュメが埋もれてしまう可能性があることをおわかりいただきたいです。
レジュメを受け取った人が、候補者であるあなたを覚えていてくれるよう、ちょっとした配慮をしましょう。下記は候補者、佐藤大輝さんがレジュメをメールで送付するときに、どちらが個人名と紐づいているかを対比させている表です。
左側の状態では、「誰のレジュメ」なのかがわからなくなる危険性があります。右側の状態にして提出できる候補者は実はあまりいないので、「頭がいい」「気が利く」という第一印象を残すことができます。
転職活動中だけ使用するメアドを追加して、自動転送でスマホに飛ばすようにしておけば、新しいメアドが増えることは想像よりは簡単です。スパムメールの回避のために、個人名と全く紐づかないメアドをわざと作成してる方も多いでしょうが、転職の時には大きく不利になりますので次回はぜひ試してみてください。
届くメールの9割がレジュメである部署に、「履歴書送付の件」とだけ書いてメールするのは、やはり配慮が足りません。件名を見た瞬間に「誰のレジュメ?」と思うのが採用担当です。自分の名前を必ず添えましょう。ちなみに転職エージェントから送られてくるメールの件名には必ず候補者の名前が入っています。
最後に添付書類ですが、こちらも「履歴書」だけでは誰のレジュメかわかりません。人事には膨大なレジュメ・フォルダーが存在し、理論上は誰のレジュメかわかるように上書きして保存することになっていますが、超多忙の時にはつい、そのままコピペして保存してしまいがちです。つまり、レジュメ・フォルダーを開くと1/3くらいは、「履歴書」「英文履歴書」「resume」「CV」しか書いてないワード書類が存在するわけで、ここから探し出すのはなかなかに大変です。
提出する時、レジュメのファイル名を「提出日」に更新することを習慣にしましょう。この日付が半年前だったりすると、6ヶ月前から転職活動を始めて仕事が見つかっていないことが一瞬で露呈します。ディレクター・レベルならあり得ますが、スタッフの方が半年仕事を見つけられないとなると、あまり優秀ではないかもしれないと先入観を与えてしまい、勿体ないです。
本日は、レジュメを応募先に提出する前に、メールアドレス・メールの件名・添付するワード書類のファイル名に気をつけて自分を目立たせようをテーマにしました。
この記事は、私の2冊目の本「英文履歴書の書き方・英語面接の受け方」(日本実業出版社)から抜粋しています。特徴は、実際に採用に携わり1満員以上を面接し、10万通のレジュメをスクリーニングした経験に基づいたアドバイスを載せているところです。Amazonのサイトはこちらです。
転職活動、頑張ってくださいね。応援してます。
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('O'*) 右脳の女王よりおまけ ('O'*)
モノが無くなるのが特徴の右脳の女王、大掃除をしていてチリトリがなくなりました。そんなはずはない、絶対この家の中にあると探し回り、しまいには本棚の上、下駄箱の中、冷蔵庫の中まで見たけどないのですよ。その日は探すのをやめて、翌日、気を取り直して探したら、玄関を掃くホウキと一緒に鎮座ましましており、さすがに呆れたわ.... 右脳の女王は今日も行く〜
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