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セルフ・コンパッションは習慣化の名サポーター

新しい行動を始めようと心に決めた瞬間は、やる気MAXで、今回こそは習慣化を達成できるんじゃないか、何かが変わる予感に満ちています。

でも、ちょっと時間が経つと、すぐにあきらめたくなること・・ありますよね。

そして「もっと頑張れるでしょ」「これじゃダメだ」と、自分を責めてしまうことも。

実は、この自分に向けたネガティブな声こそが、習慣化の一番の敵かもしれません。

ここで登場するのが「セルフ・コンパッション」です。

聞きなれない言葉かもしれませんが、ザックリ言うと「自分に優しく接すること、自分を思いやること」を指します。

今回は、このセルフ・コンパッションが、なぜ習慣化にとって最高のサポーターなのかについて、詳しくお伝えしていきます。


セルフ・コンパッションって?


セルフ・コンパッションとは

  1. 自分への優しさ

  2. 共通の人間性の認識

  3. マインドフルネス

この3つが構成要素で、これをまとめると

自分の言動が原因で望む結果を得られなかったり、思いがけず自分にとってネガティブな出来事が起きても、自分への思いやりを持って/自分だけじゃなくて誰でもそうだからと考えて/ありのままの自分を受け入れることが大切というものです。

例えば、友だちが仕事でミスをしたとき、どう声をかけますか?

「何でこんなこともできないの?」なんて言いませんよね。

きっと「誰だって失敗することはあるから」「気にしないで」と優しく励ますでしょう。

それと同じことを、自分にもするのがセルフ・コンパッションです。

特に、新しい行動を始めるときや、思うように行動できないときこそ、この「自分への優しさ」が大事!

なぜなら、失敗やスランプはどんな人にもあるものなのに、自分を責めてしまうと、徐々に心のエネルギーを消耗してしまうからです。

セルフ・コンパッションについて、詳しくはこちらの記事をどうぞ。

自己批判・自己否定は逆効果


自己批判・自己否定が、習慣化にブレーキをかける原因になることが多いです。

自己批判・自己否定が強くなると、心がどんどん緊張してしまい、ストレスも増加します。

その結果的に、頑張るどころか、もうやめてしまおうかなと感じてしまうんです。

自己批判・自己否定は、心の疲れを引き起こす一因であって、根性を見せるとか反発力につながるものではありません。

習慣化は「継続」がカギ


セルフ・コンパッションが習慣化にとって効果的な理由は、何より「続ける力」を育んでくれるからです。

新しい行動を始めたとき、最初から100%完璧にできる人はほとんどいません、毎日少しずつでも前に進むことが大事です。

セルフ・コンパッションを意識していると、たとえ途中で休んでも、それを「失敗」ではなく「ひと休み」と捉えることができます。

これが習慣化の大きなポイントで、1日や2日うまくいかなかったとしても、それで全てが終わるわけではありません。

重要なのは、次にまたチャレンジできること。

セルフ・コンパッションは、この「再チャレンジ」を優しくサポートしてくれるんです。

セルフ・コンパッションの簡単な取り入れ方


セルフ・コンパッションを日常の中に取り入れるための簡単なコツをいくつかご紹介します。

今からでもすぐに始められることばかりなので、ぜひ試してみてください。

■自分に優しい言葉をかける

何かがうまくいかなかったとき、まずは自分に優しい言葉をかけてみましょう。

「今日はちょっと疲れてるから無理しないでおこう」とか、「次にまたやればいいだけだから安心して」と、自分を励ます言葉を口に出してみる。

それだけで心が軽くなります。

■感情を受け止める

失敗したときや計画通りにいかなかったとき、その瞬間の感情を無視しないで受け入れることが大切です。

「今日はつらかった」とか、「今日はうまくいかなかったけど、それでもいいよね」とありのままの感情を認めるだけで、ストレスが少し和らぎます。

■小さな成功を褒める

毎日少しずつでも、できたことを自分で認めて褒めてあげましょう。

5分のウォーキングでも本を開くだけでも、決めたことをこなせたら、それをしっかり評価することがセルフ・コンパッションの第一歩。

自分を褒めることに慣れると、習慣化の達成率がグッと上がりますよ。

最後に


習慣化に挑戦する際に、セルフ・コンパッションを取り入れることは決して自分を「甘やかすこと」ではありません。

むしろ、自分の心と体に対して敬意を払って、無理なく続けるための大切なスキルと言えます。

自分を優しく扱うことで、結果として長期的に習慣を維持する力がついていきます。

あと、何か新しいことを始めたときに、それを続けられるのは「頑張り・根性」ではありません。

自分に対する理解や、失敗しても再挑戦する勇気、そしてそのための心のゆとりがあってこそ、行動し続けることができます。

セルフ・コンパッションは、そうした心のゆとりを育ててくれますので、ぜひ、自分にも思いやりの気持ちを持つことから始めてみてください。

★noteの習慣化にはちゃんとコツがあります



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